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神奈川県厚木市移動

神奈川県厚木市(JCC#1113)

相変わらず、週末のたびに天気が良くありませんね。

せっかくの3連休ですがどこにも出かける気が起きません。 あまりにも暇を持て余して、昼すぎからお手軽移動の厚木市森の里の駐車場に行ってきました。

実は今回で500回目の移動記念!

パーキングスロットナンバーは73

・・・こんなことくらいで、雨で憂鬱な気分を盛り上げるしかありません。

atsugi

C4FMでCQを出しましたが全く空振りで430MHzのFMと144MHzのSSBでちょっとだけ運用。

atsugi2

今日の結果です。

  • 144MHz SSB : 4 QSO
  • 430MHz FM : 7 QSO

明日も天気は期待できそうにありませんが、また車で移動してみようかと思っています。 聞こえていましたらよろしくお願いします。

 

2013年1エリア6m AMコンテスト

今年もあと1週間になりました。 そして、またもや、この日がやってきました。 1エリア6m AMコンテストです。

昨年、一昨年と県外部門で優勝できたコンテスト。 今回も気合が入っていますが、先週中頃から降った雪や路面凍結が心配です。 朝5時に起きて、まだ真っ暗な中を出かけました。

場所は駿東郡小山町。 路面には凍っているようなところもありましたが、なんとか、7時には無事、目的地まで到着。 いつもの移動予定地は真っ白に雪が積もっていました。

2013_6m_am_test

寒い中アンテナを組み立てて10m高にフルアップ。 今日は天気予報によれば風は無いということでしたが、一応ステーを張りました。 ペグを打つ土も凍っていてカチンカチンです。

2013_6m_am_test2

しばらく、6mのSSBで遊んでから、コンテストの10時開始にあわせて、AMの周波数にQSYしてしばらく運用。 しかしここで大問題が起きてしまいました。 IC7000が故障・・・  出力は20W程度でしたが・・・・しばらく運用できていたのに、理由がわかりません。  とりあえず、その場で文句を言っても始まらないので、即、予備機のIC706MK2に交換。 開始時間には、間に会いましたがボイスメモリーもないし、大変です。 久しぶりに生ボイスCQで3時間の参戦でした。

20年前のアナログ機ではどうなるかと思いましたが、何とかフル参戦。 多くの方に呼んでいただきました。 おかげで昨年よりも、局数マルチで上回ったようです。 しかし、今回はたくさんのエリア外局もおられましたし、どうなることやら。

そして、撤収後、リグのトラブルに続いて、帰りの車での帰宅中に、何度か車がエンスト・・・ オートマ車ですから、どこかの不良です。 最近の車は、キーレスでスイッチが押しボタン式ですが、エンジン始動時の危険回避のため、ギアをPポジションでブレーキを踏んだ状態でないとエンジンは掛かりません。 つまり走行中にエンストすると路肩に停めてエンジンをかけるしかない。 後続車もあることですし、冷や冷やものでした。 そのまま車のディーラーに持ち込み修理は終わりました。 原因は先週の車の修理時の配線緩みだそうです。

なんとなく、ついていない一日でした。 せめてコンテスト結果に期待したいところです。

本日もたくさんの方に呼んでいただきました。 ありがとうございました。

PS ところでこのコンテスト今回からログは郵送だけだそうです。

 

神奈川県小田原市根府川温泉

神奈川県小田原市根府川温泉(JCC#1107, 湯-660)

先週は、カードの整理で終わってしまい、昨日は調子の悪くなったプリンターとの格闘していたので、今日は久しぶりに移動運用してみました。

移動地は小田原市の「根府川温泉」(湯-660)で、ゆけむり運用が目的です。 根府川温泉は真鶴半島の少し北側です。 今日は日曜なので、出来るだけ早く運用を切り上げないと、伊豆からの帰りの車で大渋滞になるので、この近辺の移動運用は午前中が頼りです。

朝8時ころに出かけて運用開始は8時45分頃。 場所は根府川駅から根府川温泉に向かう途中。 南東方面だけは良く開けた場所です。 写真の雲と海の境が良く見えませんが、崖の向こう、眼下に太平洋が広がっています。

nebukawa-yu

最初は7MHzで、IC706MK2とモービルホイップでスタートしました。 今日はJLRSのコンテストもあるためか、バンド中ノイズが多く、ざわついており、7MHzでは混変調によるQRMで苦労しました。 その後、しばらく運用してから、リグをIC7000とAH-4の釣竿アンテナに変更。 その後は、受信も楽になりました。 やはりIF DSP、狭帯域フィルターと混変調には、いちばん影響が大きいRF RX Ampの高インターセプトポイントの違いは大きいと実感しました。

