John O'groats

John O'groats

John O'groats (1998年8月5日撮影)

ランズエンドが、音楽の終止符の書き出しだとすると、ここジョンオグローツは、終点です。 スコットランド、いやグレートブリテン島の最北端になります。 なぜこんな最北端の何もないところに来たのでしょうか? 誰にでもあるのではないかと思うのですが、最北端とか、最南端とか、とにかく端っこまで行ってみたいという希望が、私は人一倍強いような気がします。 日本でも、九州最南端の佐多岬、本州最南端の潮岬、本州最北端下北半島の大間崎、日本最北端の宗谷岬、日本最東端の納沙布岬と、全部行ったことがあります。 なぜなんでしょうね? とにかく、ここより先は、もう何もないというところまで行かないと気がすまない。

当然、グレートブリテン島の最北端も行かないと、気がすまなかったわけです。 家族の迷惑そうな顔に比べ、私の大満足の顔に、明確にその気持ちが表れています。

向こうに見える島は、オークニー諸島、北緯60度に近いところですので、夏でも、ものすごい風で、話し声も聞こえないほどでした。

右のほうに見える小さな港から、遊覧船が出ていました。 この船で、岬の東の岸壁のほうにまわりこむと野生のアシカの住んでいるところがあり、アシカの歓迎を受けました。

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