バーチャル・ハムフェス2020に見えたもの


おかげさまで昨日のオンラインで実施されたバーチャル・ハムフェス2020は全体としても、そしてSOTA日本支部としてもすべての企画が好評のもとに終わることができました。

まずはバーチャル・ハムフェス2020を開催、実行されたスタッフの皆様、特に7K1BIB山内さんには何度もリハーサル、および進行についての相談に付き合っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

一番心配していた山から生中継も、SOTA登録の山頂、7地点をZoomで結ぶ、生配信を完璧な形で実行できました。 山頂という非常にネット環境の厳しい場所での回線状況、そして日増しに寒さを増してきたこの頃、天候が本当に心配でしたが、風が強かったものの、まずまずの天候の元、遠くの山々、そして麓の町や、山頂の様子をきれいに映していただきました。 SOTA日本支部のGOTO SOTA 2020「山から生中継」に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。朝早くから出かけられたと思いますし、山頂での寒さとの闘い、そして帰りの渋滞と本当に頭が下がります。

中継を見ていたSOTA日本支部以外の多くの方々からも、ほとんど絶賛に近いコメントをいただくことができました。コメントを頂いた方々にもお礼を申し上げます。

夕刻、19時からはSOTA日本支部のオンラインアイボール会を開催し、総計24名の方の参加の元、当初の1時間の予定を大きく超えて夜のふけるまで、無線の話、山装備の話、熊の話、ヒルやダニの話、アマチュア無線活性化、SOTAのさらなる裾野の拡大などを話すことができました。特にSOTA参加の敷居をさらに下げることについては私自身、なるほどと思う点も多く、今後も発展させていきたいと思っています。貴重な時間、ご意見、楽しい時間をありがとうございました。

バーチャル・ハムフェス2020の全体を通して根底に流れていた「どうやってアマチュア無線自体を活性化させるか、若者にどうやって楽しさをわかってもらうか」については、我々同じ趣味を持つものとして今後も真剣に取り組むべき課題です。北米や欧州、アジア各国で成功しているアマチュア無線の活性化がなぜ日本でできていないのかについても真剣に考える時なのだと思います。

昨日のSOTA日本支部の皆様、そして生中継を見ていて感想をいただいた皆様とおそらく共感できたことは、

「まず自分自身がこの自分の世界を楽しむ、そしてその楽しさを仲間と共有し、さらに深く楽しむ、その世界をアマチュア無線に関心のない人も含め、多くの人たちに見ていただく。」その大切さ、

もう一つは

「アマチュア無線の世界の中だけで考えず、例えば登山、例えば電子工作、例えば旅行、例えばパソコン、例えば写真、etc. などアマチュア無線に関係づけられる趣味の世界への情報発信。」

アマチュア無線の内側からではなく、外側からのアプローチ

ではないかと思います。このように少しでも多くの人にSOTAをはじめアマチュア無線そのものに興味を持ってもらえたらと思っています。そのためにSOTA日本支部も可能な限り努力していきたいと思いました。

本当に楽しい一日をありがとうございました。

 


JA1CTV
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