FT-817ND外付けバッテリー2


FT-817NDを山に持って行って運用する際のバッテリーは、5年に渡り、このリチウムフェライトバッテリーを使っています。 このバッテリーは1kg弱でとても軽く、電圧も13V以上、電圧の自然放電もほとんどなく5年たった今でも重宝しています。

ハムフェアでも何人もの方に紹介してきました。

このように全く不満は無いのですが、一つだけ問題があります。 それはこれを持って飛行機に乗って行く場合です。 北海道や九州、四国、沖縄などで運用した際に、このリチウムフェライトバッテリーを持っていきましたが、2回ほど安全検査で足止めをされました。 確かにこのバッテリーが手荷物や預ける荷物にあるとちょっと不安になる場合があります。 実際には航空法で許可される容量なのですが、説明しても航空会社で確認するのにずいぶん時間がかかります。

このため、こんな電池も使いました。 単3型のニッケル水素電池10本で12.5Vを出すものです。 しかし、電圧も容量も不満です。 また電池の本数が多いことで一度に充電するときの充電器も2つ必要。 これではやはり不満が残っていました。

そこでいよいよリチウムイオン電池の18650を使うことにしました。 これは単3電池よりも大きく1本あたりの電圧は3.7Vです。 これを4本直列にすることで14.8Vを得ることができます。 私が買ったのは通常出回っている緑色のものではなく、NLA製の3700mAhのものです。2200mAh のものもあるようですがやはり大容量のものを買いました。 充電器はDutisonというメーカーのものでこちらもAmazonで買いました。 各電池一つ一つに個別に充電できるため安全性も高いです。

そして、電池のケースは秋葉原で実物をみて決めました。 Amazonで売っているものは電池ケースの様子から電源コードも細そうに見え、材質も不安だったので実物を見て買うことにしました。 結局Amazonと同じようなものしかありませんでしたので、電源コードは少し太いものに交換しました。

18650電池を充電し、直列のケースに入れて電圧を測ってみるとなんと16.6Vこれでは電圧が高すぎて、定格13.8Vを大きく超えるためリグが破損する可能性があります。

そこでAmazonでDC-DCコンバーターを買ってみました。 これが本日到着。 組み立てて電圧を調整すると入力が16.6Vに対し出力を13.8Vに調整できました。 DC-DCコンの表示を13.4Vに調整し、ちょうど出力13.78Vとなりました。

これでしばらく様子を見てみたいと思います。

もしかしたら18650電池の充電直後だけの高電圧かもしれませんので、その場合にはDC-DCコンをすぐに外せるようにPowerpoleのアダプターで接続するようになっています。 ステップダウン型のDC-DCコンは入力電圧に対し、出力が1.5V程度下までが上限電圧となるためです。

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2018年10月11日、電流容量が小さいのでこの方法に変更しました。

 


JA1CTV
装備の道

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