
山梨県都留市御正体山
山梨県都留市御正体山(JCC#1704, SOTA#JA/YN-038)
今日は道志山塊最深部の御正体山(ミショウタイヤマ)、1681mに登らせていただきました。
この山にはいくつかの登り口がありますが、8月に登った「御座入山」の登り口である「道坂峠」もその一つです。 どのルートから登るにしてもロングトレイル、とても長い経路です。 今回は道志街道でもう少し先に行った「山伏峠」から登ることとしました。
朝5時半に家を出て、道志街道をひた走り、山伏峠についたのは7時過ぎ。 山伏トンネルを過ぎてすぐ旧道の入り口が左側にあります。ここに数台車を停めることができます。
支度をして出発。登山口は旧道を入った方にあるようです。今は廃墟になっている旧ドライブインのような建物があるので立ち入り禁止の標識はありますが、そのまま進んでいきましたが、なかなか登山口が見つかりません、結局、無理やり崖を登って登山道の尾根にでました。
尾根に出てすぐに御正体山の標識が出てきました。御正体山方向は「距離が長い健脚向き」という補足が付いていました。ここから御正体山の山頂まで3時間くらいかかるようです。
すぐに急坂、ロープ場がいくつか続きます。 なんとか登り切って進むと石割山の分岐に到着。登り始めて50分くらいです。
右に進んでしばらく登ると「奥ノ岳」標高1371mに到着。
遠い向こうにようやく御正体山が見えてきました。 まだまだ、だいぶ遠い向こうです。
ここから御正体山までは、いくつかのピークを越えて行かないといけません。
奥ノ岳から一旦下っていくと、送電線の鉄塔が立っています。
鉄塔場からは、西丹沢の山から丹沢の山が良く見えています。
西の方に富士山もよく見えています。 明日から天気も悪化するのでしょうか、富士山には笠がかかっています。
鉄塔場からは急坂をいったん下って、登りなおし、更に進んでいくと「中ノ岳」、1411mに到着
御正体山も少し近づいたようです。
しかし、まだまだ先は長いです。
またまた、一旦下って、登りなおして、ようやく「前ノ岳」、標高1471mに到着。
ブナ林の向こうに御正体山が見えています。
前ノ岳から御正体山の稜線までのコルはえぐれたような細尾根です。あまり右足に体重をかけられません。
両脇は切り立つ崖。
御正体山の稜線にとりつくと、ここから本当に辛い急坂の連続です。
急坂を登り切って、しばらくゆるい坂を登りきると、ようやく御正体山山頂です。
御正体山、1681mの山頂に到着。
山頂には祠があります。
山頂到着は10時。 駐車場から2時間半、思ったより早く登頂できました。
御正体山の山頂からは、残念ながらあまり眺望はありません。
なんと今の天皇も登られた山のようです。
360撮影です。
ベンチは一つです。 ほとんど人も来ない静かな山なので、ベンチの近くにアンテナを設営。 ベンチから運用させてもらいました。長時間占拠は皆さんに迷惑が掛かるので、普段はベンチは使いませんが、たまにはいいでしょう。
14MHzから運用しました。
今日の結果
- 14MHz CW : 5局(うちニュージーランド1局)
- 18MHz CW : 7局(うちオーストラリア1局)
- 21MHz CW : 2局
合計14局。 本当はもっとやりたいところでしたが、山頂に登山者、数人が集まりだしましたので、11時過ぎにCL。撤収しました。
この山からは、今年登らせていただいた山梨の山が多く見えていました。 向こうに見えているのは8月頭に登らせていただいた、三ツ峠山と御巣鷹山です。
紅葉もきれいです。
今日はピストンで来た道を折り返しました。
鉄塔まで戻ると、遠くに丹沢の山が見えています。 左遠方は「大室山」、その右方向の高い山が「畔ヶ丸」辺りの丹沢主峰、そして右の手前が「菰釣山」です。
こうやって見るとそれぞれの想い出がよみがえります。
西の方は山中湖も見えていました。山中湖の向こうは8月末に登らせていただいた大洞山が見えます。
鉄塔場からは、SOTA山のひとつでもある、杓子山が見えていました。次はあのあたりに登ってみたいものです。
御正体山は、もう紅葉の季節も終わっている感じです。そんな中とてもきれいな色合いの楓の葉が落ちていました。
今日のルートです。
そして、高度です。
全部で11㎞の路程でした。 とても長い距離を歩くわりにあまり眺望もないので人気は無いようですが、その分達成感はあります。
さて朝苦労した登り口ですが、下山時には勘も手伝うし、国土地理院の地図にはない下山路を下ることから見つかりましたので、ここで紹介しておきます。
旧道を入ってすぐに車を停めたら、そのまま歩いて立ち入り禁止の旧ドライブインに向かいます。今は廃墟になっています。廃墟の左側の鳥居のところから登ります。
通行禁止というロープはありますが、ここしか登山口はありません。 廃墟の先に行ってはいけません、私と同様に崖を無理やり登ることになります。 ただ一応、立ち入り禁止になっていますので、本当に良いのかどうかはわかりません、自己責任でお願いします。