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IC-7000、FT-857D、FT-817ND受信特性比較-2

次はIC-7000M, FT-857DM, FT-817NDの受信感度の比較をやってみました。 (以下、”IC-7000″, “FT-857D”)

これは、平塚市の湘南平で行いました。

試験内容は50MHzでダイポールアンテナを5mの高さに上げ、三重県伊勢市朝熊山のJA2IGYビーコンを受信します。 単に受信するだけだと、比較しにくいので出来るだけ過酷な状況を作るため、ダイポールアンテナのビームサイドがJA2IGYの方向になるようにアンテナを向け直します。 つまりアンテナを信号が一番弱くなる点に固定し、アンテナはそのままで、各リグでの受信状況を調べてみました。

benchmark0

現在の私の運用における現役、三役そろい踏みです、おもしろそうな試験で皆さん興味が湧くことと思います・・・・・

benchimark1

左からFT-817, FT-857D, IC-7000

さて、結果ですが、これは期待・・・・?に反して、どれも同じ程度の感度でした。 動画ファイルを下記に添付します。 前記のとおり、信号が一番弱いところの比較なので、「ノイズだけで何も判らない」という方もいるかも知れませんが、この信号が聞き取れて判読できる、私同様アレゲ系の方への試験結果提供ですのでご了承ください・・・・・笑

 

FT-817ND

IF BPF : 500Hz, DSP NRはもともと無し

FT817ND_JA2IGY

 

FT-857D

IF BPF : 300Hz, DSP DBF : Off, DSP DNR : Off

FT857D_JA2IGY

 

IC-7000

IF DSP BPF : 300Hz, DSP NR : Off

IC7000_JA2IGY

 

多少FT-817NDが聞き取りにくいようですが、録画時だけ少し長いフェージングで信号が弱った時で、実際には他の機器に遜色なく聞こえていました。 スペック上はFT-817NDの感度が一番もの足りないようですが、どうして、どうして 小結も頑張っています。 こう考えるとFT-817NDは良く出来たリグだと思います。

FT-857Dはちょっと受信しているトーンが低かったかもしれません。 IC-7000は多少周波数の調整でトーンが高く録画では聞こえやすいですが、3機種、ほとんど聞こえ方に違いはありませんでした。 もう少し差があるとおもしろかったのですが、残念。

結局IC-7000とFT-857Dの対決では両者1勝、1敗、1引き分けになったようで・・・・・・ あまりにも「玉虫色」でしたか? ・・・完璧なこのクラスのリグの登場を待っています。

他にもひとつやってみたい比較試験がありますが、どうやるか考え中です。

 

IC-7000、FT-857D機能操作性比較

受信飽和特性の比較では、IC-7000に比べて、FT-857Dの方が勝っていることが判りました。 私の使い方の中で、結構重要な位置を占める、コンテストでの使用に際しては、特にこの受信飽和特性が重視されます。 それではコンテストや移動運用での使用にはFT-857DがIC-7000を完全に凌駕しているのでしょうか?

次は、受信感度の比較の前に、まずIC-7000とFT-857Dの機能と操作性について比較してみました。 私の運用は、CWとSSBでの運用が大半で、FMやRTTY、リピーターなどでの運用はほとんど無し、という使い方の範囲内での比較です。

結論から言いますが、これは、私の使い方の中では完全にIC-7000のほうが勝っていると思います。 FT-857Dは受信飽和特性は上ですが、操作性が悪い。 これは本体が小さくてボタンを共用しているから操作性が悪いというだけではないように思います。 ボタン数はIC-7000のほうが確かに多いが、それ以上にIC-7000では、その機能の使われ方が十分検討されている感じがします。

これに対して、FT-857Dはどう考えても、その機能の使われ方を知っている人が設計したものではないという気がする部分すらあります。 このため無駄な単独ボタンがあったり、良く使うボタンがファンクションボタンで探さないと出てこないようなものがあります。 FT-857Dは、基本機能がIC-7000よりも上であるだけに残念、改善の余地は多いと思います。

 

