2020年総括


2020年もあと数時間になりました。今年を振り返ってみたいと思います。

2020年の無線活動まとめ

  • 年間QSO数 合計 3,724 QSO
    • JH0CJH : 323 QSO
    • JA1CTV : 807 QSO
    • 8J0K : 2,594 QSO
  • 年間移動運用  27箇所
  • そのうち山岳からの運用  25箇所

2020年はなんといっても新型コロナウィルスにより世界中が大混乱に陥れられた年になってしまいました。ここまで世界の国々、人々が一つの同じ問題で悩み苦しんだ年は無いですね。さらに私個人としても還暦を迎え、人生の中での大きな節目、新たな一歩を踏み出した年となりました。いろいろなことが起きた一年でしたが、今から考えるとやはり一生忘れることのない一年だったと思います。ここでは趣味の無線と山登りを中心に振り返ってみます。

2020年はJH0CJHの開局45周年の年となりました。ちょうど私の生まれ故郷である新潟県柏崎市が市制施行80周年ということで故郷の米山HFクラブJR0YHFメンバーで記念局8J0Kを運用することとなりました。4月からの運用開始で、来年の3月末までこの記念局を運用することとなっています。12月11日時点ですでに9,000 QSOを超えるほどの活発な活動を行っています。

https://www.kawauchi.homeip.mydns.jp/8j0k/

このためこの一年のほとんどの移動運用はこの記念局コールサインでの活動となりました。

近年コンテストはほとんど出なくなってしまいました。そんな中でも今年はALL JAコンテストで7MHzでフル参加しました。例年の結果と比べると結構良かったつもりでしたが、今年は在宅の人が多かったようで全く歯が立たず、7MHz CW部門で23位となりました。

その他としては今年FT8の免許を得たことも楽しみを広げる一つになりました。全部パソコン任せになってしまうFT8での交信が本当のアマチュア無線の楽しさなのかという気もしますが、これはこれで一つの世界と思えばそれなりの楽しさもあるような気がしています。

設備関連では長年使用していたIC-756PRO2が故障してしまい、メーカーに修理に出したのですが修理対象期間を過ぎたということで返品され、仕方なく自分で修理、なんとか完了し、まだまだ自分の「感」も生きているなと思いました。

リグと言えばIC-705をコロナ助成金で購入。私自身の山岳移動運用の形もだいぶ変わってきました。バッテリーも今までのリチウムフェライトではなくUSB PD電源を導入し、電池の進化に驚きました。

それから、この「JH0CJH / JA1CTV業務日誌」というブログですが10周年を迎えました。自宅サーバー運用は20年になり、10年以上前から「ブログ」というものもだいぶ一般に広まっていたのですが、10年前まで手を出さなかったのはブログを書くことが中心になってしまい、無線をすることが中心でなくなるのではないかという気持ちがあったためです。「ブログを書くために無線をする」という形になるとちょっと違うなという抵抗感もありました。しかし、今はこのブログのおかげで自分発の情報発信というモチベーションにもなっているし、何しろ昔のことを振り返る時に本当に便利だなと思っています。今はブログを始めて本当に良かったなと思っています。

以下は、時系列順の今年の各月のイベントです。

1月 : ニューイヤーパーティはいつものように大山に登頂、偶然登山口でJL1BWG局と合流、二人で登って運用しました。
自宅サーバーはいままでのCentOS 5のサポートもなくなり、CentOS 7で数年前から構築を始めていたものの、仕事も忙しくそのままになっておりましたがようやくCentOS 7で構築を完了し、サーバーの移行を完了しました。
その後、九州出張があり、土曜日に北九州の山に登ってきました。足立山、戸ノ上山の企救山系縦走は16㎞超の楽しいものとなりました。下山してそのまま新幹線で帰宅。

2月 : この頃から新型コロナウィルスの国内感染症例も出始めました。インドネシアとシンガポールへの出張がありましたが、これが会社生活最後の海外出張となりました。在職中の訪問国は合計83か国となりました。

3月 : コロナ蔓延を避けるために、時期的には良い季節になりましたが屋内に閉じこもる毎日、移動運用もなかなか出かけられません。そんな中、残念ながらJA1NMH局がSKとなり、とても無念な気持ちだけが残りました。

4月 : 柏崎市の80周年記念局の8J0Kも運用をスタートしました。
この頃からオンライン飲み会という言葉も一躍脚光を浴び、山で無線をする仲間たちとZoomでの飲み会を開始しました。その後も毎週オンライン飲み会が継続しています。
月末にはALL JAコンテストにフル参戦。結果は上記の通り全く振るわず・・・・残念でした。

