
KX2バッテリー充電器
以前の投稿のようにKX2を入手できたのですが、内蔵するリチウムイオン電池が無い、無いと言い続けていたら、譲っていただけるとても高尚なお方がおり、入手することができました。 本当にありがとうございます。
さて今度は電池が入手できたものの充電器がありません。 そこでこれも無い無いと言い続けようと思いましたが、それは止めて自分で作ってみましたので紹介しておきます。 リチウムイオン電池は充電についても結構シビアな充電電圧、充電電流が要求される場合が多く、電池の寿命にも影響が大きいです。 また、あまりにも定格からずれていると爆発など危険でもありますので、そんな点を考慮して作ってみました。
まずこれがElekraft純正の充電器です。
そして今回作った充電器セット。 これが全体像です。
左から電源ユニット、定電圧電源、バッテリーです。 それぞれ接続コネクターをPowerPoleで統一しています。
まず充電に使う電源側ですが、だいぶ前に秋葉のジャンクで購入したPC用の電源です。 これは出力電圧が15V(測定したら15.3Vでした)ですのでこのまま使うのは非常に危険です。
そこで購入したのが定電圧DC-DCコンバーターです。
これはアマゾンで2000円程度で購入できます。 DROK社のモノで
- 入力側電圧:6-32V
- 出力側電圧:1.5-32V(ただし入力電圧は出力電圧より1.5V高い必要があります)
- 出力側電流:5A Max(推奨は4.5A以下)
この範囲で自由に設定ができます。 これは充電器のように最初電圧が低い電池を充電する場合、最大電流の規定ができないと、ドバっと電流が流れますが、これも最大値を決めておけば回避できます。 どうでしょう、リチウムイオン電池の充電にはぴったりです。
KX2のバッテリーのマニュアルでは充電電流を2Aとするように書いてありますが、何Vで充電するのか書いてありませんので、こっそりと専用充電器の電圧を教えてもらいました。 さて何ボルトだったかなぁ・・・・知りたい人は写真でもご覧ください。
電流の方ですが、私はバッテリーの最大の電流を2Aではなく余裕を見て1.5Aに設定しました。
バッテリーがほぼ空の状態で充電開始すると、最大に指定した1.5A流れています。電圧も12.6Vに達していません。 バッテリーの電圧が下がっているためです。
そのうち電圧は規定値になりますが、まだ最大指定の電流が流れています。。
しばらく充電が進むと電流が落ち始めます。 しかし充電電圧は一定です。
電池をつながなくとも0.02Aは流れています。 おそらく内部での消費。
ということで充電電流が0.02Aに近くなったら充電も終了です。
この電圧と電流量を指定できるDC-DCコンはとても便利ですよ。