10MHzでも、すこしだけ運用して、11時を回ったため、11時09分のQSOでCL。

  • 7MHz CW : 61 QSO
  • 10MHz CW : 16 QSO

根府川温泉でのQSO、合計は77 QSOとなりました。

 

神奈川県平塚市

神奈川県平塚市(JCC#1104)

今日は朝5時から、車の無線対応工事、ようやく午前中で何とか形になりました。

まず、今回車屋さんにお願いして、特別に手配したのはガソリンタンクのポンプまで行っている配線にTDKのパッチンコアを入れてもらったことです。 これはイプサムの教訓です。 イプサムでは7MHzで50W送信した場合、回り込みが発生していました。 症状はエンジンの回転数が落ち、ひどいときはエンストまでしてしまいました。 その時は、燃料ポンプが問題とはわかりませんでしたが、今年の正月に、燃料ポンプのモーターが壊れて、散々な目にあってしまいました。 東京から神奈川、平塚まで故障車をレッカー移動しました。 レッカー移動の費用は保険でカバーできたのですが、燃料ポンプの修理とバッテリーが完全に上がってしまったので取替えましたが、この予期せぬ負担は厳しいものがありました。 その後、いろいろなところにTDKのパッチンコアを入れたり、アンテナの位置を変えたりして、回り込み対策を行い、何とか回り込みが発生しないようにできたものの、その後も心配の種でありました。 このため、今回はあらかじめTDKのパッチンコアを数個車屋さんに渡して、燃料ポンプの配線に入れてもらいました。 さらに、バッテリー直結の電源ケーブルも車内に引き込んでおいてもらいました。 さすがにプロ、美しい仕上がりです。 この2つが、いままでの教訓を生かした特別注文です。

その他、今日やったことは

  • ルーフキャリアの取り付け
  • アンテナ基台取り付けと、同軸ケーブル配線。
  • バッテリー直結ケーブルの端末加工を含めた、電源周りの配線。
  • リグIC706MK2とAT-180の運転席下に設置。 ここは結構スペースがあります。
  • IC706MK2フロントパネルのダッシュボード取り付けと配線。

配線は極力隠すことができ、アンテナとIC706MK2のフロントパネル以外は普段は見えないようにしました。 まずまずの出来ばえです。

そして、いちばんの心配である、回り込みですが、無事発生していないことが確認できました。 燃料ポンプの配線以外にも電源ケーブル、同軸ケーブルにもTDKのパッチンコアを取り付けました。

アンテナは、ルーフキャリアをヴィッツに取り付けて、そこにモービルアンテナのマウントをつけました。 イプサムはルーフキャリアではなく、ルーフレール取り付けだったので、多少マウントの形が違うのですが、流用すべく多少の部材をDIYで購入し、取り付けました。 SWRも調整。 グランドはイプサムの時と同様に、ダイヤモンド製のMAT-50というツールを使って車体と静電結合です。

しっかりと7MHzのCWバンドで下がっていることを確認しました。

準備が出来たところで、平塚の湘南平までカミサンとドライブに行って見ました。 回り込みも無く、いまのところ順調です。

ただ、コンディションが悪く、今日は7MHzモービルホイップでは多少厳しいところがありました。

7MHz CW だけで、合計14局とQSOとなりました。

 

まわりこみ対策(続編)

先週までの、まわりこみ対策では、結局解決に持ち込めませんでした。

いままでやったことをまとめると、リグから出ているケーブル(電源、RF、フロントセパレート、アンテナチューナー、etc.)にパッチンコアと呼ばれるEMC対策のフェライト材を入れてみましたが・・・・ダメ。 モービルホイップアンテナの移設・・・・ ダメ。 アンテナおよびRIGのグランド対策・・・・ダメ。 と散々な結果。

