Webminパッケージのアップデート


私は自宅サーバーの管理は、ほとんどLinuxのコマンドラインでやっています。 手間はかかりますが、確実に設定できるので多くの人がそのようにしていると思いますが、設定の内容によってはWindowsのWebブラウザーからアクセスできるWebminも使っています。 例えばCronの設定とかサーバー内のモジュールの再起動などはWebminのほうが楽にできます。

そんなWebminですが、数週間前から自動でバージョンアップができなくなってしまいました。

手動で

# yum update

としても結果はWebminだけが失敗に終わります。

このため、最新版のWebminにアップデートできません。

エラー内容を見るとGPG Key(オープン鍵)がインストールされているものの、Webminパッケージの置かれているレポジトリと合っていないようです。

そこで、GPG鍵のリストを下記コマンドで見てみます。

# rpm -q gpg-pubkey --qf '%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE}\t%{SUMMARY}\n'

Webminのレポジトリのjcameronは入っているようです。

おそらく、この鍵が古くなったのかも知れないので、まずは削除。

# rpm -e gpg-pubkey-11f63c51-3c7dc11d

そして、削除できたか確認します。

# rpm -q gpg-pubkey --qf '%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE}\t%{SUMMARY}\n'

消えました。

新たに公開鍵を下記のコマンドで入手します。

# wget https://www.webmin.com/jcameron-key.asc

そして、下記のコマンドでインポートしておきます。

# rpm --import jcameron-key.asc

インポート済みの公開鍵を確認してみます。

入っています。

そして再度

# yum update

しかし、また失敗に終わりました。 orz

どうやら公開鍵の問題では無いようです。

Webminのレポジトリが変わったのでしょうか?

色々と調べてみると、どうもそのようです。 githubに移行されているようです。

下記コマンドでwebminのgithubのレポジトリを登録します。

# curl -o setup-repos.sh https://raw.githubusercontent.com/webmin/webmin/master/setup-repos.sh

その後

# sh setup-repos.sh

でレポジトリの設定をします。

このあと、公開鍵の状況を調べてみます

# rpm -q gpg-pubkey --qf '%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE}\t%{SUMMARY}\n'

今までと違う鍵がインストールされました。

そこで再度Webminのアップデートに挑戦・・・・

# yum update

結果は?

成功しました。

この記事が私同様、悩んでいるどなたかの参考になれば幸いです。

 


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自宅サーバーの道

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