
10G光回線導入
2月の末に今までの100M光回線を10G光回線にする申し込みをしましたが、3か月延々と待ち続け、ようやく一昨日10G光回線導入となりました。
いまプロバイダーであるBiglobeはIP v6でIPoE接続が基本です。 これが「IP v6オプション」と呼ばれるもの。 しかしこれだと静的NAT設定ができないため、自宅サーバーを公開することができなくなります。このためIP v6オプションライト」と呼ばれるPPPoE接続にする必要があります。
このように申し込み直後に勝手に「IP v6オプション」に設定が変えられてしまったために、自宅サーバーにアクセスできない問題が発生しました。 今回、またいろいろとトラブルが起き、この理由が今回判りました。 同様のことで悩む人もいると思うし、IP v6, IPoE環境での自宅サーバー運用で迷っている人がいると思うので共有しておきます。
まず、一昨日の工事のあと、すぐにネットはつながりましたが、しばらくするとつながらなくなる問題が発生しました。
これは最初はデフォルト設定のようなものがあって、PPPoE接続ができていました。 これは光ゲートウェイの設定画面でも確認できていました。 しかし30分ほどした後、申し込んでいるオプション設定がリモートからなされたようでPPPoEの設定は消え、NATの設定メニューも消えました。 と同時にこの時からネットにアクセスできなくなりました。 すでに夕刻でどうしようもなく、一晩明けた昨日朝、プロバイダー側の問題であることは直観でわかりましたが、まずはドコモ光のサポートに電話して確認。 その結果、予想通りプロバイダー側の設定ということで、Biglobeのサポートセンターに電話してみると、10G回線の場合は「IP v6オプションライト」の設定は不可能。 このためネット自体がつながっていないとのこと。 10G回線ではIPoEしか接続できないという説明を受けました。 大ショックです。 ネットのスピードだけ上げたかったのに、静的NAT設定ができないということは、自宅サーバーの公開ができなくなります。 申し込んだときにそれまで設定していた「IP v6オプションライト」が「IP v6オプション」に勝手に変えられたのはこれが理由だったようです。
いろいろと調べてみるとIP v6のIPoE接続では自宅サーバーの公開のために苦労されている方が多くおられます。 しかしいろいろ調べて設定していくと、IP v6であってもサーバーにアサインされているIP v6アドレスをMyDNSで設定しておくことと、10G光回線のゲートウェイにパケットフィルターで外からのアクセスを許可しておけばいいことが判ってきました。 これはPPPoEでのポート開放と同じ感じです。 そしてIP v6アドレスは、プリフィックス部分はプロバイダー側の指定で変わる可能性があるものの、Global IPアドレスに近いもので、唯一固有のアドレスです。 これは考えようによっては、LAN内部のIPアドレスとGlobal IPアドレスを結びつけるNAT設定がそもそも不要であることが理解できました。
ということでMyDNSの設定とゲートウェイのパケットフィルターを設定するだけでIP v6対応でWebサービス、メールサービスも実現することができました。
さらに、10分に一回MyDNSに自分のIP v6アドレスを通知、更新するスクリプトを作りました。 しかし上記のパケットフィルターでもサーバーのIP v6アドレスを設定しておく必要があるので、IP v6アドレスの変更(プリフィックス部分)があった場合はMyDNSでの更新はできても、パケットフィルターの設定変更まではできません。 IP v6アドレスは、IP v4アドレスとは違い、ほとんど変わることはないようですが、もし変更されたときはいきなりWebにアクセスできなくなることになります。 このためIP v6アドレスが変更になり、MyDNSの情報を更新した時には、自分にもメールで通知するようにスクリプトを作りました。 あまりアドレスが変わらない状況であるがために、いきなりWebにアクセスできなくなった時に、沼にはまらず、この経緯を思い起こすことができるようにするためです。
これでIP v6, IPoE環境でも自宅サーバーを公開運用することができるようになりました。
さらにこの結果、今まで自宅LAN内からWindowsPCやスマホでサーバーにアクセスするために自宅サーバー内にDNSを設置していましたが、IP v6にしたことでGlobal IP的に自宅サーバーにアクセスできるため、どこにいてもDNSを気にせずにアクセスできるようになりました。
さらに、もう一つおまけとして不正アクセス防御およびスパムメール対策のため、いろいろと手を打ってきましたが、IP v4の時のようなIPアドレスの総当たり攻撃が実質不可能となり、とても静かな環境となりました。 不正アクセス対策やスパム対策はそのまま残しますがおそらく出番が激減するものと思います。
IP v6, IPoE環境でも自宅サーバー公開は可能です。
ネットの速度比較です。 PCのLANカードも10G LANカードに交換してみました。
(2026/6/6 LANカードのドライバーが10G対応になっていなかったのでこれも修正した結果です。)
Before(Wired LAN環境 Windows PC)
After(Wired LAN環境 Windows PC)
After(WiFi環境 iPad mini)




