GPSデータロガー その後
GPSデータロガー GT-730FL-S/F-GFL100を購入してから2年が経ちました。
まず、心配していた内蔵バッテリーですが、2年経った今でも全く問題はありません。 15時間以上はデータの収集ができそうです。 アメリカや欧州便のフライトの最中でも電池は持っています。
このGPSデータロガーの使い方で2点ほど便利な情報を共有しておきたいと思います。
- 複数のデータの結合
- 国土地理院地図上での表示
複数のデータの結合
GPSデータロガーで記録した複数のデータを結合する方法ですが、たとえばフライトの待ち時間や、山の上で昼ご飯を食べたり、無線をしている時間まで記録を取り続けるのは電池を消耗するだけです。 また一点にずっと滞在していると、GPSデータロガーが自動でOffになることもあります。 このような時は移動時間だけスイッチを入れておき、目的地についたらスイッチを切っておくと良いです。 しかし、この場合、GPSデータとしては複数個ができてしまうことになります。 これを結合する方法です。
私はGT-730FL-S/F-GFL100からのデータの読み出しはCanWayという付属のソフトを使っています。 GPSデータロガーからUSB接続したPCでCanWayを立ち上げておき、読み込みます。 上記の通り、複数個のファイルができていますのでCanWay上はそれぞれのファイルごとにしか表示できません。 これを一日の山行全部まとめて表示させようというものです。
まず結合したい複数のファイルをひとつずつGPXというファイル形式にエクスポートします。エクスポートしたい記録を選択し、CanWayの上部にあるツールバーの「GPXボタン」をクリックします。
ファイル名をつけて、エクスポートするフォルダーを指定し、OKをクリック。
これで1つ完了。 これを結合したいファイル全部について行います。
この後が結合ですが、いまエクスポートしたGPXファイルは、じつは単なるテキストデータです。 これをメモ帳などのテキストエディターで開きます。 するとデータの内容は、こんな感じになっています。
選択した部分、つまり<trkpt…..>から</trkpt>までの部分が一つの地点を表わすデータで、これが連続して記録されているだけです。
このため、まず一番最初のファイルを開いて、そのファイル内容の一番下にある地点データ部分の
</trkpt>
の下にどんどんと結合したい部分の地点データをコピー&ペーストしていけば良いわけです。
ただし、ファイルの一番下にはフッター部分がありますので、その部分はフッターとして残す必要があります。 これがデータの一番下の部分ですが、
下記の3行の上の部分、上記赤矢印のところに次のファイルの<trkpt…..>から</trkpt>までの部分を追加していきます。
</trkseg>
</trk>
</gpx>
これで結合ができましたので名前を付けて保存します。 この時、使っているテキストエディターによっては、.gpx の拡張子で保存できない場合があります。 このような時は一旦 .txtでもいいので名前をつけて保存し、後からファイル名を xxxxx.txt から xxxxx.gpx に変更します。
次に、このxxxxx.gpxをCanWayでインポートします。
CanWay上部のファイルメニューから「インポート」、「GPX」をクリックし、先ほど作成したxxxxx.gpxを読み込ませます。
これで複数のデータが結合された地図がCanWay上に表示されます。
国土地理院地図上での表示
CanWayの中のGPS軌道はGoogle Map上に表示されます。 これを国土地理院発行の電子地図上に表示したいような場合もあると思います。 これはカシミールを使って表示させます。
カシミールの詳細な使い方は割愛しますが、まず、カシミールで使用する地図として地理院地図を指定します。 たしかデフォルトではこれになっていたような気がします。
ここで下のように「ファイル」メニューから、「GPX各種ファイルを読む…(T)」を選択します。
開いたファイル選択画面から、GPXデータを選択して「開く」をクリック。
これで、カシミールの中の地理院地図にデータが表示されます。
尚、カシミールでは一旦表示させたGPS軌跡が全部残って表示されますので、自分の山行記録としていっぺんに全部見ることができます。
軌跡が”地形図”に表示出来るなんて・・・・
アップロードありがとうございます。
赤鉛筆でコースを書き込むなんて行為
過去ののことになりつつあるような。
地形図も”買う”ものではなくなってきていますので
アナログ頭も切り替えていかねば
秋の夜長頑張ってみます。
今晩は。
僕はカシオのデジカメを使っています。GPSで軌跡を取ることができるので購入しました。しかし,レンズ系が弱いようで,すでに同じ箇所の2度の修理に出してます。
トラックデータは同じように取れます。自分の行程を記録で来て便利ですが,谷や深い森林には弱く,滝の位置などのポイントデータが上手く残せません。そのあたりはどうでしょう。GPSだと同じでしょうね。
ガーミンも持っていますが,RS232C接続なのでもう対応させるのが大変です。
WestCoast住人さん
本当に世の中変わりましたね。
でも、アナログも重要です。この世の事象は、やっぱり基本は全部アナログのような気がします。11月は山フェスよろしくです。楽しみにしてますよ。
あぶさん
GPS付きのカメラですね。最近APRSも気になってます。
私の持っているGPSドングルは谷でも大丈夫のようですよ。
ガーミンのGPSをお持ちなのですか? 良いですね。 今度見せてください。
簡単にできるのですね とても参考になりました