機能比較

機能IC-7000FT-857D自分の使い方とのマッチング
LCD表示◎ 運用に際して必要な設定内容や状況が視認性も良く表示されている。△ 表示エリアも小さく仕方ないところがある。カラーLCDでの表示はIC-7000(以下I)のほうがダントツに良し、FT-857D(以下F)では相当見劣りする。 これは価格差もあり仕方ないところではあるが。
メーター表示◎ Sメーター、送信出力、ALC、ボイスコンプレッション、SWRを横方向のバー表示 全部一緒に表示することも可能 リグの温度表示もある△ 受信時はSメーター、送信時は送信出力、変調、ALC、SWRのどれか1つ選択 左横に縦方向の表示、Sメータは1-9++の数値表示もある。Fでも実用上は必要十分である
ボイスメモリー◎ 有、4つX 無ボイスメモリーはコンテストでは有利、というよりも不可欠。
CWメモリーキー◎ 有、4つ△ CWビーコン機能で代用、1つ、マニュアルには3つあるということだがどうやって設定するのかいまだわからず設定方法を探していますFの使いにくさは明らか、操作性比較を参照。両者とも再生はファンクションキーであり、該当するメニューを常時表示させておく必要がある。個別のボタンがあると良い。
DSP◎ IF DSP 過大入力で前段アンプで飽和すると当然意味なし。△ AF DSP 利きは良くない
◎ AF DSP+IF BPFの組み合わせが可能なのは良い
DSP自体の機能に大きな差があるが、FのIF BPFとの組み合わせは良い、受信性能比較-1参照。
デュアルパスバンドフィルター◎ IFシフト、デュアルパスバンドフィルター有り〇 IFシフトはあるが、デュアルパスバンドフィルターは無い機能はIが勝っているが、飽和特性でFが勝っているので特に大きな問題ではない
フロントパネルセパレーション〇 特殊ケーブル〇 試してないが普通のRJ14ケーブル(6芯電話線)で可能と思う しかし装着、取り外しはやりにくいIはセパレートにしないときはケーブル不要。 Fはセパレートにしないときでも短いケーブルが必要(付属している)
消費電力X 受信時でも1.2A程度の消費電力◎ 受信時660mAの消費電力
対電圧降下X 受信では9.5Vになったときに無線機の電源が落ちる。 送信では10.0Vになったときに無線機の電源が落ちる。 周波数のずれは観測されず、落ちる直前まで同じ周波数。◎ 受信は7.5Vになったときに無線機の電源が落ちる。 電源をOnに出来るのは9.2V以上 送信では電圧が下がるとともに送信出力は減るが7.5Vまで無線機の電源が落ちない。 周波数のずれは観測されず、落ちる直前まで同じ周波数。
放熱X FANはついているもののとても熱くなる。◎ ほとんど熱くならない。消費電力にも関係しているものと思うが、Iは心配になるほど熱くなる。

 

