
10MHz基準信号発振器
先週に引き続き、今週末も非常事態宣言下で外出は自粛、朝から工作をしていました。
今回新たに導入したIC-7610とIC-9700ですが、リグ内の局発の精度でIC-7610は必要十分であるものの、1200MHzまでカバーするIC-9700でFT-8などの超狭帯域の通信をする場合には周波数精度を上げる必要があり、IC-9700の購入と同時に準備を始めました。
Hamlife.jpで先日取り上げられていたJA4BUA桒原さんが頒布されている10MHz基準信号発振器の記事を見つけ、さっそく桒原さんに連絡を取って頒布していただきました。
http://ict-kuwa.net/10mhz_std.html
以前のVersion1では全部CMOS Gate出力でしたが、現在のものはVersion2で10MHzの出力3つのうち、2つが50オームインピーダンスの -10dBmで出力し、1つがCMOS Gateの出力になっているようです。とりあえずCMOS Gateは不要なので50オームインピーダンスの出力にBNCとSMAのケーブルを接続し、それぞれをIC-7610とIC-9700に入れることにしました。
準備した材料は、桒原さん頒布の10MHz基準信号発振器の他は
- アルミケース MB5-4-7
- 基板スペーサー
- グロメット
- あとはゴム足やインシュロックタイ、磁石など
マルツオンラインで揃えました。
まずはケースの穴あけの前に少し確認しておきたいことがあって基板のまま動作させて強力磁石を近づけて、周波数への影響などがないことを確認。
なにも影響はありませんでした。なぜこんなことをするかについては後で出てきます。
ではまずケースの穴あけから。
小さい穴から焦らずに少しずつ大きく、リーマ、ヤスリ掛けでも少しずつ。
グロメット取り付け。
グロメットを通してからケーブルのハンダ付け
基板にスペーサーを取り付けます。スペーサの下が両面テープになっているタイプです。いまはこんな良いものがあるんですね。
ケーブルが引っ張られて抜けないようにインシュロックタイで止めます。
フタをして、足を取り付け、完成です。
と言いたいところですが、ここで上面に磁石を張り付け。
ケースを棚に置くのではなく棚の下面に磁石で張り付けました。空中浮遊で棚もすっきりです。
この基準信号発振器の電源供給はUSBケーブルを使っていますが、常時通電させておいたほうが周波数の安定度の点でいいと思います。もともと基準信号発振器とはそういう使い方のものですし、リグと発振器の電源を同じところから取って同時に電源ONにしたり、パソコンのように常に電源がONになっていないところから電源を取るという使い方では安定度が悪くなることに加え、IC-9700が同期するのに少し時間がかかり、数分間、IC-9700に同期エラーが出てしまいます。
この基準信号発振器を使った場合の周波数安定度を投稿しました。
初めまして。
新リグ導入おめでとうございます。
大変有用な記事ですので、拙ブログでも取り上げさせて頂きました。
よろしければご覧ください。
ありがとうございました。
JQ1BVQさん
コメントありがとうございます。今日さっそく1200MHzでFT8を運用してみましたが今度、「使用前、使用後」みたいなものも書いてみたいと思います。