今年もまた衝撃的なニュースが飛び込んできた。

昨年リチウムイオンバッテラを開発した後、定年退職した、クリス ジョーンズ ホニャララ博士に代わり、今回のニュースは元ホニャララ氏の助手を務めていたクリス トーマス ヴィクトリア博士だ。

なんとクリストーマス博士は無線機自体を仮想化し、目的に合わせて仮想化した無線機を自由に構築できるシステムを完成させたという。　これがどんなものなのか先日、インタビューを実施しましたので紹介したいと思います。

記者：クリストーマス博士、今日はありがとうございます。博士は昨年からクリスジョーンズ博士に代わって、研究所を代表する第一線の研究者としてご活躍中ですが、この度、仮想化した無線機を作られたとお聞きしました。

クリス：ソウデスネ・・・・、今コンピュータの世界はひとつのコンピュータの中に複数のコンピュータを構築する「仮想化の技術」が進んでいますネ。この仮想化により、本来自分がなり得なかったものや動物になったりすることで、皆さんを楽しませるという現象が起きております。その頂点に立つのが1979年から始まった欽ちゃんが司会を務める「全日本仮装大賞」ですね。この仮装大賞は・・・・

記者：え～博士、すみませんその「仮装」は「仮想化」ではないですよね・・・・

クリス：まあ、本来のモノではなく別のモノになってしまう点では同じだから、硬いことは言わず・・・と言って誤魔カソウ・・・・

記者：・・・・・

クリス：この仮想化の技術は、コンピュータのように仮想化したバーチャル無線機を親機となる無線機の中にソフトウェアで作りこむ技術です。

記者：なるほど、それはとても面白そうですね・・・・

クリス：特にいまの時代はSDR全盛で無線機の様々な機能がソフトウェア上で動くようになっていますので、とても仮想化の技術と親和性が高いのです。

記者：なるほど、なるほど、興味がわきます。　例えばどんな感じで実現できるのでしょう？

クリス：IC-705は山でも使える移動用の無線機としてとても人気ですが、例えばこのIC-705の中にソフトウェアでIC-9700を作ります。そうするとIC-705で1200MHzに出ることもできるようになるのです。

記者：・・・・え！そんなことが？

クリス：どうですか？ホレホレ・・・

記者：お～、すごい・・・・・

クリス：他にも例えばIC-705の中にIC-7610を仮想的に作ることもできますよ。ほら、ドヤ？

記者：わ～・・・すごいですね。　これは画期的です。　あれ？でも1200MHz？　デュアルウォッチとかできるのかな？

クリス：ICOM製のリグだけではないですよ。これはTS-990を仮想的にIC-705の中に作ったものです。ドヤドヤ・・・・

記者：・・・・・あれ？　ちょっと待ってくださいよ。え～っと・・・

クリス：あまり深く考える必要はないですよ。たとえば旧式のアナログ無線機を仮想的に作ることさえできます。

これはTS-520Xを作った仮想TS-520Xですね。

これは仮想化したFT-101BSです。

どうです、素晴らしいでしょう？ドヤドヤ？

記者：でもこれって仮想化できないRF PA回路などはどのようになっているのでしょう？

クリス：それはまあ、・・・・・メーカーがうまいことやってくれています！

記者：うまくやるって何を？

クリス：ほら、デジタルTVモジュールを組み込めばデジタル放送も見れまっせ～　もちろんCTV（カラーテレビ）ですよ。

記者：お、林田アナウンサ～、大ファンなんです・・・・　でもカラーテレビって・・・古いなぁ

クリス：・・・そうそう、ここで大スクープ情報です！　ここだけの話ですよ！　絶対誰にも言わないでくださいね、超マル秘情報なので。

記者：はい、判りました！私は口が堅いので大丈夫です。

クリス：実はICOM社が今やっているマイクロウェーブ製品開発の「SHFプロジェクト」とは・・・・コレなんです。

クリス：仮想化技術でIC-705の中に「電子レンジ」を構築しているのです。　IC-705を山に持っていけば、すぐにチンして暖かいご飯が食べられますよ。

記者：・・・マイクロウェーブって・・・・　また意味を取り違えているような・・・　クリス博士、だいたい、これどうやってレンジのドア開けるんですか？

クリス：あ、それでは、私はちょっと別の会議があるので失礼しますよ。

記者：・・・・・・

クリストーマス博士の開発したこの仮想化無線機の技術は599億円のライセンス料を払えばだれでも使用できるということだ。

この画期的な技術により超高級機をIC-705の中に構築したり、いまでは存在しないような火花放電式電信送信機も構築できるということだ。

興味のある人はぜひクリス トーマス ヴィクトリア博士にコンタクトを取ってみたらどうだろう。