この結果を元に、更にいろいろと考えて、次の2つを有力候補として考えていました。

1. フロントパネルのグランド

これは、IC-706, IC-706MK2, IC-7000に共通のフロントパネル分割の問題で、それぞれフロントパネルからヘッドホンを使うと、まわり込みが激しくなるという現象から思いついたものです。 セパレートケーブルから先が全部RF的にフロートしているのではないかと疑いました。 もちろんフロントパネルはセパレートケーブルを通して、本体経由グランドに落ちているはずですが、RF的にグランドに落ちているかどうかは、大いに疑問が残るところ。 特にヘッドホンを接続すると、ひどくなるあたりが、非常にに怪しいところです。 ということで、この対策には何かひらめくものがありました。 しかし、IC-706系にもIC-7000にもフロントパネルにグランド端子がありません。 悩んだ挙句、ヘッドホンの端子からグランドを取ってみました。 しかし、残念ながら結果は変わらず。 ワニ口クリップ経由でのグランドなので、もう少しまともなグランド端子があれば、何らかの結果が出るかもしれませんが、グランドの端子もありませんし、結局この対策はあきらめました。

2. 障害部分への対策

次は究極の対策。 燃料ポンプの配線にパッチンコアを入れるという対策です。 上記までの対策で、ほぼ送信側でできる対策はほとんど出尽くしましたので、障害を受けている燃料ポンプへの配線に対策をしようというものです。 さて、その配線がどこを通っているのかが問題です。 車屋さんに相談しに行ってみましたが、配線は車内のカーペット下を通っているため、車の座席を全部はずすような、大掛かりな作業になるため、費用見積もりとして16,000円は掛かるだろうとのこと。 とりあえず、今週末は他のお客様の予約があるため、即座に作業はできないとのことで保留。 しかし、車の制御用のコンピュータの位置と、そこからの配線の大まかな位置を教えてもらって、助手席下に見えているケーブル2箇所にパッチンコアを導入。 数10本束ねてあり、結構、太いのでTDKのZCAT3035-1330を使ってみます。 しかし、結局これだけでは解決することはできませんでした。

これで万策尽きたわけですが、今までのいろんな対策の積み重ねの後での、重畳効果を期待して、再度いろいろなところにパッチンコアを入れて様子を見てみました。

すると・・・・・・・

いままで電源ラインに入れていたパッチンコア、TDKのZCAT2235-1030(下の写真右)では、まったく変化がなかったのですが、大型のパッチンコア、ZCAT3035-1330(下の写真左)を入れると、大きく改善しました。 電源ラインに数個を入れると、ほぼまわり込みは解消しました。

先週は、いったん解決したように見えて、車で移動するとだめになったり、非常に不安定なので油断はできません。 しかし、今度はだいぶ良いようです。 変化が無く、安定しています。

何が解決における最大の効果だったのかは、まだわかりませんが、おそらく、電源ラインへ別タイプの大型フェライトコアを使ったことが一番影響しているのかも知れません。 しばらく様子を見てみます。

 

まわり込み対策

今日は午後からリグのまわり込み対策をやりました。

正月の車の故障は、ディーラーさんによると「経年変化」ということでしたが、まわり込みが原因ではないかと疑っています。

起きる現象は、7MHzで50WでCW送信時、エンジンの回転数が落ち、信号待ちではエンストしてしまうこともありました。 このエンジンの回転数の落ちはおそらくRF信号のまわり込みで、今回故障した燃料ポンプのモーターが、停止もしくは回転数が落ちてしまうのではないかという疑念です。 何の根拠があるわけでもないのですが、普通、燃料ポンプのモーターなどは壊れる場所ではないということで、最終的にエンストする場合と同じような現象が起きて車の故障が発生した点も気になっています。 とにかく、山の上で同じようなことが起きたら大変ですし、2度と同じ事が起きて欲しくないので徹底的に対策をしたいものです。

今日の午後やった作業は、まずはパッチンコアと呼ばれる、EMC対策のコアを無線機から出るケーブルに取り付けました。 いちばん疑っていたのは、フロントセパレートケーブルです。 リグはIC-706, IC-706MK2, IC-7000で同様にまわり込みが発生しますが、フロントパネルが無線機本体についている状態では、どれもまわり込みが無いためです。 しかし、セパレートケーブル、電源ケーブル、同軸ケーブルに接続しても、まわり込みの状況には、それほどの変化がありませんでした。 パッチンコアでいちばん効果があったのはAT180との接続ケーブルでした。 しかし、これでもまだまだ十分ではありません。

