北アルプス表銀座縦走4


長野県大町市赤岩岳(JCC#0912, SOTA#JA/NN-018)

表銀座縦走2日目です。 昨晩は「大天荘」に宿泊。 夜は8時ころに寝たので、朝は3時ころに目が覚めました。 まだ、日の出までは時間もあるので、今日のルート確認をしていました。 今日は西岳に向かう途中の「赤岩岳」SOTA#JA/NN-018に登って、「西岳」経由で「東鎌尾根」を歩き、「槍ヶ岳」に向かいます。 「赤岩岳」の山頂はルート上になく、登り口もはっきりしていないところです。 過去に登ったJG0AWE局、若さんによるとキケンな崖登りしかルートが無さそう。 これをクリアしてから次に向かうのは「東鎌尾根」ハシゴ場、鎖場でのアップダウンが激しいルートです。

朝4時45分頃に日の出となり、とてもきれいな朝日に迎えてもらいました。 実は今日は私の誕生日でもあります。

出てきた太陽に安全登山と世界平和を祈願。

これは、朝日に染まる「大天荘」での360度写真です。

モルゲンロートの槍ヶ岳。 今日は、あの憧れの穂先に立つ予定です。

出発してすぐに声をかけてくれた方がいました。 愛知県から来られた方で、しばらく一緒に歩きませんかということで一緒に同行させていただきました。

「大天荘」を出てすぐに右に進路を取ります。 左は「常念岳」方向です。

結構、スリルのある岩場のトラバースを降りて行きます。

下に「大天井ヒュッテ」が見えてきました。

「大天井ヒュッテ」で少し緩んだ靴紐を締めなおし、ダウンも脱いで出発。

山頂から300mほど高度を下げて行きます。 下がった後はトラバースで西の景色が見えない山道です。 そして、急に視界が開ける場所に到着。 「ビックリ平」と呼ばれる場所です。 急に視界が開けてビックリするので、「ビックリ平」という名前です。 裏銀座の景色が素晴らしい!

振り返ると、昨日登った「大天井岳」と「大天荘」が見えています。 1時間半でだいぶ歩きました。

「槍ヶ岳」がどんどんと近づいてきます。

左手に「赤岩岳」も見えてきました。

このあたりは景色も素晴らしく、写真を撮りまくりました。 そのうち昨日も途中で会った横浜から来ている方とも一緒になりました。みんなで撮影大会です。

こんな素晴らしい場所もあります。

私も同じ場所で記念撮影。 足が震えてます・・・・・

そして「赤岩岳」で愛知から来られた方、そして横浜から来られた方としばらくお別れです。 「赤岩岳」はちゃんとした登山道もなくキケンなため私一人で向かいます。

「赤岩岳」はピークの北東から崖を登ります。 14kgの重いザックを山道に置いて、アタックザックに無線機とアンテナを詰めて崖登り。

なんとか赤岩岳山頂、標高2,769mに到着。 両側が崖でとても危険です。

早速、無線で交信。 まずは430MHzで奥穂高岳に登っているJG0AWE、そして山梨の大栃山に登っているJG1BOK局と交信。 両局からの「誕生日おめでとうございまーす!」の一言が本当にうれしかったです。

7MHzのCWでも運用。

  • 430MHz FM : 2局
  • 7MHz CW : 7 局

合計9局と交信。 「赤岩岳」からのHF運用は初めてになるようです。 もっとやりたいところではありますが、今日もまだまだ先が長い一日になりますので10分程度で終了、撤収。 崖をそのまま下りますが、つかまるところが少なく慎重に下りました。

「赤岩岳」からのアクティベーションも成功です。

(続く)


JA1CTV
山岳登山の道

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