南アフリカでの海外運用
先日、偉大な指導者である、ネルソン マンデラ氏の死去が伝えられました。 何度か南アを訪問し、マンデラ氏の家や博物館、そして先日、マンデラ氏が27年間投獄されていた、ケープタウン沖のローベン島を遠く見ていたことを思い出していました。 マンデラ氏の安らかな眠りを祈ります。
マンデラ氏の家
ローベン島 遠くに見える平坦な島です。 クリックで拡大
今回、初めて南アフリカでのアマチュア無線許可を得ましたので、下記の通り情報を共有しておきます。 尚、この情報は2013年11月のものですので、変更になっている可能性もありますので、ご注意願います。
南アフリカでアマチュア無線のライセンスを発給している機関はSARL (South African Radio League)です。
http://www.sarl.org.za/public/licences/guest.asp
上のページに、外国人の免許の取得方法が詳しく記述されていますので、さらなる説明の必要はないと思いますが、一応記述しておきます。
南アフリカと日本の間には相互運用協定はありません。 このため、上記のページのGuest Licensing – Visitors to South Africaの部分に従って申請をしました。
提出書類は、上記のページに記述してある番号順に
- 自国のライセンスのコピー (局免、従免のコピーと、それぞれの英訳証明)
- HAREC証明、 これはCEPT系のライセンスでない人は不要 私も提出していません。
- パスポートのコピー 写真のページだけでOK
- ICASAの滞在証明 私は提出していません
- 申請用紙 http://www.sarl.org.za/public/licences/guestfrm.htm リンク切れのときはここ。
- 40ランド支払いのためのクレジットカード情報など 申請用紙に記述する場所があります。
これらをまとめてPDFでSARLに電子メールで送付。 送るアドレスは上記のSARLのホームページに紹介されています。
しばらくすると、SARLの事務局から、ZSでの運用してよいという許可メールが届きます。 それだけで、特にライセンスと呼ばれるようなものは送られてきません。
ビジターライセンスでのコールサインは、ZS*/ホームコールサインとなります。 エリアがきちんと分けられていますので、下記ページを参考にエリア番号を*部分に追加します。 たとえば、今回私の運用したケープタウンであればZS1/JH0CJH、首都ヨハネスブルグではZS6/JH0CJHとなります。
エリア http://www.sarl.org.za/ZSZones.asp
尚、南アフリカはアフリカの中でも非常に治安の悪いところがあります。 特に、ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウンなどの都会では特に危険な地域があります。 日本のような感覚で、屋外で移動運用を行っていると思わぬ危険に会う可能性もあります。 くれぐれもご注意を。
海外ライセンスの件でのフィードバックではありませんが、
私もその頃、南アフリカの国営電力会社(Eskom)に発電所向けの設備信頼性ソリューション(ITシステム)を売り込みに何度か通いましたが、3回目の訪問でヨハネスブルグに到着した当日、泊まっていたSandtonのホテルのTVで、丁度その日にネルソン・マンデラ氏が逝去されたことを知りました。
翌日早速、一緒に仕事をしていた米国人と連れ立ってマンデラハウスを訪れたのですが、物凄い人集りの中で、世界中のTV局の中継と、花束の山が出来ていたのを思い出しました!
そうですかWMNさんも南アにおられたようですね。
Sandton cityのホテル懐かしいですね。Butcherというステーキ屋行かれましたでしょうか? ワインも最高ですよね。
マンデラ氏も波瀾万丈の人生だったようで、島流しになったあたりは西郷隆盛の人生と重なっているように感じます。
Butcherにも行きましたよ。1~2週間の滞在を5回しましたが、殆どがSandtonのホテルを拠点に、その近くのMegawatt Park(Eskom本社)とヨハネスブルグから200~300KM範囲に点在している石炭火力発電所(露天掘りの炭鉱のど真ん中に作られている!)を往復してました。一般的に南半球の国のワインはどこもおいしいと思いますが、特に南アのやつは安価でも格別なので、日本でもたまにスーパーとかで見つけると数本まとめ買いしてます!もうすぐアパルトヘイト解放から20年になるかと思いますが、マンデラ氏が亡くなった頃を境に、サッカーWC前後の高度成長の勢いもだんだん弱くなってしまい、白人政府時代に建てられた発電設備の老朽化による電力事情のひっ迫は非常に深刻で、黒人優遇策の中で成功した一部の黒人エリートとの間での貧富の差もどんどん広がるなど依然根深い社会問題をかかえているみたいです。