山岳移動ダイポールアンテナ製作

私がいままで山岳移動に使っている50MHzのアンテナはダイポールアンテナで、アンテナマストは5.5m位のアルミ製です。

昨年の横浜コンテスト用に28MHzのダイポールを作った時に、ギボシ端子で50MHzにも使用できるように作ったものです。

こことかこれが製作記事です。 28MHz用に作ったので50MHzで使うときは園芸用のダンポールと呼ばれる青いグラスファイバー製のポールを短くして山に持っていっていました。 こんな感じです。

アンテナは分解してアルミのアンテナマストと一緒に釣り竿のケースに入れて持っていっていました。 しかし、軽いとはいえ、釣り竿ケースの中身は全部で3kgもあり、山に登るのは一苦労。 だいたい山に登るのになぜ釣り竿を持っているのかと周りの登山の方には不思議がられていました。

何とか軽く、しかもリュックサックに小さく収まるようにしたいと思っていました。

先週、ハムフェアで昨年から狙いをつけていた、超小型のバランを購入。 今年のハムフェアでの唯一の購入品です。

そして、山と無線のブースでJR1NNLさんから、ケーブルキャッチャーを紹介してもらい、本日DIYの店でケーブルキャッチャー、アルミ製の棒を購入し、軽量山岳移動ダイポールアンテナを製作しました。

ケーブルキャッチャーは電気工事で配線をするときに使う釣り竿のような棒で、釣り竿よりも段数が多いので、収納時は短くなります。 結構強度もあり、小さなアンテナであれば、最細のところに取り付けた状態でもアンテナが上げられるようです。

用意した部材は

  • ケーブルキャッチャー 4.5m
  • 小型バラン(QB-50QRP 大進無線)
  • アルミポール 6mm径 1m 1本
  • アルミポール 4mm径 1m 2本
  • 真鍮ポール 2mm径 20cm 1本
  • 金具(「ひ」型、クランク型 各1個)
  • ボルト、ナット、蝶ボルト、蝶ナットなど
  • タイラップ バラン固定用 数本
  • 目玉クリップ 最小のもの 2個

6mmのアルミポールと4mmのアルミポールを、50cmずつに切ります。 ちょうど4mm径のアルミポールは6mm径のアルミポールの中に入るサイズです。 また2mm径の真鍮ポールも4mmのアルミポールの中にちょうど入る大きさ。 これを下の写真のように組み合わせて製作。 写真の上から

  • 6mm径アルミポール 50cm長 先端側に目玉クリップがついています。
  • 4mm径アルミポール 50cm長で片側に真鍮ポール、反対側に6mm径アルミを少しだけ切ってつけたもの
  • 4mm径アルミポール 50cm長です。

element separated

一番上と一番下は単なるポールです。 加工は2番目のポールに集中。

まず6mm径のアルミポールに入れる側の4mm径アルミポールの端は下のようになっています。

joint1-1

2cmくらいの、スリーブのような短い6mm径アルミポールはエレメント長の固定用です。 アンテナのSWRの調整をした後に、瞬間接着剤で固定。 SWR調整はこの4mm径アルミポールを6mm径アルミポールに入れて長さを調整することで行いますので、最初に接着剤で固定しないように注意。

6mm径と4mm径の接続部分(スリーブ部分)を目玉クリップで止めます。

joint1-2

これで最初のジョイント部分は完成。

2番目の4mm径どうしのジョイント部分は、このようになっています。 2mm径の真鍮ポールが入れてあります。 これも瞬間接着剤で固定。 電導は確保されていないといけませんが、5cmくらいあれば、どこかで電導は確保できるようですので、あまり神経質になる必要はないようです。 真鍮のポールにする理由は強度です、アルミの2mmのポールもありますが、強度が弱く折れてしまいます。

joint2-1

2番目のジョイント部分です。 真鍮ポール部分を4mm径のポールの中に入れるだけ。 固定方法はクリップでは重くなりますし、差し込むだけで結構しっかりつながるので、そのままにしています。 実際の運用では、ビニールテープやプラスチック製のクリップで止めようと思います。

joint2-2

すべてつなげると、2本のエレメントは、こんな感じになります。

element connected

次は、バランとケーブルキャッチャーへの固定部分の製作。

言葉で説明するのは難しいので、写真を見てもらうのが一番ですが、「ひ」のような形をした金具とクランク型の金具を組み合わせて、バランを固定しています。

mount2

クランク型の先端には蝶ボルト、蝶ナットと大きめのワッシャーを取りつけます。

mount3

バランはタイラップで固定します。

mount1

ケーブルキャッチャーの先端のケーブル引っかけ用の金具に、蝶ボルト・蝶ナットを締めて取り付けられるようにします。

mount4

これは背面写真。

mount5

購入したバランは、アンテナエレメントがワイヤーの場合に備えて、圧着端子と蝶ナットがついていましたが、これは不要なので取り外して、6mm径のアルミポールを直接バランのボルト部分に取り付けます。

この時、6mmのアルミポール内径が若干大きいため、バランのボルト部分からすぐに抜けてしまうので、少しだけ6mmのアルミポールをつぶします。 つぶしすぎないように注意。 写真では判りませんが、少しだけつぶれて楕円形になっています。

6mm pole

これで、バランのボルト部分に回して、しっかりと取り付けることができます。

element

これで完成。 次は調整です。

近くに導電体があると、SWR調整がうまくいかないので、私は近くの公園でSWRの調整を行いました。

test

調整は6mmと4mmのジョイント部分の入れ子部分の長さ調整で行います。

こんな感じでSWRが落ちてくれました。

50MHz dipole mountain SWR

もう少し短くてもよいかもしれませんが、50.0~50.6MHzは完全に実用域です。

これが、マストまで含めたアンテナ全部品。

6m dipole

いままでのアンテナと比べると、大きさもこんなに小さくなりました。 重さも、3kgが400gになりました。

size comp[

来週晴れたら、どこかの山に行ってみたいと思います。

 

2014年10月 バラン取り付け部分の改良を行いました。

 

 

「山岳移動ダイポールアンテナ製作」への8件のフィードバック

  1. いゃー、細かい工作ですね、脱帽です
    バラン、私も小型バランを持っていたような
    どっかに仕舞い込んでしまったのか、さてはて !
    9/15 BBQ 顔だけでも出すか、思案中・・

  2. SKYさん、
    15日に行けたら、このアンテナと自作アンテナベース(タイヤベース)を持って行こうかな。

  3. 自作のアンテナは、それぞれ、作り方に個性がありますよね。
    見ていても楽しいし、参考にもなります。

    私の山岳移動用のアンテナは、今は5エレ八木だけなんですが、場所や目的に応じて、3エレデルタループの復活や、DPも揃えておきたくなってきました。

    カワさんも、更なる発展形があるかも知れませんね。
    アルミパイプの肉厚を0.5mmのものにするともっと軽くなります。

  4. サンマさん
    了解です~。 5エレですか? すごいですね。
    私も3エレくらいに発展させようかな・・・
    今週末は天気あまりよくない予報ですね。
    久しぶりに山で運用してみたいのですが。 ところで個性・・・出てますかね?

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