山岳移動用ギボシダイポール
昨日の土曜日は、大掃除で移動運用は断念、でも家の中が少しすっきり。 土曜夕方から山岳移動用のギボシダイポールアンテナを作ってみました。
ギボシダイポールは、ギボシ端子でアンテナの長さを切り替えるもので、以前、車で移動する時のために、7/10/14/18/21/24/28MHzの7 バンド用のギボシアンテナを作りました。 当時の記事。
ただ、この時作ったアンテナはバランが重いため、移動用のポールには取り付けられず、使用できません。 普段、50MHzに使っている低電力用の軽量バランに取り付けるように作成しました。
アンテナの線材は、ホームセンターで売っている一番細いものです。 山岳移動のFT-817NDとの組み合わせで使うので、Max 5Wに耐えられればいいので、軽量化も兼ねて細いものにしました。 また周波数も7MHzと10MHzを含めると長く、重くなるため、14MHzから28MHzの5バンド用としました。
アンテナ製作中
アンテナアナライザーがあると、調整が楽です。 私はAA-54を使っています。
SWRはこんな感じで落とせました。
14MHz
18MHz
21MHz
24MHz
28MHz
18, 21, 24 MHzはもう少し短くしても良かったようですが、私の場合HFの運用はCWだけで、バンドの下のほうなので、十分実用域です。
ギボシアンテナは、アンテナ自体の重さや引っ張り力がギボシ端子に直接かかって抜けないようにすることが重要です。 今回はこんな小さな柔らかいプラスチック製ラベルで接続部分を作りました。
このギボシを接続すると14MHz、切断すると18MHzに同調します。
バランの接続部分も直接、ギボシ端子に力がかからないようにします。 50MHzでも使うのでボルトの部分は生かしておく必要があり、ボルトの根元部分に圧着端子で取り付けました。 そしてバランの取り付け部分にサルカンで取り付けられるようにしました。
本日、ギボシアンテナの完成後、近くの公園でテスト運用。
ばっちりです。 これで、山岳からの運用がまた楽しみになりました。 DX局へのSOTAサービスも十分可能になると思います。
完成後のアンテナの各部分の長さです。 完成後にメジャーで測った程度なので精度はあまりありません。 ギボシ端子の接続部分の返しの長さも含んでいる、線材自体の長さです。
- バラン- 28MHz: 2520 mm
- 28-24MHz延長部分: 510 mm
- 24-21MHz延長部分: 560 mm
- 21-18MHz延長部分: 640 mm
- 18-14MHz延長部分: 1020 mm
長さは線材の太さでも変わります。 多少、長めに切ってからSWRを追い込んでみてください。
面白いギボシダイポールですね
高く上げてしまうとバンド切り替えの都度
降ろす必要があるのが欠点なんですね
SKYさん、
車で移動するギボシダイポールは滑車で上げ下げしてます。
今回の山岳用は5m高なのでポールの伸縮で簡単です。
山頂ですので狭い場所では広げられませんけど、ちょっと広い場所ならハイバンド用ですので大丈夫かなと思っています。
あっ、滑車利用でアップダウン、成程!
後は軽いコイルで短縮出来ると移動ローバンドも可能なのか‥
SKYさん
短縮コイルがあるといいですね。
いつか作ってみたいですが、山の上ではやっぱりLow Bandは場所取りすぎになってしまうかな。
自宅のバルコニーで調整でしょうか?
広くてアンテナ調整がしやすそうですね。
ロケも見晴らしが良くて電波の飛びそうなロケでFBですね。
CRPさん、
はい、両方の場所は、山に行けない時の私の実験室です。
This style of antenna is very popular in VK for SOTA operations, where it is called a “linked dipole”. I have one cut for 40/20/15/12, and the 12m link can be tuned to work well on 10m as well. I have worked all over the world using mine!
Hi Andrew
OK got to know that. I never know it is called as Linked Dipole in VK. In Japan we call it as Giboshi Dipole. Giboshi is the name of snap connector. I haven’t used this new antenna yet, then wish to try it in field asap. Once I made a plan of expedition with this antenna, surely will announce in SOTA Watch.