操作性比較

操作性IC-7000FT-857D自分の使い方とのマッチング
メインダイヤル〇 約40mm径〇 約38mm径特に差は無い、IC-7000(以下I)はダイヤルの重さを4段階調整、FT-857D(以下F)は調整なし。
機能呼び出し〇 メニューボタンで呼び出し、長押しでグループの切り替え、一画面4つX ファンクションボタン>セレクトダイヤルで呼び出し、一画面3つFはファンクションボタンを押してからでないと、セレクトダイヤルで周波数が変わってしまう。ファンクションの切り替えなのか周波数の変更なのかの判断が小さい表示のみで、しかもファンクション設定にはタイムアウトがあるので、知らないうちに周波数を変えてしまったりする。 これが個人的には最大の難点。
詳細設定△ メインの設定はAFボリュームの短押しで呼び出す。 その後ファンクションキーにあるグループごとに設定。 しかし一部のCW関連、Voice関連の設定はこの場所にはなく、選んでいるモードにより別の場所でメニューを選ぶようになっており、設定箇所がバラバラの印象を受ける。〇 ファンクションボタン長押しで設定画面を呼び出し、セレクトダイヤルで項目選定、メインダイヤルで設定値変更。すべての設定はこの場所で一括設定。Fは一箇所に集まっているので判りやすい。
プリアンプON/OFF〇 単独On/Offボタン有り△ ファンクションボタン>セレクトダイヤルでIPOのOn/Off IPO OnはプリアンプOffのことプリアンプは周波数ごとに設定しっぱなしであり、特に大きな差ではない
アッテネーターON/OFF〇 単独On/Offボタン有り、プリアンプボタンの長押しX ファンクションボタン>セレクトダイヤルで選択ATTのOn/OffはプリアンプOn/Offよりも頻度は高く重要、この点でFは設定に時間が掛かりすぎてしまう。
バンド切り替え〇 Up, Downそれぞれ単独ボタン〇 Up, Downそれぞれ単独ボタン差は無いがFはメインダイヤル回りのボタンなので、どちらがUpでどちらがDownか見えにくい。
Mode切り替え〇 単方向ローテーション、単独1ボタン〇 両方向ローテーション、単独2ボタン特に大きな差ではない、というよりもスペースが少ない中でFは両方向単独にボタンを持つ必要があったのか? どちらの方向に進んだら逆方向より早くそのモードにたどり着くなどと覚えている人がいるのか?別の機能をこの単独ボタンの1つに割り当てるべきだったと思う。単独ボタンがもったいない。
Tunerボタン◎ 単独ボタン有 Callボタンの長押しX ファンクションボタン>セレクトダイヤルで呼び出してからボタン押下Iは単独ボタンがあるが、Fは外付けATUを使うHF移動ではファンクションボタンを呼び出す必要があり面倒、これは自分にとっては大きな差。
Call/Homeボタン〇 有 〇 有FMメインチャンネルの呼び出しボタン、両方とも個別の単独ボタンを準備しているが、個人的にはFMではあまりQRVしないので不要、せっかくの単独ボタンがもったいない。何かに変えたいところ。
RIT/CLAR〇 左下外側のダイヤルで調整
X 数値は常には表示無
〇 ダイヤルを1ステップ回すとどれだけ掛かっているか表示
〇 一発クリアあり
〇 セレクトダイヤルで調整
△ Up or Downのみ表示
X 数値は不明
X 一発クリア無(下のIFシフト参照)
Iは回した瞬間RIT値がポップアップ、しばらくすると消える。
Fは上か下かだけが表示されるだけで、どれだけRITが掛かっているか常に不明、またRIT調整分が直接メイン周波数表示を変える。CLARって⊿Fではないと思うが?
IFシフト・デュアルパスバンドフィルター〇 PBTダイヤルを一押し、LED点灯している状態で、外側、内側のダイヤルで調整する 操作もLCD上の表示も直感的で判りやすい△ CLARボタン長押しで、セレクトダイヤルでIFシフトIはひとつのボタンダイヤルで完結、Fは別ボタンとセレクトダイヤルの2箇所で設定 さらにFはCLARでRIT設定中にIFシフトをしようとするとRITが一発でクリアされる。 CLARとIFシフトが共存できない設計。 不思議?
ノイズブランカー〇 単独ボタン、長押しでレベル調整△ ファンクションボタン>セレクトダイヤルで呼び出してからボタン押下、長押しでレベル調整常時ONにしているので大きな差ではない
ノイズリダクション〇 単独ボタン、長押しでレベル調整〇 単独ボタンで呼び出し、機能スイッチ押下、長押しでレベル調整Iは1アクション、Fは2アクションだがほとんど使わないので大きな差ではない
ノッチフィルター◎ マニュアル、オートとも単独個別ボタンX 単独ボタンで呼び出し、その後DNFボタン押下。 利きは悪い。Iはマニュアルノッチは2ポイント指定、Wide, Mid, Narrowも選べるが、複雑すぎて使ったことなし
ダイヤル早送り〇 TS単独ボタン〇 電源スイッチボタンを短押し同等
ダイヤルロック〇 SPCHボタン長押し〇 単独ボタンFはメインダイヤル横なので慣れないと横を見ないとどのボタンかわからない
VFO/MEM切り替えX メニューで呼び出し、ファンクションボタン押下〇 単独ボタンFは単独ボタンで良いがメインダイヤル横なので慣れないとどのボタンかわからない 私はあまり使わないので関係ない
CWメモリーキー内容設定◎ファンクションボタンで選択、エディットは英字、記号、数字を選んでメインダイヤルで文字選択X CW Beacon機能の内容書き換え、CW Beaconは一段深いEXT機能グループ、英字、記号、数字のグループ分け無し。 なんと文字の途中挿入不可。EditのしやすさはIがはるかに良し、特に文字挿入がFは出来ないので全部入れなおしになる。 これは自分にとって大きな差。 本当に出来ないのだろうか?いまだにやり方を探している。
電源電圧表示△ 無〇 有、常時表示表示は移動運用では少しだけ便利、それほど大きな差ではない
時計表示〇 JST, UTC等使い分けられる、常時表示△ 無あまり使わないが海外で運用するときやDXとやるときはちょっとだけ便利
スプリット運用◎ メニューで呼び出し、長押しでクイックスプリット設定可、TX周波数のモニターボタンあり、これを押している間メインダイヤルでTX周波数の変更が可能△ ファンクションボタン>セレクトダイヤルで呼び出し設定、クイックスプリットはSPLとは別にあり、これを長押し、TX周波数のモニターボタン無し。 VFO切り替えでやるしかないFはクイックスプリットはSPLの長押しにできなかったものか IはTX周波数のモニターが出来る点、さらにモニターしながら可変できる点で便利 Fはモニター機能すらない。
CW KeyスピードX AFボリュームダイヤルを短押しでクイックメニューから選択して速度変更△ ファンクションボタン長押しで設定画面からも出来るが時間が掛かる、このためファンクションボタン>セレクトダイヤルでKYR ON/OFFボタン長押しで速度変更可能(これはマニュアルに記述のない裏技?)下の個別設定参照。
個別設定X 無〇 セレクトダイヤル長押しでいくつかのメニューから自分の好みで機能を割り当てられる、私はCW Keyスピードを割り当てたが変更するときにLCDにスピード表示が出ない なぜ?Fについて設定内容の表示が出るようにして欲しかった。
送信中の設定変更〇 送信中でもフィルター帯域や送信電力など大半の設定が可能X 送信中は不可能CWでオートCQ中などにパラメータを設定したくなることは多い。
マイクの取り付け、取り外し〇 LANケーブルと同じRJ45ジャックで取り付け、取り外し簡単△ ジャックはRJ45で同じだがフロントパネルをはずさないと取り付け、取り外し不可能Fのマイクコネクタはロックピンが壊れにくい構造で良し、Iは良くある壊れたLANケーブルのコネクタのようにロック部分が壊れやすい

