CL6DX修理


クリエート・デザイン製、6mの6エレアンテナがフィールドデーコンテストで不調であったことを思い出し、今日修理をしてみました。 8月のこのコンテストまでは、まったく、このような問題はありませんでした。 事実、4月末のAll JAコンテストもこのアンテナで約24時間参戦しています。

障害状況はSWRが無限大になったり、しばらくすると元に戻ったりする現象です。 幸いコンテスト開始前と終了直前でこの現象が起きたので、大半の時間はOKでした。 おそらく現象の出方から、エレメントのラジエター部分の接触不良だろうと思って、給電部分を開けてみると、こんなことになっていました。 M型コネクターに接続している部分で同軸の芯線と外部導体が接触しています。 接触不良は接触不良なのですが、絶縁側でなく、短絡側の接触不良です。

before

これは恐い。 私は移動運用で、このアンテナを使っているだけですが、固定局も最近は6mでも1kWが許可される時代です。 1kW出力で、こんなことになったらアンテナが燃えるかも・・・・・

なぜこんなことになったのか、最初から内部の絶縁体が短かったのか、経年変化で収縮したのかはわかりません。 反対側のエレメントに固定されている側は内部絶縁体がきちんと出ているので経年変化ではないと思いますが。

after

バラン部分のケーブルを取り外して、M型コネクタ部分の外部被覆を1cmほど剥いて切り取り、内部絶縁体をきちんと外部導体から外に出して、さらに念のためビニールテープを巻いて修理しました。 修理後のSWRは計測していませんが、間違いなく、これで解決でしょう。

こんなところまで購入時にチェックする人はいないと思いますが、大電力の免許がある人は注意が必要かもしれません。

しかし、このアンテナを買ってから20年近く経つと思いますが、良く今まで大丈夫だったものだと思います。

 


JA1CTV
装備の道

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です