3Y0J Bouvet Isl 結果


昨日2月14日のJST12時過ぎに今回の3Y0J Bouvet IslandからのDXPeditionが終了しました。

本日、未明にFT8を含むログがアップロードされました。 私の結果はこんな感じとなりました。

合計4スロットでした。 20mのFT8と10mのFT8も交信できていないかなと期待はしていたのですが、想定通りの結果です。 20mのFT8は挙動が不審でしたので血の通わぬFT8でも何か変だなという感じはしておりましたが、やはりパイレーツだったようです。 10mのFT8 については本物だったと思うのですが、コンディションが不安定で、ピックアップされたものの、73が返らず、再度スクラッチから呼び、30分後くらいに再度ピックアップされたものの、これも73が返らずでした。

少し残念ではありますが、これで念願のブーベとの交信もできて感極まる思いです。 特に今回は運用初日に18MHzでのCW QSOができ、21MHzでの血の通うCW交信が体験できましたし、最終日には何とか30m CWでの交信を実現できたので良かったと思います。

最終日の30mはLong Pathでは難しいかなと思っていましたが、待機していた周波数で聞こえだした瞬間にコールできたのが良かったと思います。 信号はまだ弱い状態でしたが、その時の録音がこれです。 当然クラスタにも載っていない、JAではこの日のパス2局目くらいだったと思います。 最初のコールバックは録音のように「JA1C?? 599」がはっきり聞き取れます。 まさにこの聞こえない文字のタイミングから私のコールぴったしの感覚。 すぐに来た!と思いました。 この「聞こえない符号のタイミング」すらもが自局コールバックの認識に寄与することができるというところがCWの素晴らしさです。 思わずこのチャンスを逃すまいと思いコールサインにRST付きでリターン、そのあと聞き取れるのは「J???CTV TU UP」です。 これも聞き取れない部分の符号は自分のコールサインのタイミングにピッタリです。

この後、いったん聞こえなくなりましたが、1,2分後にとても強く入感するようになり、その時はもうクラスタに上がり、怒涛のパイルになっていました。 すでにこのリターンで確実と思ったため、若干の不安も残りましたが、保険QSOは恥ずべきこと、もう私から呼ぶことはしませんでした。 ログが上がるまでは不安もありましたがConfirmできて本当によかったと思います。

しかし、今日の朝にアップロードされたログで私のログでは疑問点はないのですが、何となく統計データを見ると10MHzのFT8, 14MHz, 24MHzのログが無い、もしくは極端に少ないのでちょっと不思議ではありますが、まだ全部のログアップがされていないのかも知れません。

ブーベ島の地図を見ても北側、西側は完全に90度、しかも海面からいきなり高度1800m~2000mの絶壁です。 どんな景色なんでしょう! 東と南は緩やかに見えるものの、これも海岸線付近は200m~500mの絶壁です。 一部傾斜が緩やかなところで運用したにせよ、高度が低ければ電波も飛ばず、さらに暴風の海さらに海の干満で水没してしまう、そして荒れ狂う天候と寒さの中での過酷な運用、椅子もテーブルもなく何時間、いや何十時間、何百時間にも及ぶ運用、そんなとてつもない苦労が目に見えるようです。 今回ヘリコプターもなく、機材、テント、水、燃料、発電機をよく人力で陸揚げできたものだと思います。

まさに世界中の垂涎の的であったBouvet Islandからの運用、心底楽しめた1週間でした。 今回の絶海の孤島ブーベでTeamの命を懸けた素晴らしい運用に心から感謝いたします。 またサポートスタッフにも心から感謝いたします。 本当にありがとうございました。

 


JA1CTV
DXCCの道

4件のコメント

  • sachi

    お疲れ様でした。昨日って3/14でしたかね?

    • JA1CTV

      お~ ほんとだ。お恥ずかしい 1か月タイムスリップしてました。修正しておきます

  • JM1FVO

    4スロットはお見事です

    お疲れ様でした

    • JA1CTV

      JM1FVOさん
      コメントありがとうございます。 私も世界中のパイルが集まるこの局相手で、ここまでできるとは当初思っていませんでした。(笑)これからも精進します。

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