UECコミュニケーションミュージアム


今日、マニラから帰国した後、私の母校、調布にある電気通信大学に行ってきました。

なぜかというと、先月「千の技術博」に行って結構興味深い展示を見て、こちらも以前から行きたいと思っていてなかなか行くことができない博物館であることを思い出したためです。

電通大のこの博物館は1998年に歴史資料館として発足し、2008年からはUECコミュニケーションミュージアムとして一般に公開されています。 無線通信技術を中心に技術の進化、発展を紹介しています。 電気通信大学の構内の10号棟が博物館です。

開館日、開館時間内であればだれでも自由に見学ができます。

早回りであれば30分ほどで回れますが、私のように興味を持つ人は2時間くらい見ておいた方がいいかもしれません。

とても多くの展示物がありますが興味を引いたものを紹介します。 博物館に入るとまずすぐにインマルサットの船舶衛星システムが展示されています。

反対側には海底ケーブルの中継器の実物も展示されていました。

受付の先には、ペリーが浦賀に黒船で来航した時に寄贈された電信機が展示されています。

電鍵もあります。

これは電磁波での電信が始まったころの火花式送信装置

10.000MHzのJJY標準電波信号の送信装置

数々の業務用の短波送受信装置

これは短波でのフェージングを除去し安定した受信をするためのダイバシティ技術を取り入れた現存する唯一のHallicrafters社のDD-1 Skyrider Diversity受信機。 二台分の受信装置を共通の局発で検波することでフェージングを除去しています。

真空管も相当な数が展示されています。

大型真空管が壁に取り付けてあるのは、ウィスキーバーのようです。

これはマイクロ波大電力増幅用の進行波管

これもマイクロ波の大電力増幅用クライストロン、注意書きがありませんでしたが非常に強い磁石があるので時計を近づけない方がいいです。

多くのアマチュア無線の装置も自作やメーカー品を含め展示されています。 電通大100周年記念局もこの中にありました。 この日運用するとツイートがありましたが誰もいませんでした。おそらく別の場所で運用しているのかも知れません。

もし時間があれば一度行ってみると面白いと思います。

 


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