ラズベリーパイでD-STARターミナルモード
先日、D-STARでターミナルモードを使えるようになったという投稿をしました。
D-STARのターミナルモードがどこまで無線という趣味の領域を満たしてくれるかは未知数のところもあるのですが、別宅でのアンテナも立てられないようなビルの谷間の住環境においては、これですら楽しみの一つでもあるのです。 しかし、ターミナルモードを運用するにあたり、パソコンを立ち上げて、そこにUSBケーブルで接続するのはどう考えても面白みが足りません。 PCの電力消費もあるし、パソコンが立ち上がっているならスカイプで話をした方が手っ取り早いという点でも何の面白みもありません。
ということで今、流行の手のひらサイズのPCである「ラズベリーパイ」でパソコンの代用ができないものか考えてきました。
しかしラズベリーパイで動かしているLinuxベースのOSではターミナルモードのソフトがありません。 ICOMから配布されているのはWindows OSベースのソフトとスマホなどで使うときのアンドロイドOSベースのソフトしか無いのです。
ID-31Plus ーPC(ICOMのターミナルモードソフト)-インターネット
という構図を
ID-31Plus ーラズパイ(ターミナルモードソフト)-インターネット
という形にしたいと思っていました。 しかしLinuxベースのOSの上で動くターミナルモードソフトがどれだけ検索しても出てきません。 やはりこんな特殊な要求は少ないのでしょうか?
そんな中でふと気が付いたことがありました。 LinuxベースのOSであるラズビアンではなく、ICOMから出ているWindowsベース、もしくはアンドロイドベースのソフトウエアが使えるように、ラズベリーパイの上にWindowsもしくはアンドロイドOSを動かして、その上でどちらかのターミナルモードソフトを動かしてしまえばOKであるということに気が付きました。
調べてみるとWindows OSを乗せるケースは、Windowsアプリを動かせるほどの力はなさそうです。 このため、ラズパイをアンドロイドOSで動かす方向で考えてみました。
参考にしたのはこのページです。
結果としてラズパイの上でアンドロイドOSが動きICOMのRS-MS3Aを動かすことができました。
このようにアンドロイドが動作しています。 ICOMのターミナルモードでの動作をさせるアプリRS-MS3Aをインストール。
快適に動いています。
これでまた楽しみが広がりました。
ラズベリーパイで「Windows 10 IoT Core」が使えるらしいことは知っていたのですが
それで運用できるかどうかは分かりません。
ラズベリーパイでD-Star運用はモッテコイですよね。
I-COMさんもLinux用の物を出せばいいのに。
仕様が公開されているものなら作れるかもしれませんね。
JXWさん
そうなんですよね、Linuxベースのソフトがあれば一番楽なんですが。 どうせ無償で提供しているのでソースコードだけでも公開してくれればいいのにと思います。 でもOSからごっそり交換してアンドロイド版で動かすというのは気がついた自分でも盲点だったなと思いました。Windows10 IoT Coreでもできるんですね?ちょっと重そうなので私はアンドロイドを選びました。 それではよいお年をお迎えください。
「Windows 10 IoT Core」はWin32アプリをサポートしていないため、残念ながら、既存のソフトは動かないと思います。動くのはWindows10互換のUWPです。
http://image.itmedia.co.jp/l/im/mn/articles/1607/14/l_hi_wit01.jpg
Linux上の仮想化ソフト(KVM等)でWindowsを動かす方法は有るのですが、処理能力的に厳しいのでandroidは現時点では正解ですね。
PVVさん
了解です。私もWin10 IoT Coreはちょっと重いかなと思いました。おそらくターミナルモードのソフトのやっていることはものすごく軽い処理だと思いますが、Windowsアプリそのものがその何倍も重そうですね。Emulatorもラズパイの上では期待できないのでアンドロイドとしました。正解だったようです。
良いお年をお迎えください。
HNY。
ラズパイ、ID31&74、スマホ(iOS&Android)は準備。
が、どの分野の知識も今一つ足りず。
ラズパイは超初心者なので、あれこれご教授頂ければと
願っております。
RQ王さん
いつもありがとうございます。
もちろんです。私もまだまだD☆はわからないことが多いのでよろしくお願いします。