地震対策


コロナウィルスの蔓延もあるので、山に出かけることもできず悶々とする毎日、週末は何もすることが無いので今まで家の中で気になっていたことを片づけています。今週末は地震対策。

先日ある場所でこんなことを知りました。

  • 30年以内に宝くじで100万円以上に当たる確率(年4回20枚づつ買った場合) 0.3%
  • 30年以内に航空機事故に遭遇し死亡する確率 0.002%
  • 30年以内に交通事故に遭遇し死亡する確率 0.2%
  • 30 年以内に大地震に遭遇する確率
    • 南海トラフ 70~88%
    • 首都圏直下(震度6強以上) 70%
    • 宮城沖地震(震度6強以上) 99%
  • 宝くじに当たると思って購入する人は多いが地震に備えている人は日本人口全体の4%

これを読んで、やはり自分も対策せねばと思い立ち、水や食料を少し備蓄、そして以前から気になっていたシャックのスチール棚の倒壊防止策、そして今やミッションクリティカルになっているサーバーの震災対策を考えました。

無線シャックにはリグやPCを載せるため、スチール棚などを使っている人も多いと思います。私も使っています。スチール棚にリグやアンプを載せる場合、使い勝手やホコリ対策もあり最下段に入れる人はいないと思います。おそらく棚に入るものの中で一番重いこれらの機材は大体机と同じくらいの高さか、それより上部に載せることになります。このため、どうしても重心が高くなり、棚ごと倒壊するリスクが高くなります。しかも倒れた時の被害が甚大です。重量もあるし、高額なリニアアンプ、重要なデータが入っているPCやハードディスクも棚に入っています。

このため下のような木の板にアングルを組み合わせた倒壊防止策をやってみました。

これを下の写真のように木の板を壁の内部に芯のあるところに長さ50mmほどの木ネジで止め、アングルでスチール棚の最上部を固定します。

アングルは厚みがある剛性の高いもので、ツメの部分は位置の変更時などに簡単に取り外すことのできるように2つの部材からなっています。接続はM8のボルトで長穴の分前後方向に少し位置の修正も可能です。

これでスチール棚は力をいれて前後に揺らそうとしてもびくともしなくなりました。

棚がしっかりと固定されると今度はリグやアンプが棚から飛び出すのが心配です。 そのため、まずはこのような取り外し可能なロープを各スチール棚の前面(上側3段すべて)に渡して機材や書籍の飛び出しに備えました。スチール棚の柱にはアイボルトを取り付けてロープをサルカンを使って接続します。サルカンは100円均一などのものではなく、きちんと耐荷重力のあるものを使っています。装置の前面にロープが来てしまいますが、リニアアンプはPCから制御していますので前面でのアクセスは必要ありませんし、右にあるIC-726はラジオとして使っているだけなので使い勝手の不便さはありません。

リニアアンプの上に載っているDC電源の飛び出し対策については、こんな感じの1mm厚の透明アクリル板とL型アングル、そして鉄の板でL型の飛び出し防止ガードを作ってみました。鉄板の下にはリニアアンプに傷がつかないように、そして滑り防止効果もある薄いゴム足がついています。

こんな感じでスチール棚に設定しました。鉄板自体に電源の前の部分を載せ、スチール棚の上段の棚が抑えになっているので、これでDC電源の飛び出しは防げます。

これでスチール棚周りの対策は完了。

次は自宅サーバーです。 自宅サーバーは防音もかねて納戸のタンスの上に置いていますが、これも地震でタンスの上から落ちないように、まずはタンス自体の倒壊防止策として、L型アングルでタンスを壁に止めた後、その上に載せているサーバーについて対策を行いました。

いろいろとやり方を考えたあげく、下の写真のようにタンスの上にL型アングルを取り付けました。

これだと、フロントのカバーが取り外せないようになってしまいますが、このL型アングルは横方向に回転できるようになっています。L型アングルは回せるようにタンスの上面に少しだけ緩めに取り付けてあります。

これで心配していた地震対策は完了です。

できれば地震には来てほしくないのですが、上の数字(確率)を見ると、自分の希望的観測で現実を見てはいけないということを感じます。やはり事前の対策が必要ですね。

 


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