マレーシアでの海外運用


マレーシアは比較的外国人の運用実績が多いところで、いろんな情報がありました。 しかし、ライセンスを発行しているMCMC (Malaysian Communications and Multimedia Commission)のウェブサイトが変更になっていたりして、申請用紙やコンタクト先を探すのに少し手間取りました。 しかし、これらが見つかった後は比較的スムーズにライセンス発給まで行くことができました。

まず、MCMCのサイトですが、現在はここになっているようです。

http://www.skmm.gov.my/

ただ、どうもWebサーバーが変更された直後のようです。

そこでマレーシアのアマチュア無線連盟MARTSのホームページを探しだして、いろいろ調べてみました。

http://www.marts.org.my/

このTopページのDown Loadのところから、マレーシアにおけるアマチュア無線のライセンスの取得、開局の仕方、運用の仕方などがマニュアルになっている、Guidelines for Amateur Radio in Malaysia (First Edition) に一通り目を通しました。 外国人の運用免許取得についてもこの中に記述があります。 日本との間に相互運用協定はありませんが、該当部分にしたがって申請することにしました。

MCMCのWebが変更になっているので、MARTSからのリンクが壊れている場合があります。 その様な場合は下記のDocumentを参照してください。

Guideline Document:   guideline

Form A Document:  aaform

このForm A中で提出するものは、下記の2つで良いと思います。 (注1)

1. Form A

2. STATUTORY DECLARATION REGARDING SECRECY OF WIRELESS
COMMUNICATIONS

RE : APPLICATION FOR AMATEUR STATION ASSIGNMENT (CLASS A/B *)というレターがForm Aに入っていますが、これはMARTSメンバーからの推薦状のようです。 どこかの情報でMARTSへの所属がライセンス発給に必要と書いてあったように思いますが、私は短期滞在ですし、MARTSに加盟せずにライセンス発給だけを狙ったので、この推薦状は出していません。 (注1)

上記、Guideline Documentを読んで、Form Aを埋めて提出することになりますが、添付する資料としてはいつもの通り下記の資料が必要です。

  • 運用に関しての基本的な情報(名前、住所、などと滞在期間や滞在目的)
  • 日本のパスポートの写真のページのコピー
  • 日本の無線従事者免許証のコピーと英訳証明
  • 日本の無線局免許状のコピーと英訳証明

これらをまとめて、カバーレターを付けて提出するだけでOKだと思います。

Guidelineの中にある、RAEというのはアマチュア無線の試験の申請用紙ですのでこれは不要です。

ライセンス費用は申請費用9RM+3ヶ月間のライセンス費用60RMの合計で69RMです。 この支払いは銀行振り込みや、クレジットカードでは受け付けてもらえませんので、これも出頭して支払うことが必要です。 私は知人にお願いして支払いを行いました。

ライセンスは下のようなもので、従事者免許証と無線局免許状が一緒に印刷されています。

 

(注1): 2013年8月8日追記

三回目の免許申請において、Documentはすべての提出が必要となりました。 詳しくは補足情報をご覧ください。

 


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