10MHz基準信号発振器の効果


先日、IC-9700を1200MHzで狭帯域のモードで使う場合の周波数誤差が大きく高安定度の10MHz基準信号発振器を使っていることを投稿しました。どれくらいの効果があるかというご質問もありましたので、その結果を投稿します。

これは1200MHzでの本日ある時刻にモニターした画面です。一部モザイクをかけています。

まず最初にQRHが絶対ダメというつもりはありません、特にFT8ではこれくらいのQRHであれば問題なくデコードできます。

このWaterfallを見ていただくとQRHの大きい局、少しQRHのある局、全くQRHの無い局といろいろな信号が見えると思います。

特に右の2局の比較は顕著です。どのような設備で運用されているかは全く判りません。もしかしたら高度な技術力で自作されたリグからの送信信号かも知れませんし、多少のQRHがある方がアマチュアらしくていいとも思います。

ただ周波数安定度という意味ではこの10MHz基準信号発振器の効果は大きいと思います。

この結果はもちろん絶対値の測定ではなく比較測定ということになりますが、大きくQRHのある局、そして少しだけQRHのある局といろいろな動作が見える中で周波数ドリフトが全く無い2局がその中にいる(=自分と同じ安定度の局)ということは一つの判断指標になろうかと思います。

 


JA1CTV
装備の道

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