次にAT180とRigのグランド端子の接続です。 いずれ同軸ケーブルで接続はされているのですがRF的にはどうなっているかわからないこともあり、単線のアルミ線で接続してみました。 しかし、これも効果はまったくありませんでした。

これらのICOMのリグには、セパレーションケーブルの本体側に固定取り付けねじがあり、この部分にケーブル自体のグランド端子があることをJI1ANI局のブログサイトで見つけて、ねじ締めしてみました。 この情報を見たときは、ピンと来るものがあったのですが、残念ながら、これも私の場合はあまり効果はありませんでした。

次にやってみたのはアンテナのグランド対策です。

まずは、HFモービルアンテナの場所の変更です。 今までは、ハッチバックの後部ドアに、小さなアンテナマウントで取り付けていましたが、強度的に心もとないことと、グランドとして止めている、ねじ部分がだいぶ錆び付いており、グランドがちゃんと取れているのかという懸念です。

しかし最近の車はグランドに落とせるような、ねじの部分があまり無いので苦労します。 取り付け場所は、いろいろ考えた末にルーフレールにしました。 実はルーフレールくらいしか場所が無いことが、第一の理由です。 しかし、ルーフレールを調べてみると、車体のグランドに落ちていません。 このため、まずはグランドにダイヤモンド製のMAT-50というツールを使って車体と静電結合をしてみました。 この結果、SWRは落ちたのですが、まわり込みには変化が起きませんでした。

そこで今度は直接ボディへのグランドを考えました。 落とす場所は、後部座席のドア開閉確認スイッチのところの取り付けねじで、ここまで引っ張る必要があります。 長さは1メートルほどで、写真の青い被覆単線銅線を使いました。 何しろ1mも距離があるために、更なるまわり込みを心配しました。

実際、マグネットアースを使わずに、このグランドだけではグランドラインも長く、7MHzではSWRが落ちてくれませんでした。 SWRが落ちないというよりも、6.8MHzくらいの下の周波数に共振点が移っています。 グランドラインがエレメントになっているものと思います。 更にまわり込みの改善も無い状態です。 このため、マグネットアースを車体のグランドと併用すると、今度は完全にSWRも落ちました。 この状態で、ついにまわり込みが、ずいぶんと低減し、ほとんどエンジンの回転数も変わらなくなりました。

マグネットアースは、1枚で7~50MHzまでしか使えず、3.5MHzは2枚使わないといけないと説明書に書いてあります。 次にこのマグネットアースとグランドケーブルによる直接のグランドを併用した形で3.5MHzのホイップに取り替えて見ましたが、こちらもSWRは完全に落ちています。 マグネットアースを2枚使う代わりに、直接のグランドが機能しているようです。

ようやく何とか形になったようです。

実用上はこれで問題ないようですが、また機会を見て、もう少し改善をやりたいと思います。

 —-

2012年1月15日追記

昨日も、今日の午前中もまわり込みは無くなったのですが、また午後に復活してしまいました。 まだまだ悩みは続くようです・・・

 

イプサム復活

土曜に東京から車を平塚の自動車ディーラーまでレッカー移動し、修理をお願いしました。 故障の場所は燃料をタンクからエンジンまで送るポンプの故障でした。 6ヶ月点検は10年間ずっと続けてきましたし、普段このようなところが故障しないため、車のディーラーもそろそろ買い代え時と、猛烈にアタックされましたが、今回はとにかく修理でお願いしました。 バッテリーも交換し、値引きを含めて6万円の出費になってしまいました。

気になるのは今回の故障の原因です。 私は回り込みが原因かなと思っています。 7MHzだけなのですが、IC706、IC706MK2、IC7000で50WでCW送信時、毎回ではないのですが時々エンジンの回転数が落ちるときがあります。 信号待ちなどではエンストすることも。 何とかこの回り込みを防がないとまた同じ繰り返しになります。 AH-4 とLWで運用する分には問題ないのですが、モービルホイップでの運用のときだけ問題が起きます。 故障時の使用環境は、IC706 MK2 + AT180 +モービルホイップです。

アンテナのグランド、電源ライン、AT180 のコントロールケーブル、IC706 MK2のフロントパネルセパレートケーブルなどにパッチンコアを入れてみますが、あまり変化はありません。 フロントをセパレーションケーブルを使わずに本体に付けたままでは回り込みは発生しないため、セパレーションケーブルかなと思うのですがなかなかうまくいきません。 もう少し調査し、何とかこの回りこみを止めるよう考えてみたいと思います。

