
IC-705受信特性比較-1
実はもう2週間も前になるのですが、ついにIC-705を導入しました。
このリグは昨年のハムフェアにてデビューし、本来今年の3月ころに発売という予定であったものの、詳細は不明ですが、おそらく新型コロナウィルスによるサプライチェーンの乱れ、もしくは技適証明の遅れから発売、納品が大幅に遅れ、6月中旬から納品が始まったものです。
昨年のハムフェアで発表以来、相当な人気モデルとなり、長く待ち望んだ人もいたのではないかと思います。このリグはSOTAをはじめとした山岳移動をメインターゲットにしたもので、SOTAのメンバーも大いに期待していたものと思います。
2週間前に秋葉原で私もようやく購入しましたが、仕事の都合で、そのまま東京別宅にいたためアンテナもつながずに本日に至ったわけです。 そして、ようやく今日自宅に戻ることができたので、アンテナを繋いでみました。
いろいろな面でこれからこのIC-705というリグを検証していきたいと思っています。
一番私が気になっているのは受信性能です。タッチ式のカラーディスプレーも、スペクトラムスコープも、ウォーターフローも、ダイレクトサンプリングも、すべて気になりますが、やはり受信基本性能が伴わないと私としては納得できません。
そんなところからまず、本日IC-705の受信性能を見てみました。 私が無線機の受信性能に期待するのは「感度」と「隣接妨害特性」の2つです。「周波数安定度」も、「選択特性」も最近のリグでは良いことは既に常識になっているのでそれほど気にする必要はないのですが、この感度と隣接妨害特性という2つのある意味背反する特性にとても注目しています。
結果はYou Tubeにビデオをあげておきましたのでそちらをご覧いただきたいと思います。
感度はIC-705とFT-817NDをアンテナスイッチで切り替えています。 アンテナスイッチからリグまでのケーブル種類とケーブル長は同じです。
隣接妨害特性は同じ構成のまま、超近傍にあるVUのGPアンテナにつないだ、FT-857Dにて5Wで隣接する周波数を出して、ノイズを調べます。 これは前回FT-817ND、FT-857D、IC-7000の受信特性を比較した時と同じやり方です。
比較は、ちょっとフェアではないかもしれませんが、超ロングセラーで設計も古いのですが山からの運用で今まで大活躍してくれたFT-817NDです。 このリグは大好きなリグでファンも多いリグです。今回の比較はこの設計年度の違いが大きく影響しています。しかしFT-817NDの音の良さや重量面での優位性はまだまだ捨てたものではありません。このあたりもいろいろと比較していきたいと思っています。 これからもFT-817NDに活躍してもらうつもりです。このような意味で、くれぐれもFT-817NDの良さを忘れるつもりはありませんのでその点だけはご理解ください。
ご参考まで以前FT-817ND、FT-857D、IC-7000のベンチマークをやったときの記事はここです。
比較実験お疲れ様でした。ありがとうございます。
音質は好みが分かれる処でしょうか、817の方が無線らしいと思う。
あと、パネルなど操作性は705が優しい、老眼に817は無理。最近の傾向としてICOMが感度が高いようですね。
skyさん
コメントありがとうございます。これは家の中での試験でした。蛍光灯、パソコンのノイズを拾っているのか817の聞こえ方が悪すぎますね。山で使う目的なんで外でテストしました。まだビデオ編集終わってないのですが。
管理人様 初めまして。12月に頼んだ705がやっと着て申請が終わりました。
430のFMで送信すると他の910でモニターしましたが音が高く低音が少なく感じたりローカルからのレポートにも言われます。モニターしても高めの感じもしますし少し音が割れている気がします。ゲイン50-60%くらい。仕様でしょうか?。
takaさん
IC705入手されたようでおめでとうございます。IC705は送信音質も自分でモニターできますし、送信音質も受信音質も調整できます。ぜひちょうどよい音質を見つけてみてください。