毛無山


静岡県富士宮市毛無山(JCC#1807, SOTA#JA/SO-019)

今日は以前から登らせていただきたいと思っていた、富士山外輪山の「毛無山」標高1,964mに登らせていただきました。 この山は登った方から聞くととても厳しい急坂の連続で単調な道ということで、真夏はやめておいた方がいいとのことで、秋真っ盛り、天気も良いし、涼しくなってきたこの季節に登らせていただくことにしました。

場所は富士山の西側、朝霧高原からのアクセスです。 朝3時に家を出発し、東名高速で新東名の「新富士」ICで下車。 その後は西富士道路で北上、「ふもとっぱらキャンプ場」が目安です。 以前は無料駐車場だったようですが、今は事前予約要の1000円/1日。 一方で毛無山登山口の駐車場は500円/1日なのでこちらに行くことにしました。 朝4時半に到着、即仮眠。 5時半頃に明るくなってきたので支度をして、6時出発。

登山口の近くに「麓宮」という神社がまつられていました。 いつものように道中安全と世界平和を祈願して進みます。

毛無山近辺では金鉱山として栄えた時もあったようで、金鉱石の破砕機の遺構が残っています。

紅葉の進む山道を歩きます。

地蔵峠方向と、毛無山方向との分岐に出ます。 地蔵峠方面は崩落個所があるようですので、今日は毛無山までのピストンで行くことにしました。 ここは右に進路変更。 ここからが急登の始まりです。

もともと、この山は登るのが大変、急登の連続と岩場の連続という話は聞いていました。 どれくらい大変なのか実際に見てみたい気持ちもあり、以前から登りたいと思っていました。

枯沢を渡って右岸を登ります。

しばらく登ると、「毛無山一合目」の表示が出てきました。 「毛無山」は、この何合目という標識をめどとして登っていくことになります。

聞いていた通り、急坂が続きました。

一合目からすぐにこんな「ハサミ石」と呼ばれる岩場が出てきます。

二合目を過ぎた後に、「不動の滝見晴台」に到着。 案内の看板がレトロ調。 ランプ屋さんの広告付き。

「不動の滝」、2段の滝でした。

相変わらずの急登、ロープ場も出てきます。

三合目を過ぎても、急登・・・

岩場の連続

四合目を過ぎると、広い場所にでます。 着陸はできませんが、ヘリコプターでの救助に使うレスキューポイントです。

この場所で一休みしていると ヤマガラが出てきました。 この鳥も人なつこい鳥で逃げようとしません。 餌をもらえると思ったのでしょうか?

岩場登りが続きます。

五合目を過ぎました。 急坂と岩場登りは変わりません。

八合目を通過、全く変わらない急登、岩場

九合目の手前で「富士山展望台」というところにつきます。

素晴らしい富士山の展望です。

一番下に見える、緑の広いところがキャンプ場で登り始めた場所。

岩場を相変わらず・・・登り続けるしかありません。

九合目を過ぎるとようやく急登も終わって、「地蔵峠」からの合流場所に出ます。 標高は1,920m、駐車場が880m程度だったので、1,000m超の急登の連続でした。

ここからは尾根道の平坦な道になります。

そしてようやく、「毛無山」の三角点に到着。 駐車場から3時間、コースタイム通りです。

記念撮影。 急登の連続で疲れました。

しかし、この場所は実は毛無山の最高地点ではありません。 この先、15分ほど行ったところが最高地点ですので、すぐに先に向かいます。

途中、富士山が綺麗な尾根道を歩きます。

毛無山一帯が錦繍の紅葉です。

こんな尾根道を歩きます。

すぐに、毛無山最高地点に到着。 この岩の上が「毛無山」最高地点、標高1,964mです。 駐車場から3時間20分。

この場所では狭くて無線はできませんので、少し下がった日当たりのいい場所でアンテナ設営。

ダイポールアンテナを久しぶりに展開して運用開始。 やはりアンテナが良いとドカッと呼ばれます。

  • 7MHz CW : 33局
  • 14MHz CW : 7局(台湾1、北米1)
  • 18MHz CW : 1局
  • 28MHz CW : 1局

合計 42 局となりました。

快晴の中での楽しいひと時

1時間半ほど運用し、下山開始。

ハンググライダーが無数に飛んでいました。

地蔵峠方向が登山道の崩落のため今回はピストンで下山です。

紅葉が綺麗です。

下山して駐車場に戻りました。 下山は山頂から2時間半でした。

この場所は有料駐車場でワイパーに支払いの封筒が付けられています。 500円を入れてこの料金ボックスに支払います。 小銭を準備してい行くことをお勧めします。

本日のルート

そして高度と距離です。 1,000m超を一気に登っています。 駐車場からの単調な急登と急下降が良くわかります。 たった9km弱ですが、とても体力を要する登山でした。

秋晴れの一日とても楽しい登山の一日でした。

 


JA1CTV
山岳登山の道

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