
北八ヶ岳縦走1
この週末は天気も良くなるという天気予報もあり、北八ヶ岳の縦走に出かけました。
ルートは「唐沢鉱泉」から「天狗岳」、そして北方向に縦走し、「にゅう」、「麦草峠」、「茶臼山」、「縞枯山」のルートで、一度歩いてみたかった場所です。
登り口と下山口が違う場所なので、今回は車ではなく電車です。 土曜日の朝、八王子まで行って7時29分発のあずさ1号で茅野に向かいました。 9時7分にJR茅野駅到着。 駅は高遠の桜を見に行く観光客がだいぶ多かったですが、登山客はほとんどいませんでした。 唐沢鉱泉まではバスもないのでタクシーで行くしかありません。
タクシーで唐沢鉱泉まで約40分。
唐沢鉱泉のベンチで靴を履き替えて支度をして、10時10分出発。 天気が最高です。
ウグイスや野鳥のさえずりの中、八ヶ岳特有の苔がむした登山道を歩きました。
やっぱり八ヶ岳は最高です。
少し雪が出てきました。
だんだんと雪も増え、溶けた雪が再凍結したツルツルの氷になってきたので、このあたりでチェーンスパイクを装着。
登山道にも沢のような場所がありガチガチに凍っています。
だんだんと雪も増えてきました。
唐沢鉱泉からちょうど2時間で今日宿泊予定の「黒百合ヒュッテ」に到着。
チェックインをして、重い荷物の一部をデポして「東天狗岳」に向かいます。
ここからはチェーンスパイクではなく、12本爪のアイゼン装着で向かいました。
「中山峠」から右折で天狗岳に向かいます。
「東天狗岳」が見えてきました。
しばらく進むと「西天狗岳」も見えてきました。
岩稜帯を登ります。
中山峠の東側は断崖絶壁、右に見えるのが「稲子岳」です。 大昔、中山峠と稲子岳は平坦な台地だったようですが、平安時代の887年に起きた大地震で稲子岳が山体崩壊でそのまま滑り落ちてこの地形になったようです。 このため中山峠の東斜面は断崖絶壁になっています。
この断崖絶壁には雪庇も反りだしているので注意が必要です。
雪の急斜面をアイゼン、ピッケルで登りました。
「東天狗岳」の山頂碑が見えてきました。
そして、東天狗岳、標高2,640 mに到着。 雪山と格闘し、黒百合ヒュッテから1時間半でした。
これは南側の景色。 手前が「硫黄岳」、遠くに、「赤岳」、「阿弥陀岳」が見えています。
これは北方向。左側遠方に見えているのが「蓼科山」、その右が「北横岳」、「縞枯山」の稜線です。 明日はあの辺りまで歩いていきます。
「西天狗岳」もきれいに北面は雪がついています。 今日は時間もなく、ここからの下山はまたまた難関な岩稜帯の「天狗の奥庭」を通って黒百合ヒュッテまで戻る予定なので、「西天狗岳」も登りたいところですが断念。
ピストンで来た道を戻り、「天狗の奥庭分岐」まで戻りました。 「すりばち池」方向です
「天狗の奥庭」に到着。
岩場を乗り越えていきます。
大きな岩に書かれた矢印だけを頼りに進みます。
岩稜帯が続きます。 金峰山にあるような岩の塊が見えてきました。 この岩峰の右側を抜けて進みます。
遠くに「すりばち池」が見えてきました。
すりばち池を半周して天狗岳を見ると、素晴らしい景色です。
すりばち池を越えると黒百合ヒュッテが見えてきました。
本日のルートです。