 

期待している機能や、操作性は個人の使い方に左右されるところが大きいので、単純に良い悪いの比較はできませんが、◎を3点、〇を2点、△を1点、Xを0点とすると、IC-7000は70点、FT-857Dは52点という結果になりました。  

次は感度の比較を報告します。 つづく

 

IC-7000、FT-857D、FT-817ND受信特性比較-1

IC-7000M、FT-857DM、FT-817NDの3機種について、受信特性の比較をやってみました。 (以下、”IC-7000″, “FT-857D”)

まずは、隣接周波数からの妨害による、受信アンプの飽和特性を比べて見ました。 といっても私は高価な測定器を持っているわけではないので、感覚による比較だけです。 しかし、単に漠然とした比較では意味がないので、数値化してみました。

この試験のきっかけは、先日FT-857Dを購入した際に、オプションのIFフィルターを購入するべきかどうかという点でした。 FT-857DはIC-7000のようにIF DSP機ではありません。 アナログ機であり、AF段にだけDSPがついています。

このFT-857のAF DSPだけでも、フィルター特性がある程度期待できるので、オプションのIFフィルターは不要という声もありますが、AF DSPだけの場合、選択度特性にはある程度期待は持てるものの、IF段以降のアンプの飽和や隣接周波数妨害に対しては無防備であると思ったため購入しましたが、フィルターの有無でどれくらい隣接周波数の影響が変化するのか調べてみたかった点です。

どのような試験をやったかというと、まず試験対象のリグを7MHzのダイポールアンテナに接続し、S=9くらいの信号を受信します。 その状態で、もう一台のリグ、固定局で使用しているIC-756PRO2を6mのアンテナに接続し、7MHzでは全く同調は取れていませんが、数W程度の信号を発信。 CWの短点の連続を送信します。 数Wで非同調のアンテナに無理やり乗せていますのでほとんど電波は出ませんが、極至近距離にあるため、試験対象リグでは近傍局からの隣接周波数妨害としてのシミュレーションとすることが出来るものです。 その状態で送信側の周波数を連続して変化させ、試験対象リグで受信している周波数に、信号受信が困難になるまで周波数をUp側・Down側の両方から近づけていき、どれくらい近傍までS=9信号の受信が可能なのかを調べてみました。 つまり感覚的な評価ではありますが周波数範囲という数値への転換を行うことで比較を行っています。 使用した周波数帯は7MHz、モードはCWにて調査。 何度か繰り返し、大体同じような結果になりますので、ある程度の信憑性はあるかと思います。

この試験を

  • ケース1: FT-857D, DSP DBF ON(240Hz), IF BPF OFF(セラミックフィルタのみ)
  • ケース2: FT-857D, DSP DBF OFF, IF BPF ON(300Hzコリンズメカニカルフィルター)
  • ケース3: FT-857D, DSP DBF ON(240Hz), IF BPF ON(300Hzコリンズメカニカルフィルター)
  • ケース4: IC-7000, DSP NR OFF, IF BPF ON(300Hz DSP IF フィルター)
  • ケース5: FT-817ND, IF BPF ON(500Hz コリンズメカニカルフィルター)

の5つのケースについて比較してみました。 

また、上記の全ケースでDSP DNR(ノイズリダクション)はOFFとしています。

結果は、下のようになりました。

ケース条件妨害周波数範囲 (使用不可能な範囲)備考
1FT-857D
- DSP DBF ON(240Hz),
- IF BPF OFF(セラミックフィルタのみ)
- DSP DNR OFF
+2kHz/-900HzDSP DBF ONでの受信音に挿入損失を感じる
2FT-857D
- DSP DBF OFF
- IF BPF ON(300Hzコリンズメカニカルフィルター)
- DSP DNR OFF
+/-500Hz
3FT-857D
- DSP DBF ON(240Hz)
- IF BPF ON(300Hzコリンズメカニカルフィルター)
- DSP DNR OFF
+/-500HzDSP DBF ONでの受信音に挿入損失を感じる
4IC-7000
- IF BPF ON(300Hz DSP IF フィルター)
- DSP NR OFF
+/-1kHz