今日は埼玉コンテスト、昨年は現地乗り込みで参加したのですが、今日は長男の成人式。 朝からカメラマンになったり、近所の長男の友達を復活した車で式に送って行ったりで、今年は埼玉コンテストは不参加となってしまいました。

とにかく、この車への回り込みを防がないと安心して移動運用できない状況です。 7MHzでCWモービル運用しなければ良いだけのことなのですが

 

ICOMリグ:CW音声スペクトラム比較-2

先ほどの記事は、内蔵スピーカを使った比較でした。 では実際の内部ノイズレベルはどうなっているのか。 音響上の工夫(スピーカーの大きさの差や無線機の構体の差)を省いて、共通の外付けスピーカーを使うことで、ある程度の比較ができると思います。

試験環境は先ほどの内蔵スピーカーの場合と同じで、下記のとおりです。

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : 無し or  Off
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 外付けスピーカー(DAIWA製6cm径)

IC706

この試験では、音の聞きやすさや、帯域特性の比較ではないため、スペクトラム自体の形(大半はスピーカーに依存してしまいます)の比較ではなく、単にピークのD/U比で見てみます。

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

ピークはいずれも750Hzであり、D/Uは14dBくらいです。

 

IC706MK2

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは17dBくらいです。

 

IC756PRO2

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは12dBくらいです。

 

IC7000

信号入力のスペクトラムContour

無信号時のスペクトラム

D/Uは15dBくらいです。

内蔵スピーカとほぼ同じような結果です。 IC7000の内部ノイズレベルの低さがわかります。

 

ICOMリグ:CW音声スペクトラム比較-1

今日もICOMの4台のリグで比較試験をやってみました。 内容はWaveSpectraを用いた音声周波数でのスペクトラム比較です。

昨日はSSBの音声を比較しましたが、今日は、まずはCWにおいて、内蔵スピーカーを使った場合について比較してみます。 全部のグラフを通して赤いチャートグラフに注目してください。 赤いラインがPeak値の連続線なので、周波数特性のContourを表しています。

IC706

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : 無し
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 内蔵スピーカー

赤いラインはCWのRF信号の周波数を変えて、CW音声信号のピーク点が作った連続線です。 音声として通ることのできる周波数帯域とそのスペクトラム成分をあらわしています。 この例でいくと

ピークから20dB落ちの帯域が490Hz ~ 900Hzくらいになっている。

帯域内には下記のような、ピークが2つほどあることがわかります。

  1. 510Hz : -10dB
  2. 650Hz : -10dB

このピーク時のレベルは、すべての機器間で校正しているわけではないので、あまり意味がありません。 ピークからどれくらい落ちるかという相対数値では意味があります。 それではCW無信号時のノイズフロアのスペクトラムを見てみます。 当然ですが音量は変えていません。 これは全部の試験を通じて同様です。

先ほど調べたピークから20dB落ちの帯域でのノイズフロアが非常に低いことがわかります。

信号の通るピークポイントでのノイズレベルは

  1. 510Hz : -37dB
  2. 650Hz : -33dB

くらいでしょうか? その場合、信号との差である、D/U比は

  1. 510Hz : 27dB
  2. 650Hz : 23dB

ということになります。 結構いい数字だと思います。 でももしかしたら、ノイズレベルの低さは、そのまま感度の低さなのかもしれません。

 

IC706MK2

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : 無し
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 内蔵スピーカー

ピークから20dB落ちの帯域が300Hz ~ 900Hzほどあります。 IC706に比べて低音側が広がりました。 IC706MK2ではIC706に比べてスピーカーサイズが、5cm径から6cm径に大きくなっていることが理由だと思います。

帯域内には下記のような、ピークが5つほどあります。 それぞれのレベルは

  1. 350Hz : -19dB
  2. 400Hz : -19dB
  3. 500Hz : -15dB
  4. 680Hz : -10dB
  5. 780Hz : -10dB

このようにピークポイントも多くなり、IC706よりも帯域が広くなっています。 ではノイズフロアを見てみます。

IC706に比べてノイズフロアがあがっていることがわかります。

信号の通るピークポイントでのノイズレベルは

  1. 350Hz : -45dB
  2. 400Hz : -40dB
  3. 500Hz : -33dB
  4. 680Hz : -28dB
  5. 780Hz : -30dB

