ICOM スタンドマイクの改造(外部キーパッド化) CRPさんのパクリ


IC756PRO2のマニュアルの最終ページにずっと前から気になっていたページがあります。

keypad

ボイスメモリーおよびCWのメモリーキーの外付け送出ボタンです。

コンテストなどで、リグのフロントパネルに手を伸ばしてボタンを押すのは結構疲れます。 「そんなことが・・・」と思うかもしれませんが、長いコンテストでは24時間もやっていると、ボタンが手元にあったらどれだけ楽かと何度も思い、このマニュアル最終ページを見るたびにいつか作ろうと思っていました。 そんな中、先日CRPさんがこれを絶妙のアイデアで製作した記事を見つけて、来年「ガチ」でCRPさんとやることになっているコンテストに負けてはならじと・・・・笑・・・・・、私も早速「真似っこ改造」をしました。 スタンドマイクに付いているアップダウンスイッチというほとんど使わないスイッチを使ってボイスメモリー、メモリーキーの送出ボタンにしてしまうというアイデアです。

必要なものは1.5kΩの抵抗2本のみ。 ジャンパー線なども必要ですが、マイクの接続コネクターも一切変更が不要です。

回路はCRPさんの作成したものが非常に判りやすいので、そちらをご参照ください・・・・手抜きさせて頂いてます。

http://blog.goo.ne.jp/jf2crp/e/7d77b8e1206a9e91b5f74bb4de1ab90b

私はICOMのスタンドマイクはSM20でCRPさんとは機種が違いましたが、回路は同じはず。 マイクの裏ぶたを外し、基板を外して回路をにらんで検討。 SM20ではR番号が10になっているなどの違いはありましたが、同様に改造が可能です。

まずは、SM20の基板はこんな感じです。 R10が見えにくいですがこれが470Ωの抵抗。

SM20r4

これは裏側。

SM20r3

改造のやり方は、それぞれやりやすい方法があると思いますが、私はまず

  1. パターンのカットを1か所
  2. オリジナルのジャンパー線を撤去
  3. 470ΩのR10を1.5kΩに取り換え
  4. 1.5kΩの抵抗を追加(空中配線)
  5. 新ジャンパー線の追加

となります。 いずれにせよ、CRPさんの回路図を実現できればいいので、この辺は各自の工夫次第です。

改造後の基板です。 抵抗の色が違いますが、どちらも1.5kΩです。

SM20r2

これは裏側。

SM20r1

これだけです。 テプラでラベルを張り付けて完成。

SM20r

最初、動作せずに焦りましたが、良くマニュアルを読むと、リグ側でキーパッドを使う設定が必要なのでした。 周波数のアップダウンは何も設定が必要無いので、てっきりそのままで使えるものかと思っていました。 設定完了後は完全に動作します。

この外部キーパッドの、さらに良い点はIC756PRO2はボイスメモリーやメモリーキーを使う時液晶画面で、メモリー送信専用の画面を表示させてから、フロントパネルのスイッチを押す必要がありました。 このためスペクトラムアナライザーが使えませんでしたが、このマイクのキーパッドにより、スペクトラムアナライザーを見ながらボイスメモリーおよびメモリーキーの送出が可能になることです。

CRPさん素晴らしい情報をありがとうございました。 きっちりパクらせていただきました。 これで来年のガチコンテストはいただきです。

 


JA1CTV
装備の道

4件のコメント

  • CRP

    おー、これはグッドアイデアですね!
    パクらせていただきます! (°O゜)☆\(^^;) バキ!

    • JA7DRJ

      初めまして

      記事じっくり読ませていただきました。

      私はこんな改造をしました。

      https://6919.teacup.com/a7drj/bbs

      ここの436の記事です。
      分解するにあたりかなり参考になりました。

      使い勝手はVYFBです。

      • JA1CTV

        DRJさん
        4ボタンですか?素晴らしい。DRJさんの記事も読ませていただきました。
        マイクスタンドが結構肉厚の金物なので大変だったのではないでしょうか?

  • JH0CJH

    CRPさん
    そうでしょう・・・
    どんどんパクってください。(°O゜)☆\(^^;) バキ!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です