6月のラマダンとシリア難民


アルジェリアでの業務は今日で完了。

仕事の後、アルジェ市街が見渡せる場所まで連れて行ってもらいました。

iPADのパノラマ写真でアルジェ市街の様子を撮ってみました。 アルジェは美しい港町です。

alger_port

今回、アルジェに来て考えさせられたこと。

アルジェリアは社会主義国なので、貧富の差こそあれ、あまり物乞いの人を見かけませんが、今回日曜にアルジェ空港に到着して、空港を出た後、すぐに違和感を覚えました。 空港までの道路に、空き缶を持って、アラビア語で何か書かれたプラカードを下げた人に何人も会いました。 アラビア語は読めませんが、人に聞くところによると、シリアからイスラム国の迫害を逃れてきた難民だということでした。 家も国も失いかけているこれらの人々が、祖国に帰る日はいつになるのでしょうか。

イスラム圏では、明日、もしくは、明後日から断食月(ラマダン)に入ります。 ラマダン開始後、1ヶ月間、太陽が昇っている間は、食べ物はおろか、水も、タバコも吸えない日々が続きます。 ラマダンは月の満ち欠けの状態からイスラムの天文学者が開始日を決定しますが、毎年少しずつ、前にずれて行きます。 33年で1年を1周するようです。 冬のラマダンは1日のうち太陽が登っている時間、つまり絶食時間が短いので比較的楽なようですが、夏至に近い今頃、6月のラマダンは、北半球では太陽が昇っている時間が1年で一番長いため、今年のラマダンは非常につらいものになるはずです。

シリアから難を逃れてきた人たちにも、ひときわ厳しい夏になると思います。 明日、空港でUnisefの募金箱があれば小額を置いていこうと思います。

 


JA1CTV
旅・海外運用の道

2件のコメント

  • ja1sky

    シリア難民の物乞いですか
    そこに逃げてくる間は大変だったのでしようね
    ラマダン、異教徒の外国人向けの飲食は制限ありませんか
    無事のご帰国をお祈り申し上げます
    さて、来月の横コン、出張は重なりませんよう
    こちらもお祈り申し上げます

  • JH0CJH

    SKYさん、
    ラマダンはイスラム教徒でなければ関係はありませんが、アルジェリアのように比較的厳しい国では、店が閉まってしまうので結果的に同じです。さらに、周りのみんなが頑張って断食している時、一人で飯を食べるわけにはいかないですね。
    横コンもちろん出るつもりですよ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です