アンテナチューナー ATU-100


FT-891とセットで使うアンテナチューナーですが、すでにFC-40は1年以上前にFT-857と同時にヤフオクで手放してしまったため、アンテナチューナーをどうするか考えました。

最近話題のATU-100を候補として考えました。 Amazonで完成品のATU-100を購入したのですが、なんとこれが不良品、動作はするようなのですが、SWRの調整が最後までできない(SWRが高いところで止まってしまう)という不具合がありました。 おそらくリレーのどれかが動作していないのではないかと思います。 このあたりは、某国製品、品質にはリスクがあるようです。 扱っているAmazonの出品者もよくわからない日本語で対応しており、英語はもっと意味不明、またアンテナチューナがどんなものなのか理解できていないようで、だいぶ苦労しました。 1カ月ほどやりとりして何とか無事、返金してもらいました。

しかし、まだアンテナチューナーをどうするかという問題はそのまま残っています。

そこで性懲りもなくまたATU-100の内部モジュールだけをAmazonで買ってみることにしました。

思ったよりも早く到着しましたが、今度はちゃんと動作するでしょうか?

まずは通電テスト。

通電テストでは動いているようです。

次は機能テスト。 家で適当に張ったロングワイヤーでやってみましたが、正しく動作しているようです。 移動運用でロングワイヤーを使う時は手持ちの4:1バランを使っていますが、これが無いとSWRも高くNGでした。 ロングワイヤーで使うには平衡/不平衡のバランは必要のようです。

動作確認もできましたので、組み立てるためのパーツを調達。

Amazonで調達

  • ATU-100基板
  • M型メスコネクタ

マルツオンラインで調達

  • ミニDIN8PinプラグMP-371/8 (FT-891からの電源供給)
  • 接着式基板スタンドSPT-600 4個
  • 超小型押しボタンスイッチTP2-01 3個

モノタロウで調達

  • タッパーケース(129x187x61mm/0.85L)
  • 8.7mm/赤 ターミナル
  • 8.7mm/黒 ターミナル
  • 防水電源カプラーハウジング

手持ちから流用

  • 4:1バラン(LDG RBA-4:1)
  • コンデンサ 3個
  • リード線、ケーブル類
  • フリー基板 (プッシュスイッチ用)

まずはATU-100の基板についているSMAのコネクタを外します。

結構大変な作業ですが、「はんだシュッ太郎」を使うと楽に基板から取り外せます。 「はんだシュッ太郎」は自作、修理には必需品ですね。

4:1のバランはLDG社製のRBA-4:1という製品を持っていたのですが、この中身をばらして取り出してアンテナチューナの中に取り付けることにしました。

出力回路に取り付けていきます。

ATU-100を操作するプッシュスイッチを3つ手持ちの基板に取り付けます。 プッシュスイッチにはノイズ除去のため、パラでコンデンサを入れます。 これも手持ちのものなのでバラバラですが適当に選びます。 基板のピッチも合わないので、超いい加減基板です。(笑)

この操作スイッチですが、ATU-100には3つのプッシュスイッチを取り付けられます。

  1.  Reset+Tuneスイッチ
  2.  Auto/Manualスイッチ
  3.  Bypassスイッチ

1については基板の表面に端子が出ていますが、2と3は基板背面から取り出します。 黒いリード線が「ATUバイパス」、赤いリード線がTuningの「Auto/Manual」のスイッチです。

そして配線や取り付けが全部できたら準備したタッパーケース(129mm x 187mm x 61mm)に穴をあけて組み込みます。

ATU-100基板は接着式基板スタンドで取り付けます。

ロングワイヤー側の平衡の赤黒ターミナルも取り付けます。

ATU-100の電源はFT-891のチューナー端子から取り出します。 ①と③を取り出し、ATU-100に供給します。

電源ラインには防水型のカプラーを入れておきます。

タッパーの穴はホットボンドで塞いでおきます。

LCDの表示パネルは小さなL型アングルでタッパー内部に取り付けます。 タッパーに穴をあけてねじ止めするのは水が入ったりするので強力両面テープで取り付けます。

またタッパーのふたに取り付けるとケーブル接続があるためこれも避けたものです。

プッシュスイッチ基板もタッパーに両面テープで貼り付けます。 電源ラインにはパッチンコアを入れました。

これで完成・・・・・と思いきや、思わぬところに伏兵が・・・

Mコネとタッパーのロックが干渉・・・orz

ナイフでロック部分を削って完成です。

ロングワイヤー側端子にギボシ端子を取り付けておきます。

完成しました。

近くの公園でテスト運用をしてみました。

SWRも下がりばっちりです。

 

 


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