マレーシアでの海外運用(補足)


マレーシアでのライセンス発給において、補足事項がありますので、追記しておきます。

KL-c

今回の運用に係わる、9M2でのライセンスは、無事友人たちの協力で更新を完了し、3回目の発給をいただきました。 ただ今回は、ライセンス発給の審査が非常に厳しかったです。 一度や二度のライセンス取得であれば、少々の書類不備も、ある程度おおめに見てもらえていたのかもしれませんが、今回はMCMCの担当者が同じ人であるにも関わらず、完全な書類一式を提出するように要求されました。

下記は不備の指摘を受けた資料です。 ライセンス発行のために、必要書類として上げられていましたが、今まで準備せずともライセンスの取得ができたため、今回も提出していなかったものです。 いままでMCMC側で寛大に対処していただいたものと思います。 しかし3回目の今回は提出せよと。 今回は厳格に提出を要求されました。

必要な申請書類は前回の記事を参照ください。 今回指摘を受けた資料が下記のものです。

1. Certification of Commissioner of Oath

これはアマチュア無線設備を通して得た、通信内容の秘匿にかかわる宣誓書です。 日本の無線法規にも「法律に別段の定めがある場合を除くほか、この無線局の無線設備を使用し、特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受してその存在若しくは内容を漏らし、又はこれを窃用してはならない。」という、局免にも記述されている有名な一文がありますが、これの宣誓をしなくてはいけないものです。 いままで私は自分一人で宣言をして、その資料を作成していましたが、それではだめで、その宣誓を第3者である宣誓監督官に証明をしてもらわなくてはならない、ということのようです。 この宣誓監督官と呼ばれるものがCommissioner of Oath (若しくはCommissioner for Oath)で、この商売、マレーシアには、いたるところにあるようです。 この宣誓証明書のFormatはMCMCの申請用紙のAppendix Bと呼ばれるものです。 単なる宣誓書にサインするというものではなく、宣誓監督官の目前でサインをする必要があることです。 つまり、私がマレーシアに到着するまでこの資料は作れないことになります。 これには困りましたが、何とか頼み込んで、私がマレーシアに到着後に必ず提出することを約束し、ライセンスを先行で発行していただくことになりました。

そして到着後、Commissioner of Oathに出向いて証明書をもらってきました。 これが証明書です。 宣誓証明は5RM(約150円)でした。

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2. Application for Amateur Station Assignment 

これはAppendix Aとして申請用紙に添付されているもので、マレーシアのアマチュア無線連盟MARTSに加入している人からの推薦状です。 このAppendix AにはMARTSに加入している方2名の推薦が必要で、2名のサインまで要求されています。 これまた、大きな難関です。 いままではライセンスの申請に際し、この推薦状を提出してきませんでした。 今回新たに、この推薦状が要求された背景を確認し、短期間での準備が難しいことを説明し、これは何とか許してもらえました。 許してもらえたというよりも正確には、MCMC側にてこの資料をアレンジしていただきました。

これにて提出ドキュメントは全部完了し、下記の通り、ライセンスを発給していただきました。

9m2_jh0cjh

 

 


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旅・海外運用の道

2件のコメント

  • 9m2idj

    mcmcからの依頼でサインをさせて頂きました。
    楽しんで頂いた様で良かったです。

    大寳/9m2idj.9m4dx.ja6idj.mw0bmn

  • JH0CJH

    9M2IDJさん
    はじめまして。 いつもMCMCから要求されていたのですね。ありがとうございました。今回はMCMCからサイン入りのFormatをいただくことができました。時々9M2に行っておりますので今後もよろしくお願いします。9M2JKLにもまたおじゃましたいと思っております。

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