5月 : FT8の免許も無事手続きが完了し、FT8にもQRV開始しました。
ディジタルモードと言えばラズパイZeroで運用していたリフレクターもNoraGatewayがバージョンアップされるたびに重くなり、ラズパイZeroでの運用は難しくなってきました。そこでラズパイ3B+で一から構築してみました。
4月末のAll JAコンテストにフル参戦したのがきいたのかIC-756PRO2が故障してしまいました。結局自分で修理、メーカーが修理できないものを自分で修理できたことが何ともうれしかったです。
5月は山に行く絶好の季節であるのですが新型コロナでずっとガマンの毎日、月末には数か月ぶりに登山。明神ヶ岳に登ってきました。

6月 : 明神ヶ岳に行った翌週は金時山に登りました。 野生のシカにも遭遇。
その後も箱根外輪山の丸岳、津久井湖の近くの城山にも登頂。コロナ対策を取り少しづつ登山も開始しました。

7月 : 山に行けない時は自宅でSOTAのアプリであるHOTACAのバージョンアップを行い、忘れかけてきたプログラミング言語 C#を思い出していました。
毎年この季節は関西ハムフェスティバルが開催される時期ですが、今年はコロナの関係で中止。しかし毎年この関ハムとバッティングしていたオール横浜コンテストに参加しました。いつもは移動で出るのですが今回はコロナのこともあり自宅で参加。結果はやはり振るわずでした。
月末には伊豆の天城山(万三郎岳)に登りました。

8月 : 8月のはじめは夏休み。どうしてもまたキャンプと登山に出かけたくなり出かけました。キャンプ場は霧ヶ峰のキャンプ場に4日連泊し、車山、鷲ヶ峰、三峰山、守屋山、木曽駒ケ岳、王ヶ頭(美しが丘)を登ってきました。中でも木曽駒ケ岳は素晴らしい絶景と長距離ハイクで楽しい一日でした。
夏休みの後、コロナ対策給付金で念願のIC-705を購入しました。自分の山岳移動運用で使用する設備がだいぶ変わりました。CWキーヤーやボイスメモリーがリグに入っているということや、10W出力、USBケーブル一本でディジタルモードに出られるなどで山行に持っていく小物が激減しました。

9月 : 矢倉岳も昨年の台風の影響を受け、登山道がいろいろと封鎖されていましたが、麓からは登れるということで矢倉沢の村から矢倉岳に登頂。IC-705でのデビュー運用になりました。
FT8で山岳運用している人も増えてきたので自分でも挑戦。ラズベリーパイで運用できるようにしました。
SOTAにおけるEU,NA,JA,VK間での伝搬実験にも参加、魂ノ山、達磨山に登りました。達磨山では夕刻ベルギーとのQSOができました。

10月 : 10月に入りついに還暦を迎えました。家族から祝ってもらい幸せを感じる日でした。
昨年の台風で登山道が崩壊していたため引き返すことになった仙洞寺山に登りました。まだ10月といっても暑い日もあったため山頂ではヒルに遭遇・・・テンション大下りでした。
10月は雨が多かったですが、故郷米山HFクラブのメンバーと計画していた粟島移動運用に向け宮城、山形に出発。蔵王の熊野岳に登ろうと思いましたが悪天候でここはあきらめました。山形に向かい羽黒山に登りました。翌日は月山に登頂。霧氷や雪が少し積もっていて既に冬の装い。天気はとてもよく月山山頂では快晴、素晴らしい山行となりました。月山登山の翌日はクラブメンバーと合流し粟島に渡航。ピンポイントでこの週末だけが晴れるということとなり幸運にも恵まれました。粟島ではキャンプ場でバンガローを借りて運用。翌日は小柴山にも登って運用しました。わっぱ汁また食べたいです。
そして10月末に定年退職日となり、健康にこの日を向かえることができたことに感謝しました。

11月 : もともと予定されていたハムフェア、通常は夏なのですが今年は東京オリンピック、パラリンピックの開催予定があったため11月に開催することになっていましたが、これもコロナで中止。そんな中でJARL改革を目指す皆さんがバーチャルハムフェスを企画し、SOTA日本支部としても、参加させていただきました。私を含め8名で参加し、7つの山に登っている人を中継でつなぐという企画を考え、参加者の皆さんでネットワーク環境がある山を事前検討し、無事成功しました。この様子はアメリカの無線関連のインターネットニュースでも紹介されました。当日の夜はSOTA日本支部の皆さん24名参加のもとオンラインアイボール会を開催し夜の更けるまで皆さんで話しながら盛り上がりました。
11月3日の文化の日には仏果山に登頂しました。
久しぶりの国内出張があり、宮崎に行きました。無線は無しですが、軍鶏と宮崎の焼酎を楽しみました。
月末には西丹沢の菰釣山に登りました。

12月 : 東丹沢の低山を連続して登頂、権現平、石砂山、石老山と毎週登りました。
設備関係ではUSB PDというモバイルバッテリーを入手。電池の進化に感動しました。

こんな感じの1年でした。

みなさま2020年もいろいろとありがとうございました。 2021年はまだコロナウィルスの社会への影響も続くものと思いますが健康に気を付けて人生を楽しみましょう。来年もよろしくお願いします。

 


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