但しS=9+のノイズ +/-6kHz
5FT-817
- IF BPF ON(500Hzコリンズメカニカルフィルター)
- もともとDSP DNR無し
+/-800Hz

ケース1のAF DSP BPFのみの時と、ケース2のIF BPFのみの時との比較から、FT-857DについてはIF BPFが、予想通り、隣接信号に対して大きな効果があることの確認が取れました。 オプションのIF BPFは単に選択度特性改善のためではなく、隣接妨害からのプロテクトによるIF BPF以降の抑圧・飽和防止のほうに意味があると考えることができると思います。

それから、ケース3のようにIF BPFとAF DSP BPFの両方を使う場合ですが、AF DSPをONにすることにより受信レベルが下がり、挿入損失があることを明らかに感じます。 このため、受信音の明瞭度と隣接妨害の点でケース2が一番良いと感じました。

そして注目すべきはケース4のIC-7000です。 隣接周波数からの妨害に対しての利用不能範囲は明らかに違います。 こんな至近距離で出てくる妨害信号は可能性として低いとしても、IC-7000では信号は聞こえるものの、+/-6kHzで信号以外のノイズが、S=9+で非常に強力に聞こえるため、信号自体が非常に聞き取りにくくなります。 私の予想はまったく異なっていました。 IC-7000のIF DSPのほうが、切れがシャープで、はるかに隣接妨害に強い気がしていたのです。 IC-7000も、IF DSPとはいえ、トリプルコンバージョンで落とした最後のIF段でのDSP処理です。 いくら、IF DSP回路のフィルターの切れが良くとも、また数10Hzくらいの帯域にカットしても、それが前段アンプで飽和していたら、すでにノイズだらけで、抑圧を受けた信号を切り出しているに過ぎず、強大隣接信号への対策という意味では何の意味もありません。 IF DSPに入る前で飽和していなければ(通常の入力レベルでの運用であれば)IF DSPのフィルターの切れ、安定性、帯域の可変性は、もちろんすばらしいものになります。 今回使用した周波数は、7MHzですのでプリアンプはOFFにしています。 さらにATTを入れても全体ノイズは減るものの、隣接妨害からのノイズレベルの変化(信号とのSN比の変化)はありませんでした。 また、CW・SSB信号の回路では、各3段階のミキサー後段のクリスタルフィルターには15kHz帯域のものが使われているようです。 +/-6kHzでの高レベルなノイズはちょうどクリスタルフィルターの帯域幅に近く、おそらくIF段での飽和があることが予測できます。 各RF/IF段でのレベル配分もあると思いますが、やはりIF BPFでの絞り込みは、隣接信号による受信系の飽和・抑圧の結果に相当な影響があるようです。

ケース5のFT-817NDですが、これもIF BPFがよく効いており、隣接妨害には強い結果が出ています。 ただこちらに実装しているIF BPFは500Hz帯域ですので少しだけ、影響を受ける範囲が広くなっていますが、300Hzのものを使えばFT-857Dとほとんど同じ結果になったものと思われます。

次は機能、操作性の比較試験を行ってみました。  受信特性比較の-2はもう少しお待ちください。

つづく

 

神奈川県平塚市

神奈川県平塚市(JCC#1104)

土曜日に出張から戻ると、先日修理に出したIC-7000が戻ってきていました。

今日はIC-7000とFT-857、FT-817の感度の比較をやってみるつもりで、3台のリグを持って、平塚の湘南平まで行ってみました。

比較試験の前にまずは移動運用。

hiratsuka

8時半に湘南平に到着。 朝早いのでまだ誰もいません。

50MHzのダイポールを5m高に上げて運用開始。 50MHz SSBだけの運用になりました。 QSOできた局皆さんから、「風が強くて大変ですね」という声をかけていただきましたが、運用開始後は風もなく穏やかで無風状態でした。 10時頃から湘南平も少し風が出てきましたが、陽だまりは暖かい一日でした。

本日の成果

  • 50MHz SSB : 34 QSO

 

2013年1エリア6m AMコンテスト

今年もあと1週間になりました。 そして、またもや、この日がやってきました。 1エリア6m AMコンテストです。

昨年、一昨年と県外部門で優勝できたコンテスト。 今回も気合が入っていますが、先週中頃から降った雪や路面凍結が心配です。 朝5時に起きて、まだ真っ暗な中を出かけました。

場所は駿東郡小山町。 路面には凍っているようなところもありましたが、なんとか、7時には無事、目的地まで到着。 いつもの移動予定地は真っ白に雪が積もっていました。

2013_6m_am_test

寒い中アンテナを組み立てて10m高にフルアップ。 今日は天気予報によれば風は無いということでしたが、一応ステーを張りました。 ペグを打つ土も凍っていてカチンカチンです。

