IC-7610/KX2周波数精度


先日、SOTAの仲間で話している時に私のKX2での周波数が少しずれているようだという話を複数の人からご指摘を受けました。 少し下にずれているということでした。 ということで今日、標準周波数信号発振器(SG)E4400BとIC7610及びKX2との周波数の比較をしてみました。

結果は次の通りです。

まずは次の測定条件で測定

  • RBW: 10kHz
  • VBW: 10kHz
  • Span: 300kHz

E4400B SGの周波数スペクトラム

IC-7610で7.003MHz CWでの送信信号スペクトラム

KX-2で同じく7.003MHz CWでの送信信号スペクトラム

ピークの周波数はどれも7.003000MHzで全く同じ。 RBW10kHzでは判別できないレベルの差のようです。

RBWを少し変えてみました

測定条件

  • RBW: 1kHz
  • VBW: 1kHz
  • Span: 10kHz

E4400B SGの周波数スペクトラム。スペアナでの読み値のピークは 7.002983MHzを表示しました。

IC-7610で7.003MHz CWでの送信信号スペクトラム。スペアナでの読み値のピークは7.002983MHzを表示。

E4400B SGとIC-7610はぴったりと一致しました。 おそらく17Hz の差はスペアナの誤差だろうと思います。

KX-2で同じく7.003MHz CWでの送信信号スペクトラムを測定しました。ピークは7.002950MHzを表示。 KX2では7.003000MHz から50Hz の差、そしてSGと7610との差は33Hzとなりました。 スペアナ誤差が17Hzあるようなので、おそらくKX2のずれは33Hz なのだろうと思います。

KX2の周波数偏移はSOTAの友達から指摘を受けた数字とほぼ一致します。 まあ、これくらいならあまり気にする必要はないかなと思っていますが、時間のある時に周波数調整してみます。

つづく

 


JA1CTV
装備の道

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