くらいでしょうか? その場合、信号との差である、D/U比は

  1. 350Hz : 26dB
  2. 400Hz : 21dB
  3. 500Hz : 18dB
  4. 680Hz : 18dB
  5. 780Hz : 20dB

ということになります。 IC706よりも信号レベルとノイズフロアレベルの比が減りましたが、周波数の上と下の部分でD/U比の差が大きくなっていることがわかります。

感度が上がった分ノイズフロアがあがり、それを音声帯域の拡大でカバーしているといったところでしょうか? 勝手な想像ですが。

 

IC756PRO2

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : Off
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 内蔵スピーカー

ピークから20dB落ちの帯域が400Hz ~ 800Hzほどあります。 IC706系に比べて通過する帯域がぐっと狭くなり、高音側が削られています。 音響音楽の受信ではなく、CWですから狭くても聞きやすければ良いわけです。

帯域内には下記のような、ピークが5つほどあります。 それぞれのレベルは

  1. 300Hz : -35dB
  2. 420Hz : -20dB
  3. 500Hz : -15dB
  4. 600Hz : -15dB
  5. 720Hz : -10dB

このようにピークポイントも多くなり、IC706MK2よりも400Hz以上のピークレベルが均一化し、帯域がフラットになっています。 これだけでも聞きやすくなりますね。 300Hzにある山は隣接CW信号がDSPフィルターを通る時に聞こえる、コツコツという音の成分です。 DSP機で新たに出てきた特徴です。 ではノイズフロアを見てみます。

信号がありませんので、当然ですがコツコツというDSPフィルターの隣接CW信号からのノイズ成分は消えました。 しかし、IC706MK2に比べて更にノイズフロアがあがっていることがわかります。

信号の通るピークポイントでのノイズレベルは

  1. 300Hz : -47dB
  2. 420Hz : -32dB
  3. 500Hz : -27dB
  4. 600Hz : -30dB
  5. 720Hz : -23dB

くらいでしょうか? その場合、信号との差である、D/U比は

  1. 350Hz : 12dB
  2. 400Hz : 12dB
  3. 500Hz : 12dB
  4. 680Hz : 15dB
  5. 780Hz : 13dB

ということになります。 ノイズフロアが増えた分だけ、IC706系よりもD/U比が減りました。 ノイズフロアの上昇は感度の改善かもしれません。 しかし、IC756PRO2では帯域内の周波数特性がフラットになり、また試験時はOffになっていますが、NRやDigital Filterにより、このD/U比を補う機能が実装されたため、これでもIC706系よりもはるかに聞きやすいことは事実です。

 

IC7000

  • 周波数 : 7MHz
  • Filter BW : 350Hz
  • AGC : Fast
  • NB : Off
  • NR : Off
  • Pre Amp : Off
  • スピーカー : 内蔵スピーカー

ピークから20dB落ちの帯域が400Hz ~ 800Hzほどであります。 IC756PRO2と通過する帯域はほぼ同じですが、帯域内のフラットな周波数特性は逆に見えません。 低音まで伸びているSSBの特性とちょっと違っています。

帯域内には下記のような、ピークが4つほどあります。 それぞれのレベルは

  1. 500Hz : -20dB
  2. 600Hz : -18dB
  3. 700Hz : -10dB
  4. 800Hz : -7dB

帯域内でのレベルはIC756PRO2のようにフラットではなく、特に高音域でピークが来るようになっているようです。 ところで同じDSP機ですが、IC756PRO2で存在していた300Hzにあるコツコツという音の成分が消えています。 私はこれはすごいことだと思います。 実際に周波数をずらしていくと、コツコツ音が出るあたりではS-メータは触れているのですが、コツコツ音がほとんど聞こえません。 おそらくAF段で、この成分を除去しているのではないでしょうか? IC756PRO2に比べて改善されている最大の特徴ではないかと思います。 IC756PRO2にて実現した帯域内のフラットな周波数特性が見えなくなったのは、おそらくこのコツコツ音を消すために帯域内で低周波成分をカットするような形になっているのではないかと思います。 また、SSBの低音まで伸びている周波数特性と異なっているのもこのためでないかと思われます。 全体的に非常にシャープなスカート特性になっています。 ではノイズフロアを 見てみます。

