
Elecraft KX2変更申請
KX2は米国製の無線機であり、日本で使用するには技術基準適合証明を受けなければいけません。今回JARDに技術基準適合証明を受けましたので、その手順を記録しておきます。
まずはElecraft社からKX2を購入する場合に日本では免許されない5MHz、60mバンドの送信ができないように改造してもらい、その改造証明書をもらっておく必要があります。
そして、技術保証認定を行っているのはJARDとTSSの2社がありますが、今回は以前MMDVMで保証認定をもらった時にも利用したJARDに依頼することにしました。 JARDのホームページにて技術適合保証認定の申し込みをしますが、まず総務省の電波利用電子申請・届出システムLiteにて申請書を作成しておきます。 そして、最終的に申請書が完成した時点で・・・そのまま総務省に送信はしてはいけません。 作成した申請書を保存し、ダウンロードしてZip形式のファイルをJARDに送る形でJARDの技術保証の申し込みをします。 最終的にJARDから技術基準適合の保証書と変更申請書(自分が作ってJARDに送ったZipファイルが修正されている場合もある)がメールで来るのでこれを併せて電波利用電子申請・届出システムLiteで総務省に送る手順になります。 2022年4月現在約1週間でここまで完了します。
最終的に申請書の工事設計書は下記のようになります。
注意してほしいのは占有周波数帯幅を入力する必要がないこと。そして電波形式と変調方式を上のように記述することです。
添付書類としてElecraft社からの改造証明とKX2の送信機系統図を添付します。
この送信機系統図はElecraft社のマニュアルにあるものだけではダメで送信周波数帯の記述が必要です。
上の送信系統図はこのまま使えます。必要な方がおられましたら使ってください。
そしてJARDから届いた技術基準適合の保証書を添付し総務省に送信します。
あとは私の場合免許記載事項に変更はありませんので機器の変更届出だけですので、総務省からの審査終了を待つだけです。
そして本日、無事、総務省の変更審査終了となりました。