
人生の目的‐5
今日は定年退職日だった。
明日からは雇用延長なので、さほど何かが大きく変わるわけではないが、やっぱり気持ち的には節目。いろんなことがまさに走馬灯のように頭の中を巡り巡る感じ。愛する家族からも祝福をうけた。喪失感は全くない、充実感に満ち溢れる気持ちだ。
最近はいろんな人といろんな話題で話をする機会が多い。そんな中で皆さんの一番の悩みは「コロナ禍の中での働き方、生き方」である。実際、自分もいろいろと考えることが多い大きな課題だ。
その中でも一番の悩みはコミュニケーションがなかなかうまく行かないということ。そして手に入れてしまった在宅勤務の自由度とのバランスだ。
一部の業態、業務内容に限られることではあるが、在宅勤務は効率的なワークスタイルという面では本当に素晴らしい。長時間に渡る通勤時間もない、会議も次々に場所を移動することもなく効率的だ。ある程度の自由度をもって自分のペースで仕事を進めることができる。
一方で本当にコミュニケーションが取れているのかという点では大きな課題が残っている。メールや電話だけではなかなか通じない、通じにくい。雰囲気や周りの雑談が聞こえない分、進んでいる方向への不安感、孤独感。 それを補うべくZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールはどんどん進化を続けている。でも完ぺきではない。それは皆さん同様に思っていることだろう。
何がそうなのか、何がオンライン会議では満たされないのか?その点を皆さん悩んでいる。私もそれが何なのか、ずっとわからなかった。
昨日、オンラインの世界だけで面識はあるが、リアル世界では一度も会ったことのない仲間とリアル世界で会う機会があった。
・・・・素晴らしかった。これだと思った。
ようやく、謎が解けた。 オンラインだけの場に欠けているものが何なのかようやくわかったのだ。
それは「パワー」である。
人間は実際の面談、リアル世界でのF2Fの面談に求めているものは、コミュニケーションや伝達内容だけではないのだ。人が実際の面談に求めているものは
「会って話すことによる、パワーの受け渡しなのだ」
人と人が実際に会って話すことによって「相手のパワー」をもらっている、そして相手にも「自分のパワー」を与えている。
そのパワーはどこから来るのかはよくわからないが、実際に会って話したり、肩をたたきあったりすることで確実に、大きなパワーをもらっている。そして逆に、会って話している人に「パワー」を与えている。そのパワーは相手に与えれば、その何倍にもなって自分に返ってくるのだ。
それが昨日の会で、はっきりわかったのだ。
「人と会って話すことはコミュニケーションや伝達内容という無機質なものだけのためではない。それ以上に相手からパワーをもらい、そして相手にもパワーを与えること。」
なぜこんな単純なことに今まで気づかなかったのだろう。
それに気づかせてくれた仲間に本当に感謝している。
定年退職おめでとうございます。
お疲れさまでした。
サイクル25も始まったようです。再雇用も続くようで
すが、これまで以上にアクティブに無線を楽しまれて
ください。
コールサイン書き忘れました。後藤 雄@JE1RXJです。
私は再雇用5年目、来年3月まで一旦仕事終わりにします。
私の2NDシャック、中井の無線小屋のオーナーOMも
来年2月末に定年退職だそうです。
今、奥さん用の小さなキットハウス作っています。
後藤さん
ありがとうございます。お久しぶりです。コンディション上がってきましたね。QRPですが月山、粟島では朝は北米からだいぶ呼ばれました。これからの季節が楽しみです。