
スペクトラムアナライザー導入
スペクトラムアナライザーを導入しました。 RIGOL DSA 815-TGです。
私にとっては、ハムフェアでの過去最大級の戦利品です。
ハムフェア2日目、測定器メーカーRIGOLのブースの前を、たまたま通りかかったところ、展示説明員の方から声を掛けられました。
「お客さんスペアナ、どうですか? たった今、この場の価格会議で決まりましたが、現品展示品のDSA 815トラジェネ付きが10万円でいいですよ」と・・・・
定価は税込みで20万円超ですので10万円なら半額以下です。 いつかは欲しいと思っていたスペアナ、無意識のうちに?、即、「買います!」と言っていました。
RIGOLのスペアナは私が1kW の落成検査を受けた時に、検査員の方が使用していたスペアナです。 この落成検査時のスペアナはDSA 832で3.2GHzまで測定できるものですが、今回私が導入したものは1.5GHzまでです。 最高周波数以外の差はないようです。
現品展示品ということで、ハムフェアでの展示品でもあり、すぐには持ち帰ることができませんので、後日家まで送ってもらいました。 送料、消費税込みの10万円です。
土曜日に到着し、早速開封し、いろいろといじってみました。
まずは、スペクトラムモニター機能。 スペアナの入力にアンテナをつないで、144MHzのハンディ機で試験信号を発出しモニターしてみました。
こんな感じでディスプレイ画面を記録することができます。
次にこのスペアナはトラジェネが入っているので周波数特性を測定してみました。 手持ちの50年も前に買ったLPFを測定してみました。 スペックにあるとおり55MHzまではほぼフラットのロス無し、それより上は40dBくらいの減衰になっています。 このLPFは素晴らしい特性です。
さらに、いろいろと試していると、このスペアナはソフトキーでいろんな機能を追加できるのですが、すでにVSWR測定機能、拡張測定機能、EMI測定機能が使えるようになっていました。 既に実装されていた測定機能は、VSWR(リターンロス)、 Time Domain Power (時分割信号電力)、 Adjacent Ch Power (隣接チャンネル パワー)、 Ch Power (チャンネル パワー)、 Occupied Bandwidth (占有帯域幅)、 Emission Bandwidth (放射帯域幅)、 C/N Ratio 、 Harmonic Distortion (高調波歪)、 Third-order Inter-modulation (三次相互変調)、EMIフィルター、準尖頭値検波器です。 これ全部買ったらスペアナ本体も入れて42万円超えです。 ということは、なんと8割引きで買えたようです。 デモ機だから何でも(何デモ)機能が入っていたのでしょう。 本当にラッキーでした。
VSWR測定には方向性結合器が必要です。 純正品は方向性結合器だけで、何万、何十万円もしますが、HF帯くらいで測定するのであれば、そんなすごい性能は必要ありません。 アマゾンで2000円くらいのVSWRブリッジ(方向性結合器)を見つけて買ってみました。
28MHzのアンテナのリターンロスを測定してみました。
楽しすぎます!