
バーチャルアンテナ登場
今年も衝撃的なニュースが飛び込んできた。
発案者は、昨年、画期的な仮想化技術でバーチャル無線機を開発したクリス トーマス ヴィクトリア博士だ。
博士によると、今回の開発については、今までの無線技術を根底から覆す画期的発明とのことだ。 これがどんなものなのか、この度インタビューをしてみたので報告してみよう。
記者:クリス トーマス ヴィクトリア博士! 今日はお忙しい中、ありがとうございます。博士が昨年開発したバーチャル無線機は素晴らしい技術として好評でしたね。 今年はまた別の仮想化を行ったと聞いていますが、それはいったいどんなものなのでしょう?
クリス:ソウデスネ・・・・、アナタは何を一番仮想化したいと思いますか?
記者:う~ん・・・そうですね、仮想化することの意味が大きいものといえば・・・・例えば作ったり、設備として維持しておくのに一番大変なもの・・・・そうだ! 短波帯のアンテナなんか仮想化できたらいいですね。
クリス:そう! それなんですよ・・・・ ソレソレ、 では私のアンテナを・・ 貸そうか?・・・・
記者:・・・・・・
クリス:あ・・・・、アマチュア無線を趣味とする者、みんなが短波帯のアンテナの大きさには苦労していますよね。 だからこのアンテナを仮想化して小さくしてしまえばいいわけデスね。
記者:それは解りますが、どうやって?・・・・・
クリス:短波のアンテナは、どうしてあんなに大きく、長くなってしまうのか解~りますか~?
記者:波長が長いからですよね?
クリス:そうなんです、波長(λ)は 光の速度(c)を周波数(f)で割った数字です。 λ=c/f ですね。 例えば 7MHz だとλ=300,000,000/7,000,000で大体40m、半波長ダイポールだと20mも必要なんデ~ス。
記者:はい、私も苦労してアンテナを上げてますので、それくらいのことは知っています。
クリス:では、どうしたらイイと思いますか~? 世間の常識や自分の知識の枠を超えて考えてみましょう。
記者:え、う~ん、・・・・・・・・・周波数を変えたら本末転倒だし、光の速度は一定だし・・・・・?
クリス:ソコ~! ソコなんです。 光の速度が一定って誰が決めたんですか~?
記者:・・・・・・・それはレーマーとかフィゾーとか、アインシュタインの相対性理論の中でも出てきますよね。
クリス:真空中を伝わる光の速度は一番早くなりますが、物質の中を伝搬する速度は少し落ちますネ~。 これは物質の比誘電率(ε)と比透磁率(μ)によって決まってきます。
記者:なるほど、なるほど、それは高校の物理で出てきました。 さっぱり解りませんでしたが・・・・
クリス:光速(c)=1/√(ε x μ) ですね。 つまり比誘電率と比透磁率が大きな物質の中では光の速度が遅くなります。
記者:なるほど・・・・・
クリス:例えば比誘電率が大きな物質として知られているのはチタン酸バリウムです。 空気の比誘電率はほぼ真空と同じ1.00059であるのに比べ、チタン酸バリウムは5000といわれていますネ。
記者:面白そうですね!・・・・興味がわきます。 でもチタン酸バリウムは劇物では・・・・
クリス:例えば10mの高さのダイポールアンテナとグランドとの間をチタン酸バリウムで埋めることを考えてみマ~ス。 すると、このように7MHzで波長が68cm程度に短縮できます。
記者:え~~~?
クリス:7MHzの半波長ダイポールが、な、な、なんと、30㎝程度ですよ! 素晴らしいと思いませんか~?
記者:・・・いや、それは・・・なんか違うな・・・・波長は短くなるかもしれませんが・・・・・
クリス:あまり深く考える必要はありません。 ソウでしょう? これは画期的な着眼点ナノです。 これで山に移動するにしても小さなアンテナで運用できますよ。
記者:いや・・・そのチタン酸バリウムというようなものをどうやって調達するか、それよりもその大きさのほうが途方もなく大きいと思いますが・・・・
クリス:・・・・ まあ、それは、だれかが何とかしてくれるでしょう、では私は次の会議があるので、これで失礼しますヨ。
記者:・・・・・・・
クリストーマス博士の開発したこの仮想化アンテナ、というか・・・ったく仮想化してない! 何か「巨大物質アンテナ」という言葉が当てはまるようなアンテナの技術は599億円のライセンス料を払えばだれでも使用できるということだ。
興味のある人はぜひクリス トーマス ヴィクトリア博士にコンタクトを取ってみたらどうだろう。
今年のクリス博士のお話ですが
浅学な小生にはとても難解でありました
いや、南海ホークス野村監督だったかも‥
SKYさん
私も全く理解できません。 何回読んでも難解です。
頭をほーぐす必要があるようです