TVI対策


アマチュア無線はTVIとの闘いである。

これは過去の話で、テレビ放送がディジタル化され、周波数もUHFに移った現代はあまりTVIに悩まされることもありません。 テレビ自体のEMS対策も進んでいます。 最近TVIなどという言葉もあまり聞きません。

ところが昨日の日曜日、144MHzでFT8を運用していた時に、家族から「時々TVが見えなくなるよ」といわれました。 なぬ! アマチュア無線家はこの「TVが見えなくなる」という言葉にものすごく敏感です。 地獄に叩き落されたようなそんな響きがある恐ろしい言葉です。

調べてみると144MHzで30W以上出したときにTVの映像が停まる、または真っ黒になるという症状。 最近はディジタル放送なので画面に縞が出るなどというものではなく、ダメなときは全く見えなくなるのが症状です。

すぐに思い当たるところがありました。 先日VUのアンテナをTVアンテナの支柱の上に取り付けました。 以前使っていた別の場所にあるアンテナも残っており、こちらでは50Wでも全くTVIは出ません。 おそらくVUの同軸ケーブルから並行して走るTVの受信同軸ケーブルにコモンモードで妨害波が乗っているものと思います。 また家のテレビ全部に同じ症状が出ていたので共通部分で問題が発生しているようです。 こうなると屋根裏のTVの分波器に取り付けている受信ブースターが怪しい。

ということで、受信ブースターの入力側にパッチンコアを1個入れただけでTVIは消えました。 念のため4個取り付けて完了。

TVIの心配のない世界・・・・いいですね。

 


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