VX-3をCHIRPソフトウェアで設定
このホームページでCHIRPを何回か取り上げて紹介してきました。リグのメモリ管理やパラメータの設定をパソコンからできるフリーソフトです。
その後、CHIRPも何度もバージョンアップされ、現在の最新版は10月8日版、ほぼ毎日アップデートされているようです。 すごいですね。
このソフトでメモリー管理や設定ができるリグもどんどん増え、現在のバージョンでは約180種類のリグに対応しています。
FT-817NDやFT-857は通信ポートがあるのですが、ハンディ機のVX-3などはパッとみたところ通信ポートはありません。 しかしアマゾンなどでもVX-3のUSBプログラミングケーブルが販売されています。
私が買ったものはすでに販売中止になっているようですが、Amazonのサイトで、「VX-3 プログラミングケーブル」などで検索すると今でも多く出てきます。
私は以前購入して、そのままほったらかしてあったのですが、先日この忘れかけていたケーブルを見つけてVX-3に接続してみました。
VX-3の上部にある、マイク・スピーカー端子を使って通信ができるようです。
USB端子をPCに接続し、VX-3の電源をONにすると、Windows 10の私のPCでは自動でドライバーが組み込まれました。
まずはVX-3の設定内容をPCに取り込みます。
VX-3をいったんOFFしF/Wボタンを押しながら電源を再度ONにするとVX-3がクローンモードで立ち上がります。 PCでCHIRPソフトウェアを立ち上げ、USBのポート番号を合わせ、CHIRPソフトでDownload from Radioをクリック、VX-3のBANDボタンを押すとリグ側が送信を開始します。
ダウンロードしたメモリーや設定をPCで設定しなおして、次は逆にPCからVX-3側にアップロードしてやります。
こちらは同様にクローンモードでVX-3を立ち上げ、V/Mボタンを押し、Waitの状態として、その後PC側でUpload to Radioをクリックするだけです。
PC側にダウンロートする時でもリグ側にアップロードする時でも、必ず受信側で受信状態に設定してから送信を行わないとエラーとなります。 これは以前の記事でも紹介した通りです。
パラメータの設定もできます。
FT-817などでは短波ラジオの周波数もプログラミングできましたが、なぜかVX-3の場合、FMラジオの受信はメモリーで設定できずメモリーの状態がおかしくなり、エラーになりました。 おそらくこれはVX-3でラジオを聴く場合RADIOボタンを押してFMの周波数にしますが、このあたりの仕様なのかも知れません。