
北アルプス表銀座縦走2
長野県大町市燕岳(JCC#0912, SOTA#JA/NN-019)
予定通り、新宿西口を夜行バスで出発。 京王バスは出発が南口のバスタではなく西口なので注意が必要です。
途中、高速のSAで休憩が入りますので、このタイミングで水や食料を調達するといいと思います。 この縦走路ではいくつか山小屋も経由するので食べ物は山小屋のレストランということも十分可能です。 バスは時間調整をしながら走り、高速道を降り「穂高駅(安曇野穂高)」で下車しました。 バス停から数分のところに穂高駅があり、その駅前から「中房温泉」行きのバスに乗ります。
穂高駅から中房温泉までは距離があるため、人数が多い時は臨時便も出してもらえるので、通常は立つ心配はありません。
バスで1時間、細い山道を通って中房温泉に到着。 この頃にはすっかり明るくなっていました。 登山口にあるトイレ、休憩所で準備を整え、体もストレッチして出発です。 時間は6時15分。 ここからが長い3日間の縦走のスタートです。
スタートしていきなり急登の連続です。 北アルプスでも屈指の急登といわれるこの急坂、これがずーっと燕山荘まで続きます。 標高差1300mを一気に登る形です。
登山口から30分ほど登ると「第1ベンチ」に到着。 ここはそのままスルーで通過。
更に30分ほど急登を登って「第2ベンチ」に到着。 ここもスルーで通過。
更に30分登ると「第3ベンチ」です。 ここで給水と靴紐を締め直し、少し休憩しました。
更に急登を登り続けます。
そして登り始めてから2時間で「富士見ベンチ」に到着。
ここからは名前の通り富士山を見ることができます。 天気も良く遠くに富士山が見えていました。
しばらく休んで、更に急登を登り続けます。
だんだんと登山道が白い花崗岩の岩道になってきました。
出発してから、2時間50分でようやく「合戦小屋」に到着。
標準コースタイムよりも少し早めに登れているようです。
合戦小屋では夏にはスイカが名物のようですが、この季節はありません。 たい焼きを調達。 甘いあんこは行動食にぴったり。
「合戦小屋」で少し休憩した後、まだまだ急登を登ります。
途中で「槍ヶ岳」の穂先が見えました。 明日はあの穂先に立つ予定、そして中央左奥が今日の宿泊先のある「大天井岳」です。 だいぶ距離がありますが、本当にたどり着けるのだろうかと不安もよぎります。
辛い急登は続きます。
ようやく遠くに「燕山荘」が見えてきました。
本当に、登山口から「燕山荘」まで、一気に急登を登って、3時間半で「燕山荘」に到着です。
「燕山荘」に到着すると急に視界が開け、とんでもなく素晴らしい景色が待っていてくれました。 急登を登り切ったご褒美です。 北アルプスの裏銀座に連なる山々、そして「槍ヶ岳」が一望です。
北方向にはこれから登る、北アルプスの女王「燕岳」の白い美しい姿。
とりあえず、重い14kgもあるリュックサックを燕山荘にデポして、アタックザックに無線機とアンテナをいれて「燕岳」に向かいました。
「燕岳」に向かう途中にある有名な「イルカ岩」です。
そして「メガネ岩」を通過。
「燕岳」の山頂が見えてきました。
花崗岩でできたこの山は、真っ白い石英の砂でできています。
出発してから4時間20分でようやく「燕岳」山頂、標高2,763mに到着です。
この山頂も狭いです。
北の方には北アルプスの山々が見えていました。
「燕岳」からの360度画像です。
山頂は狭いため、少し離れたところで無線の準備。
ダイポールアンテナをこの場所に設営することは無理だと思います。 小型のRHM8Bを持ってきてよかったです。
7MHz CWだけで運用。 10分間だけで、14局とQSOできました。
今日はまだまだ先が長いので短時間で終了。 撤収して次に向かいます。
「燕岳」から見た風景。 左にこれから戻る「燕山荘」、右手には明日行く「槍ヶ岳」、そして中央の大きく見えている山が、今日中に辿り着かなくてはいけない「大天井岳」です。 遠い・・・確かに遠いですが、それよりもこの素晴らしい表銀座の稜線歩きを楽しみます。
私はここで2023年8月27日SOTA活性化予定です。 アンテナをどんなものに準備すればいいか悩んでいます。