仙丈ケ岳


長野県伊那市仙丈ケ岳(JCC#0909,SOTA#JA/YN-004)

こもれび山荘を朝4時にチェックアウト。 まだ真っ暗です。 ヘッドライトをつけて出発です。

北沢峠からは昨日の甲斐駒とは逆に南西方向に歩きます。

こちらのほうが熊の出現が幾分多いようで、真っ暗闇の中で時々大声を出しながら登ります。 最初から急登です。

1合目到着。 仙丈ヶ岳は何合目かの明確な標識があります。

さらに進んで小ピークの2195mを超え少し下ると、この2195mの巻道との合流地点に到着。 ここが2合目になります。 まだ太陽は登っておらず暗いです。

4時40分ころになると、あたりが白んできました。 写真は高感度のカメラなので明るく映っていますが、まだ暗いので熊除けのため時々大声を出して登っていると先にヘッドライトが見えました。 先行者がいるようです。 これでもう大声を出す必要はなくなりました。

登り始めて1時間で3合目に到着。 このころが日ノ出の時刻。

4合目。 単調な登りが続きます。

そして、5合目の「藪沢大滝ノ頭」、標高2,519mに到着。 出発してから1時間40分経過。

ここは「馬の背ヒュッテ」方向への分岐でもあります。 今日は天気予報によると、遅くなってから曇ってくるようなので早い時間に尾根筋を歩きたいので、そのまま、まっすぐ「小仙丈ケ岳」方向に直登です。

一段と登りが急になってきます。

露岩

長い急登

6合目到着。 森林を抜け、低木帯になりました。

振り返ると昨日の「甲斐駒ヶ岳」の雄姿。 甲斐駒の右手に「摩利支天」、手前の森林限界を抜けているところが「駒津峰」、その手前の樹林帯のピークが「双児山」です。 昨日登った谷筋コースと尾根筋で下山したルートがはっきり見えています。

南東方向には鳳凰三山

急登を登り続けてようやく「小仙丈ケ岳」と巻道分岐に到着。 もちろん「小仙丈ケ岳」に向かいます。

分岐からは数分で「小仙丈ケ岳」、2,864mに到着。 出発してから2時間40分。 標準コースタイムを20分も巻いてます。

向こうに見えるのは中央アルプス。

「仙丈ケ岳」の美しい稜線。 南アルプスの女王です。

反対側には対峙する南アルプスの貴公子「甲斐駒ヶ岳」。 山容が全く違います。

「小仙丈ケ岳」からの下りはすこし岩稜地で注意が必要です。 露岩の急下り

下からみると

この岩場を下ると8合目になります。

さらに先に進みます。 振り返ると「小仙丈ケ岳」と下ってきた岩場が見えます。

さらに登り続けて、「仙丈小屋」との分岐を通過。 ここもまっすぐに「仙丈ケ岳」に向かいます。

登り続けていくと、一旦見えなくなった「仙丈ケ岳」が稜線右手に見えてきます。 右手は氷河が削ったカール。

カールの底に「仙丈小屋」が見えます。

チシマギキョウが咲いています。

そしてようやく「仙丈ケ岳」、標高3,033mに到着です。 出発してから3時間50分でした。

そして左から富士山、北岳、間ノ岳の勢ぞろい。 日本の標高順位の123です。

歩いてきた稜線と甲斐駒です。 最高です。

山頂からの360パノラマ写真です。

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ちょっと雲がわいてきていますので、すぐに無線開始。

飛びはちょっとアンテナ調整が良くなかったのか、4局だけ、7MHzと14MHzで交信。

今日はできれば13時10分、北沢峠発のバスに乗りたいので、9時半~10時に山頂を出れば間に合うと思うのですが、念のため早めに下山することにしました。 13時10分の次は15時で、これだと今日のキャンプ場のチェックインに間に合いそうにないのです。 9時に撤収。 下山開始。

途中、仙丈小屋ルートとの合流地点でライチョウがいました。 何とラッキーな!

動画も撮りました。 親鳥2羽とヒナが4羽ほどいました。

下山は巻道を使いながらほぼピストンです。 3時間で北沢峠に到着。 バス出発まで十分すぎる時間があります。 こもれび山荘で作ってもらったお昼のお弁当を山の上で食べず、こもれび山荘に戻ってから食べました。 このお稲荷さん、絶対おすすめです、本当においしい。

13時10分発のバスで仙流荘バス停に到着、温泉に入ろうと思ったら今日は仙流荘が定休日で入れず・・・・ 残念

今日のキャンプ場は鹿嶺高原、途中「高遠」の「さくらの湯」で汗を流して、鹿嶺高原へ。

今日のルート

そして高度です。

 

総距離:11.0km

沿面距離:11.9km

累計標高:1645m

つづく


JA1CTV
山岳登山の道

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