Isle of Man

IOM, Court of Arms (2001年8月26日撮影)

Isle of Man マン島はイングランドとアイルランドに挟まれた、アイリッシュ海に浮かぶ、長さ50km、幅20kmほどの小さな島です。

リバプールからフェリーに乗って、約3時間で、この小さな島の首都Douglasに着くと港の横にあるTower of Refugeが見えてきます。 このTower of Refugeは海に浮かぶかつての要塞跡です。

IOM, Tower of Refuge (2001年8月26日撮影)

マン島の紋章は上の写真の赤い盾の中にある3本の足のマークです。 赤地に3本の足はマン島の旗でもあります。 これはマン島に住むManannanという海の神が3本足であったからという伝説に基づいたものだそうです。

マン島は979年に既に独立したTynwaldと呼ばれる、民主議会をもち、世界でもっとも古くから議会を持っている国家です。

マン島はイギリスの一部ですが、首都Douglasとか国家という言い方をするのは、マン島は半独立国としてイギリスの中で認められていて、独自の議会政府を持っているからです。

この島が独自に持っているものは議会や政府だけではなく、使用している通貨や切手車のナンバープレートまでイギリスとは異なっています。

通貨はイギリスと同じポンドで、そのままイギリスの紙幣やコインが使えますが、この島の中で流通している紙幣とコインはマン島独自のものです。 また切手に関してはこの島のものしか使うことができません。

このように自分の街、村、地域、島に誇りを持っているのは、イギリス全体のどこに行っても感じることのできるものです。

IOM, 島政府 (2001年8月26日撮影)

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