2013_6m_am_test2

しばらく、6mのSSBで遊んでから、コンテストの10時開始にあわせて、AMの周波数にQSYしてしばらく運用。 しかしここで大問題が起きてしまいました。 IC7000が故障・・・  出力は20W程度でしたが・・・・しばらく運用できていたのに、理由がわかりません。  とりあえず、その場で文句を言っても始まらないので、即、予備機のIC706MK2に交換。 開始時間には、間に会いましたがボイスメモリーもないし、大変です。 久しぶりに生ボイスCQで3時間の参戦でした。

20年前のアナログ機ではどうなるかと思いましたが、何とかフル参戦。 多くの方に呼んでいただきました。 おかげで昨年よりも、局数マルチで上回ったようです。 しかし、今回はたくさんのエリア外局もおられましたし、どうなることやら。

そして、撤収後、リグのトラブルに続いて、帰りの車での帰宅中に、何度か車がエンスト・・・ オートマ車ですから、どこかの不良です。 最近の車は、キーレスでスイッチが押しボタン式ですが、エンジン始動時の危険回避のため、ギアをPポジションでブレーキを踏んだ状態でないとエンジンは掛かりません。 つまり走行中にエンストすると路肩に停めてエンジンをかけるしかない。 後続車もあることですし、冷や冷やものでした。 そのまま車のディーラーに持ち込み修理は終わりました。 原因は先週の車の修理時の配線緩みだそうです。

なんとなく、ついていない一日でした。 せめてコンテスト結果に期待したいところです。

本日もたくさんの方に呼んでいただきました。 ありがとうございました。

PS ところでこのコンテスト今回からログは郵送だけだそうです。

 

神奈川県小田原市根府川温泉

神奈川県小田原市根府川温泉(JCC#1107, 湯-660)

先週は、カードの整理で終わってしまい、昨日は調子の悪くなったプリンターとの格闘していたので、今日は久しぶりに移動運用してみました。

移動地は小田原市の「根府川温泉」(湯-660)で、ゆけむり運用が目的です。 根府川温泉は真鶴半島の少し北側です。 今日は日曜なので、出来るだけ早く運用を切り上げないと、伊豆からの帰りの車で大渋滞になるので、この近辺の移動運用は午前中が頼りです。

朝8時ころに出かけて運用開始は8時45分頃。 場所は根府川駅から根府川温泉に向かう途中。 南東方面だけは良く開けた場所です。 写真の雲と海の境が良く見えませんが、崖の向こう、眼下に太平洋が広がっています。

nebukawa-yu

最初は7MHzで、IC706MK2とモービルホイップでスタートしました。 今日はJLRSのコンテストもあるためか、バンド中ノイズが多く、ざわついており、7MHzでは混変調によるQRMで苦労しました。 その後、しばらく運用してから、リグをIC7000とAH-4の釣竿アンテナに変更。 その後は、受信も楽になりました。 やはりIF DSP、狭帯域フィルターと混変調には、いちばん影響が大きいRF RX Ampの高インターセプトポイントの違いは大きいと実感しました。

10MHzでも、すこしだけ運用して、11時を回ったため、11時09分のQSOでCL。

  • 7MHz CW : 61 QSO
  • 10MHz CW : 16 QSO

根府川温泉でのQSO、合計は77 QSOとなりました。

 

まわりこみ対策(続編)

先週までの、まわりこみ対策では、結局解決に持ち込めませんでした。

いままでやったことをまとめると、リグから出ているケーブル(電源、RF、フロントセパレート、アンテナチューナー、etc.)にパッチンコアと呼ばれるEMC対策のフェライト材を入れてみましたが・・・・ダメ。 モービルホイップアンテナの移設・・・・ ダメ。 アンテナおよびRIGのグランド対策・・・・ダメ。 と散々な結果。

この結果を元に、更にいろいろと考えて、次の2つを有力候補として考えていました。

1. フロントパネルのグランド

これは、IC-706, IC-706MK2, IC-7000に共通のフロントパネル分割の問題で、それぞれフロントパネルからヘッドホンを使うと、まわり込みが激しくなるという現象から思いついたものです。 セパレートケーブルから先が全部RF的にフロートしているのではないかと疑いました。 もちろんフロントパネルはセパレートケーブルを通して、本体経由グランドに落ちているはずですが、RF的にグランドに落ちているかどうかは、大いに疑問が残るところ。 特にヘッドホンを接続すると、ひどくなるあたりが、非常にに怪しいところです。 ということで、この対策には何かひらめくものがありました。 しかし、IC-706系にもIC-7000にもフロントパネルにグランド端子がありません。 悩んだ挙句、ヘッドホンの端子からグランドを取ってみました。 しかし、残念ながら結果は変わらず。 ワニ口クリップ経由でのグランドなので、もう少しまともなグランド端子があれば、何らかの結果が出るかもしれませんが、グランドの端子もありませんし、結局この対策はあきらめました。

