奥秩父縦走1


今日は多摩川源流の奥多摩、奥秩父の山を縦走してきました。

目指す山は3つ、「笠取山」、「唐松尾山」、そして「竜喰山」の3座、そして唐松尾山からのバリエーションで「西御殿岩」と呼ばれる岩の展望台にも登らせていただく予定。

朝、2時に車で出発、勝沼ICで高速をおりて、青梅街道で「丹波山村」へ向かいました。 青梅街道の途中から、多摩川源流の「一ノ瀬川」沿いにしばらく車で登っていくと、集落があります。 この先に「中川橋」という橋の近くの駐車場に車を停めました。 時間は4時半。 まだ真っ暗です。 車の中で仮眠。

朝5時半ころになると薄明るくなってきましたので、支度をして出発。

しばらく舗装路を歩きます。 15分ほどで「中島川口登山口」に到着。 ここから山道のスタートです。

最初は、こんなきれいに整備された道を歩きます。

20分ほど緩やかな道を登ると「馬止」という分岐に出ます。 ここを左に折れて「笠取山」方向に向かいます。 この標識、めちゃくちゃ何かにかじられています。 この山はいたるところに鹿がいましたので、おそらく鹿がかじったのでしょう。

紅葉も始まっています。

このルートは前半はとても緩い登りで、とても気持ちのいいルートです。 こんな調子で本当に山頂まで着けるのかと思うほどです。 でも、その分のツケは後からまわってきました・・・・

だんだんときつくなる登山道を登っていきます。 遠くに富士山が見えていました。

登山道が緩やかになったところで「黒槐(くろえんじゅ)」という分岐に到着。 出発してから1時間40分ほどで標準コースタイム通りです。

更に登っていくと木の橋がいくつか出てきます。 滑るので注意が必要です。

こんな水場も出てきます。 多摩川源流水です。

水を補給して更に進みました。

紅葉の季節になりました。

水場からほどなく笠取山分岐に出ます。 まっすぐ行くと「笠取小屋」方向、ここを右に折れて「笠取山」方向に登っていきます。

ここからが急登になります。 先ほどまでの楽な山道とは全く異なる世界・・・・

途中で水が地下から沸いている場所がありました。 このあたりが多摩川源流のようです。

出発してから2時間20分で「水干(みずひ)尾根分岐」に到着。 「笠取山」は右ですが、ここをとりあえず左に行って「水干」という真の多摩川源流に行ってみることにしました。

露岩などもあるトラバースです。

だんだん高度が上がるほど木々も色づいてきます。

「水干」に到着。

この穴のところを、一滴一滴、水が滴り落ちています。 これがいったんこの場所で地下に沈み、先ほどの水が沸いている場所から出てくるようです。 その後「水干沢」、「一ノ瀬川」、「丹波川」となり、奥多摩湖に流れ込みます。 そこから「多摩川」として東京湾まで流れ、全部で138kmの旅になります。

滴り落ちている水が見えるでしょうか?

多摩川源流の「水干」を見た後は、来た道を戻って「笠取山」に向かいます。

笠取山への分岐を登ると一段と厳しい登りです。

細尾根もあるアップダウンをいくつか抜けて行きます。

そしてようやく「笠取山」山頂、標高 1,953 mに到着。 出発してからちょうど3時間。

残念ながら雲の中で真っ白・・・・

少し休憩して、「唐松尾山」に向かいます。

(続く)


JA1CTV
山岳登山の道

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