UAEアラブ首長国連邦での海外運用
今回、UAEアラブ首長国連邦で、A6/JH0CJHのアマチュア無線運用ライセンスを取得できましたので、今後UAEでの運用を計画されている方のために情報を共有しておきます。
A6でアマチュア無線のライセンス発給を行っているのは、EARS(Emirates Amateur Radio Society)となります。 まずは、こことコンタクトを開始しました。 Webサイトは、http://www.ears.ae/en/ です。
申請用紙などは公開されておらず、まずはe-mailでUAEで運用したいことを強くアピールし、申請用紙をもらうことが必要です。 この申請用紙をもらうためには、本来ドバイ近郊のSharjahにある、EARSの事務所に出頭する必要があるようです。 私は今回はドバイからは入らず、アブダビが中心でしたので、EARSに行くことができないことを説明し、担当者の方に何とかEARSのChairmanに掛け合っていただきました。 EARSのChairmanは相当な権力がある方のようで、この人の一存で申請自体の可否が決まるようです。 特に私の場合は出頭もせずにお願いしているので、半ばあきらめていました。 すでに到着以前から下記の書類は、自分でレターを作ってそれに添付する形で送付してありました。
- 運用に関しての基本的な情報(名前、住所、などと滞在期間や滞在目的)
- 日本のパスポートの写真のページのコピー
- 日本の無線従事者免許証のコピーと英訳証明
- 日本の無線局免許状のコピーと英訳証明
運用に関しての基本的な情報は、他の国でも申請には大体付けていますので、Formatをおいておきます
そして、入国後はすぐに、入国時のスタンプのページのコピー(私の場合はそのページを撮った写真)をEARSに送りました。
そして、何度か担当者にお願いして、ついにChairmanの許可を頂き、申請用紙を送っていただきました。 最後の段階で送られてきた、この正式な申請書類は、出頭して入手することが基本のようなので掲載できませんが、下記の3つの書類です。
- EARSのビジター用申請書 (運用場所、使用機器の明記が必要)
- TRA(Telecommunications Regulatory Authority)への登録用紙
- 宣誓書
この3つの書類に必要事項を記入し、メールにて提出し、下記のA6/JH0CJHの運用許可が下りました。 尚、ライセンス発給費用には250ADEが必要です。
申請用紙には、滞在場所まで明記しますので、ライセンスは滞在期間だけしか許可されません。 私の場合は2日間のみ。 しかし、ようやく入手できたライセンスで感激もひとしおです。
EARSのChairman、担当された方には本当に感謝しております。 この次ドバイに行くときには、ぜひともEARSを訪問したいと思います。
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2012年9月11日追記
上記ライセンス料の250ディルハムは3ヶ月有効です。 3ヶ月以内の再訪問時には、申請用紙を提出して、ライセンスレターを毎回受領する必要がありますが、申請料の払い込みは不要とのことです。
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2012年9月18 日追記 A65CJ / JE1STF / JH5ORO 渡瀬さんからの情報です。
UAEの空港での手荷物によるRIG持込みはややリスキーです。トランシーバの型式・シリアルNo.を記載したライセンスを提示しないと没収される可能性があります。