2. 障害部分への対策

次は究極の対策。 燃料ポンプの配線にパッチンコアを入れるという対策です。 上記までの対策で、ほぼ送信側でできる対策はほとんど出尽くしましたので、障害を受けている燃料ポンプへの配線に対策をしようというものです。 さて、その配線がどこを通っているのかが問題です。 車屋さんに相談しに行ってみましたが、配線は車内のカーペット下を通っているため、車の座席を全部はずすような、大掛かりな作業になるため、費用見積もりとして16,000円は掛かるだろうとのこと。 とりあえず、今週末は他のお客様の予約があるため、即座に作業はできないとのことで保留。 しかし、車の制御用のコンピュータの位置と、そこからの配線の大まかな位置を教えてもらって、助手席下に見えているケーブル2箇所にパッチンコアを導入。 数10本束ねてあり、結構、太いのでTDKのZCAT3035-1330を使ってみます。 しかし、結局これだけでは解決することはできませんでした。

これで万策尽きたわけですが、今までのいろんな対策の積み重ねの後での、重畳効果を期待して、再度いろいろなところにパッチンコアを入れて様子を見てみました。

すると・・・・・・・

いままで電源ラインに入れていたパッチンコア、TDKのZCAT2235-1030(下の写真右)では、まったく変化がなかったのですが、大型のパッチンコア、ZCAT3035-1330(下の写真左)を入れると、大きく改善しました。 電源ラインに数個を入れると、ほぼまわり込みは解消しました。

先週は、いったん解決したように見えて、車で移動するとだめになったり、非常に不安定なので油断はできません。 しかし、今度はだいぶ良いようです。 変化が無く、安定しています。

何が解決における最大の効果だったのかは、まだわかりませんが、おそらく、電源ラインへ別タイプの大型フェライトコアを使ったことが一番影響しているのかも知れません。 しばらく様子を見てみます。

 

まわり込み対策

今日は午後からリグのまわり込み対策をやりました。

正月の車の故障は、ディーラーさんによると「経年変化」ということでしたが、まわり込みが原因ではないかと疑っています。

起きる現象は、7MHzで50WでCW送信時、エンジンの回転数が落ち、信号待ちではエンストしてしまうこともありました。 このエンジンの回転数の落ちはおそらくRF信号のまわり込みで、今回故障した燃料ポンプのモーターが、停止もしくは回転数が落ちてしまうのではないかという疑念です。 何の根拠があるわけでもないのですが、普通、燃料ポンプのモーターなどは壊れる場所ではないということで、最終的にエンストする場合と同じような現象が起きて車の故障が発生した点も気になっています。 とにかく、山の上で同じようなことが起きたら大変ですし、2度と同じ事が起きて欲しくないので徹底的に対策をしたいものです。

今日の午後やった作業は、まずはパッチンコアと呼ばれる、EMC対策のコアを無線機から出るケーブルに取り付けました。 いちばん疑っていたのは、フロントセパレートケーブルです。 リグはIC-706, IC-706MK2, IC-7000で同様にまわり込みが発生しますが、フロントパネルが無線機本体についている状態では、どれもまわり込みが無いためです。 しかし、セパレートケーブル、電源ケーブル、同軸ケーブルに接続しても、まわり込みの状況には、それほどの変化がありませんでした。 パッチンコアでいちばん効果があったのはAT180との接続ケーブルでした。 しかし、これでもまだまだ十分ではありません。

次にAT180とRigのグランド端子の接続です。 いずれ同軸ケーブルで接続はされているのですがRF的にはどうなっているかわからないこともあり、単線のアルミ線で接続してみました。 しかし、これも効果はまったくありませんでした。

これらのICOMのリグには、セパレーションケーブルの本体側に固定取り付けねじがあり、この部分にケーブル自体のグランド端子があることをJI1ANI局のブログサイトで見つけて、ねじ締めしてみました。 この情報を見たときは、ピンと来るものがあったのですが、残念ながら、これも私の場合はあまり効果はありませんでした。

次にやってみたのはアンテナのグランド対策です。

まずは、HFモービルアンテナの場所の変更です。 今までは、ハッチバックの後部ドアに、小さなアンテナマウントで取り付けていましたが、強度的に心もとないことと、グランドとして止めている、ねじ部分がだいぶ錆び付いており、グランドがちゃんと取れているのかという懸念です。

しかし最近の車はグランドに落とせるような、ねじの部分があまり無いので苦労します。 取り付け場所は、いろいろ考えた末にルーフレールにしました。 実はルーフレールくらいしか場所が無いことが、第一の理由です。 しかし、ルーフレールを調べてみると、車体のグランドに落ちていません。 このため、まずはグランドにダイヤモンド製のMAT-50というツールを使って車体と静電結合をしてみました。 この結果、SWRは落ちたのですが、まわり込みには変化が起きませんでした。

