Hamlog関連のエラー


ここ数週間、ハムログ関連の動作で不可思議なエラーが発生していますので原因が突き止められていませんが、状況をまとめてみました。

一言でいうとHamlogおよびHamlog QSLから直接外部のネットワークへの接続関連ができない問題です。直接と書いた理由はH-QSLの受信はできます。これはH-QSLが受信にメールのプロトコルを使っているので全く問題がないのだと思うのですが、下記のような直接ネットワークにアクセスする機能が「サーバーが見つからないか、DNSエラーです」というWindowsのポップアップ警告がでて先に進めません。

Hamlogで使えない機能

  • ユーザーリストGet’s
  • 免許状Get’s
  • バージョン情報からの最新版確認

H-QSLで使えない機能

  • QSLの送信
  • バージョン情報からの最新版確認

どれもプログラムから直接ネットワークへのアクセスをしている機能です。「ユーザーリスト」と「最新版確認」はもしかしたら同じサーバーを見に行っている可能性もあるので、その見に行っている先のサーバーが落ちている可能性もありますが、免許状については総務省のDBにアクセスしているはずです。このためサーバー側の問題ではないと思います。

私の予想はこれらのソフトウェアから直接ネットワークに接続をしないようにPCのセキュリティソフトが動いているのではないかという点です。

そこで次のことをやってみました。

まず私のPC環境(試験時)です。この問題に関係していると思われるものだけ書いています。

Windows 10 PC Homeバージョンは21H1ビルド19043.1288の最新です。

ウィルス、セキュリティソフトはマカフィーリブセーフというソフトです。このソフトにはマカフィーセキュリティセンターというコンポーネントも入っています。 それぞれのバージョンは

  • マカフィーリブセーフ 16.0 リリース39
  • マカフィーセキュリティセンター 19.9 ビルド19.9.128

Hamlogのバージョン 5.34と5.34aの両方を使いました。詳しくは下記4項

H-QSLの バージョン 4.0

DNSは自宅サーバー内のものをプライマリー、セカンダリーは外部でISPから指定のものです。

HamlogおよびH-QSLは同じフォルダーにいれてProgram Files(x86)というフォルダーの下に入れています。この環境での注意点はここに記述していますが、管理者権限でHamlogもH-QSLも起動させることで今まで何も問題なく動いています。

この状態で検証した結果を書いていきます。

1 セキュリティソフトウェアの設定

まず疑ったのはセキュリティソフトです。すべてのファイヤーウォール機能を無効にしてみましたが、結果は変わらずNGでした。

関係ないと思いますが、リアルタイムスキャン、アプリの最適化、ウェブの保護、迷惑メール対策をすべてOffにしてみましたがNGでした。

2 DNS設定

次に疑ったのはDNSです。我が家では自宅サーバーがあるため、イントラネットへのアクセスも可能なようにDNSを組み込んであります。このため、ここはほとんどの方は考慮する必要はないと思います。プライマリーDNSはこの自宅サーバー内のDNSです。セカンダリーはISP指定の外部です。ここでプライマリーDNSを通常の人が使うように外部の設定にしてみました。結果はNGでした。

3 管理者権限関連設定

ハムログは基本設定ではインストールはCドライブの直下です。 これはWin 7くらいからでしたでしょうか?Program Fileというフォルダーに置いた場合、管理者権限などの管理が厳しくなったためだと思います。私はここにも書いたようにあまりCドライブ直下に実行プログラムを置くのが好きではないためProgram File(x86)の下にHamlogを置いて、HamlogとH-QSLは管理者権限で実行しています。少し変則的な使い方です。このためネットワークへの直接アクセスに何等かの制限が掛かっているかもしれないと思いました。このためまずHamlogとH-QSLがきちんと管理者権限で実行されていることを確認しました。これは問題無し。次にHamlogのフォルダーごとCドライブ直下に置いて試してみました。結果は依然としてNGでした。

4 Hamlogのアップデート

最初試験を行っていたバージョンは5.34でしたが、手動で最新版の5.34aをダウンロードし最新版にアップデートしてやってみましたが、これもNGでした。

5 原因不明の解決

考えられるところをすべて当たりましたが全部NGでした。そこで試しに、記念局8J0Kを運用した時に使った昔のHamlog、バージョン5.32ががありましたのでこれで試してみました。するとなんと全部OK。最新バージョンチェック、ユーザーリストダウンロード、免許状Get’s、H-QSL送信すべてがOKになりました。

ここで最新版の5.34aでもう一度やってみると、なんとこれもまた全部OKなのです。????

このためファイヤーウォール、DNSの設定を元に戻してみましたが最新版でやってもすべてOKでした。

いまだに何が原因か判りません。おそらくセキュリティソフトが一度通した通信を記憶したのかもしれません。すっきりしませんがご参考になるかなぁ・・・・ ならないと思いますが、同じような問題で悩んでいる方は、Hamlogの旧バージョンで試してみることも一考かと思います。

また何か気づいたことがあれば投稿します。

 


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3件のコメント

  • JH0KSP/SHIZ

    DNSエラーは、総務省の免許検索システムが保守中の場合によく出ます。土日など休日はメンテナンスしていることが多く、しょっちゅう出くわします。知らないうちに復旧しています。さっきまでダメだったのに?という感じで。

    • JH0CJH

      KSPさん、
      そうですか、私はあまり出くわしたことがないので・・・ハムログの最新バージョンチェックもできないので、なんとなくこちらの問題のような気がします。

  • 間垣 

    ハムログ 訂正画面が 黒くなってコールサインが出てこない
    操作の仕方教えてください 宜しくお願いします

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