どうでしょうか、他に比べてノイズフロアが非常に低いことがわかります。

信号の通るピークポイントでのノイズレベルは

  1. 500Hz : -40dB
  2. 600Hz : -37dB
  3. 700Hz : -27dB
  4. 800Hz : -28B

くらいでしょうか? その場合、信号との差である、D/U比は

  1. 500Hz : 20dB
  2. 600Hz : 19dB
  3. 700Hz : 17dB
  4. 800Hz : 21dB

と いうことになります。 IC7000ではIC706系よりも確実に感度は上がっているはずですが、ノイズフロアは低い状態を保ち、更にDSPフィルターにつきものの、隣接周波数からのコツコツ音も消し、シャープな帯域特性を生かしている。 さらに、おまけとしては、あまりにも大きな効果である、NRやDSPの恩恵も受けられるといううことになると思います。

尚、これらの実験データはあくまでも個人の偏見が含まれているかもしれませんHI。 無響室でやったわけでもありませんので、参考としてみてください。

 

ICOMリグ:電源電圧特性比較

このブログへのコメントをいただいた方、コメントではなくメールで連絡をいただいた方、JR0YHFメンバー各局から、数々のICOMリグの電源電圧特性がシビアであること、少し電源電圧が下がっただけでリグの動作ができなるなることについてのコメントをいただきました。 私は移動運用ではバッテリーを使って運用することが多いので、IC7000を使うとき、今までのIC706系と比べてどうなのかを調べるために実験をしてみました。 この電源電圧特性も4機種でベンチマークをしてみました。

比較対象は

  1. IC706
  2. IC706MK2
  3. IC756PRO2
  4. IC7000

それぞれの動作条件について

  • 周波数は28.5MHzを使用。
  • 出力はすべて50Wでの運用状況で比較し、出力をダミーロードに落とす。
  • 送信モードはCW
  • 電源電圧をテスターでモニターしながら、14Vより少しずつ落としていく。
  • 送信状態と受信状態でどのような挙動をするか確認した。
  • 送信電波のダミーロードからの漏れを別の受信機でモニターし、周波数ずれなどを監視する。

 

IC-706

  • 受信: 9.8Vになったときに無線機の電源が落ちる。
  • 送信: 10.2Vになったときに無線機の電源が落ちる。 周波数のずれは観測されず、落ちる直前まで同じ周波数。

 

IC-706MK2

  • 受信: 9.8Vになったときに無線機の電源が落ちる。
  • 送信: 10.5Vになったときに無線機の電源が落ちる。 周波数のずれは観測されず、落ちる直前まで同じ周波数。

 

IC-756PRO2

  • 受信: 9.0Vよりも下がったときに、受信音が低下、スペアナ上のノイズレベル表示も低下。 8.0Vまで下がったときに無線機の電源が落ちる。
  • 送信: 11Vよりも下がったときから、送信周波数が下にずれはじめる。 9.0Vになったときに無線機の電源が落ちる。

 

IC-7000

  • 受信: 9.5Vになったときに無線機の電源が落ちる。
  • 送信: 10.0Vになったときに無線機の電源が落ちる。 周波数のずれは観測されず、落ちる直前まで同じ周波数。

 

4台とも仕様上の電源電圧要求は13.8V+/-15%(11.73~15.87V)ですので下限を見る限り余裕で満足しているようですが、すべての機能を確認したわけではありません。

 

下記はJR0YHFメンバーからのコメントですが、参考になると思うので掲載しておきます。

以下引用

12Vを切ると途端に、リニアアンプ駆動端子が動作しなくなります。試してください。11.5Vは限界値かな??。

IC-756PROは更に電圧を11V近くに落とすと、正常そうに動きますけど・・・・途端に送信音がおかしくなる・・・・
移動局に多いでしょ。移動運用の局を聞いているとすぐ分かりますよ。

送信スプリアスがめちゃくちゃ増えます。ADコンバーターがおかしいのかデジタル処理がめちゃくちゃになるのか、帯域が数倍広がったリニアリティーの全くない音になりますので注意が必要です。

706も同様で、12Vを切ると外部アンプの制御端子は動きません。多分同様な症状になると思います。
この辺が昔ながらの機械との違いかも知れません。

以上引用