そこで今度は直接ボディへのグランドを考えました。 落とす場所は、後部座席のドア開閉確認スイッチのところの取り付けねじで、ここまで引っ張る必要があります。 長さは1メートルほどで、写真の青い被覆単線銅線を使いました。 何しろ1mも距離があるために、更なるまわり込みを心配しました。

実際、マグネットアースを使わずに、このグランドだけではグランドラインも長く、7MHzではSWRが落ちてくれませんでした。 SWRが落ちないというよりも、6.8MHzくらいの下の周波数に共振点が移っています。 グランドラインがエレメントになっているものと思います。 更にまわり込みの改善も無い状態です。 このため、マグネットアースを車体のグランドと併用すると、今度は完全にSWRも落ちました。 この状態で、ついにまわり込みが、ずいぶんと低減し、ほとんどエンジンの回転数も変わらなくなりました。

マグネットアースは、1枚で7~50MHzまでしか使えず、3.5MHzは2枚使わないといけないと説明書に書いてあります。 次にこのマグネットアースとグランドケーブルによる直接のグランドを併用した形で3.5MHzのホイップに取り替えて見ましたが、こちらもSWRは完全に落ちています。 マグネットアースを2枚使う代わりに、直接のグランドが機能しているようです。

ようやく何とか形になったようです。

実用上はこれで問題ないようですが、また機会を見て、もう少し改善をやりたいと思います。

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2012年1月15日追記

昨日も、今日の午前中もまわり込みは無くなったのですが、また午後に復活してしまいました。 まだまだ悩みは続くようです・・・

 

イプサム復活

土曜に東京から車を平塚の自動車ディーラーまでレッカー移動し、修理をお願いしました。 故障の場所は燃料をタンクからエンジンまで送るポンプの故障でした。 6ヶ月点検は10年間ずっと続けてきましたし、普段このようなところが故障しないため、車のディーラーもそろそろ買い代え時と、猛烈にアタックされましたが、今回はとにかく修理でお願いしました。 バッテリーも交換し、値引きを含めて6万円の出費になってしまいました。

気になるのは今回の故障の原因です。 私は回り込みが原因かなと思っています。 7MHzだけなのですが、IC706、IC706MK2、IC7000で50WでCW送信時、毎回ではないのですが時々エンジンの回転数が落ちるときがあります。 信号待ちなどではエンストすることも。 何とかこの回り込みを防がないとまた同じ繰り返しになります。 AH-4 とLWで運用する分には問題ないのですが、モービルホイップでの運用のときだけ問題が起きます。 故障時の使用環境は、IC706 MK2 + AT180 +モービルホイップです。

アンテナのグランド、電源ライン、AT180 のコントロールケーブル、IC706 MK2のフロントパネルセパレートケーブルなどにパッチンコアを入れてみますが、あまり変化はありません。 フロントをセパレーションケーブルを使わずに本体に付けたままでは回り込みは発生しないため、セパレーションケーブルかなと思うのですがなかなかうまくいきません。 もう少し調査し、何とかこの回りこみを止めるよう考えてみたいと思います。

今日は埼玉コンテスト、昨年は現地乗り込みで参加したのですが、今日は長男の成人式。 朝からカメラマンになったり、近所の長男の友達を復活した車で式に送って行ったりで、今年は埼玉コンテストは不参加となってしまいました。

とにかく、この車への回り込みを防がないと安心して移動運用できない状況です。 7MHzでCWモービル運用しなければ良いだけのことなのですが

 

ICOMリグ:CW音声スペクトラム比較-2

先ほどの記事は、内蔵スピーカを使った比較でした。 では実際の内部ノイズレベルはどうなっているのか。 音響上の工夫(スピーカーの大きさの差や無線機の構体の差)を省いて、共通の外付けスピーカーを使うことで、ある程度の比較ができると思います。

試験環境は先ほどの内蔵スピーカーの場合と同じで、下記のとおりです。

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : 無し or  Off
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 外付けスピーカー(DAIWA製6cm径)

IC706

この試験では、音の聞きやすさや、帯域特性の比較ではないため、スペクトラム自体の形(大半はスピーカーに依存してしまいます)の比較ではなく、単にピークのD/U比で見てみます。

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

ピークはいずれも750Hzであり、D/Uは14dBくらいです。

 

IC706MK2

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは17dBくらいです。

 

IC756PRO2

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは12dBくらいです。

 

IC7000

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは15dBくらいです。

内蔵スピーカとほぼ同じような結果です。 IC7000の内部ノイズレベルの低さがわかります。