
木曽駒ヶ岳‐1
3連休は中央アルプス、木曽駒ヶ岳のクラシックルートを楽しんできました。 木曽駒ヶ岳は2020年8月に「千畳敷」までの駒ヶ岳ロープウェイで登り、これが一番ポピュラーなルートなのですが、今回はロープウェイを使わずに「桂木場登山口」からのスタートです。
このコースは新田次郎の著書、「聖職の碑」の舞台になった場所です。 大正2年8月にこの場所で悲惨な山岳遭難事故が起き、中箕輪尋常高等小学校の11名の尊い命が失われた場所です。 昭和58年に映画化もされた実話です。
朝、新宿バスタを出発し、伊那バスターミナルまで行ってからタクシーで桂木場まで向かいました。 バスが渋滞で遅れてしまい、今回一緒に登った仲間からは遅れてしまいましたが、途中で何とか追いつくことができました。
荷物は衣食住、全部担ぎあげで20㎏超。 初日予定のビバーク先では水場はありませんので、水だけで4リッターもあります。 本当に重かった。
初日は途中でビバークの練習もかねてテントではなくツェルト泊です。 ビバークの許可は正規に取得しております。 ツェルトの写真を撮るのを忘れました。
夕飯はカレーとみそ汁。
翌朝6時半に出発、「胸突八丁」の急坂を目指しました。 長い急坂を登り続けます。
途中に「津島神社」という場所があり、ここにある、岩洞にはヒカリゴケが自生していました。
さらに急坂を登りつづけ、ようやく「胸突ノ頭」に到着。
「胸突ノ頭」から少し先に行くと「分水嶺」という場所に到着。 ここは聖職の碑で赤羽校長先生が命を落とした場所です。
振り返ると「行者岩」が見えています。
行く先には「将棋頭山」、手前は2,646mの小ピークです
「将棋頭山」、標高2,730mに到着。
2日目の宿泊先、「西駒山荘」に到着。