ICOMリグ:SSB音声比較
IC7000の音が、とても了解度が高いことに驚いています。
どれくらいの感じか録音して比較してみました。 サンプルとして、取り上げさせていただいた音声は、送信していた局には申し訳ありませんが、無断で録音させていただいております、不都合であれば消去いたします。 この録音は音楽ですが、QSOでの音声会話は、さらにこれ以上に下記の特徴の差が開いているように思えます。
比較対象は下記の3機種です。
- IC706
- IC756PRO2
- IC7000
IC706 : 全体的に帯域の狭さを感じます。 標準の2.4kHzですが、それ以上に狭い感じがします。 またノイズレベルが高く耳につくノイズです。
- 周波数 : 3.5MHz
- Filter BW : 2.4kHz
- AGC : Slow
- NB : Off
- NR : 無し
- Pre Amp : Off
- スピーカー : 内蔵スピーカー
IC756PRO2 : 帯域は同じ2.4kHzですが、低音と高音が増大しています。 IC706よりははるかにいい音になっています。 ただ、シャーという感じの無音時のノイズが気になります。
- 周波数 : 3.5MHz
- Filter BW : 2.4kHz
- AGC : Mid
- NB : Off
- NR : Off
- Pre Amp : Off
- スピーカー : 内蔵スピーカー
IC7000 : IC756 PRO2よりも低音が減りましたが、高音に張りがあって、明瞭度がいいです。 それに加えて内部ノイズが非常に少ない。 初めてIC7000の音を聞いたときの聞き取りやすさは、この内部雑音の少なさだと思います。
- 周波数 : 3.5MHz
- Filter BW : 2.4kHz
- AGC : Mid
- NB : Off
- NR : Off
- Pre Amp : Off
- スピーカー : 内蔵スピーカー
録音データのスペックです。
MPEG-1 Layer3, CBR 44kHz Stereo, 192kbps
音質の差、確かに歴然とありますね!
ソースは、80mSSBの「放送局」ですか?(汗)
DIRさん
はい、そのとおりです。しかし、IC7000の音は、本当に良いですね。聞きやすい音で驚いています。IC756P2に比べると低音域が足りない感じがしますが、おそらくこれはスピーカーのサイズと架体の容量から来るものだと思います。帯域特性がフラットな感じです。内部雑音が少なくて、とても聞き取りやすいです。想定外でした。3.5MHzの音楽を流している局も良いですね。ベンチマーク試験に使わせてもらいました。でも昔のSSBはとてもこんな良い音ではありませんでした。最近の音作りに努力されている皆さんはすごいです。
AMやFM放送バンドの音質もいいですよ。Eスポが出るとロシアや中国のFM放送をよく聞いています(WFMモードで聞けます)。
高級機だと強烈な中波放送の飛び込みを防ぐために、中波の感度を抑えていることが多いですが、7000は高感度です。